勝手読み

2011-08-30 20:45:26 | ヤナバ生活
 囲碁の世界には自分がこう打ったら、相手はこう来るだろうだから上手く行く筈と思い込んで失敗する「勝手読み」なんて言葉がありますけれど、山荘生活最後の日の今日は火曜日なので対局の有る日です。 囲碁会館に行く前に、図書館に立ち寄りました。「東京に戻る時には返却して行く事」そんな条件で作ってもらった図書館利用カードを窓口に返却するためです。所が立ち寄った図書館は閉館していた。 通常は月曜が休館日だけれど、月末の火曜日は特別に休館する日なのでした。 典型的な勝手読みの失敗です。

 明日はあまり暑くならない早い時間に東京に向かう予定なので、図書館の開館時間を待てない。 そこで山荘の鍵を返却するために立ち寄るショージ君の所で図書館利用カードを預かってもらい、返却してくれるように頼みOKして貰いました。 やれやれです。


 そして午後、大町囲碁村会館での碁の対局も、 「最後だから、じっくり良い碁を打とう!」そう思って対局に臨んだ筈なのだけれど、今日もおっちょこちょいな勝手読みで負けになる碁が多かった、 でも楽しかったな。


ここの皆さんとも今日でお別れ、最後に。

僕 : 「明日、東京に戻ります、お世話になりました。」

Aさん :「次は何時こっちに来ますか?」
Bさん :「また来た時には又遊びに来て下さい!」

そんなやり取りして、お別れして来ました。


 兎に角、明日は安全運転で東京の自宅に戻ります。
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猿にもお別れ

2011-08-29 18:43:22 | ヤナバ生活
 山荘に居るのもあと2日だけ、だから僕も帰り支度を始めのだが、今まで秋雨前線でグダグダしていた天気が、 この所2日続いて朝から陽射しが出るようになった。 でもアルプスの稜線は相変わらず雲に隠されていて見え無いままだけどね。

 ところで先日奉納温泉に行った時、「タナカさんが雨男だから、今年は雨が多いじゃねえかや?!」とからかわれましたが、 今年の8月の天気は東京電力に原発事故で懸念された供給能力をオーバーする需要が発生しないように、神様が暑い日を少なくするべく日本列島に雲で日差しを遮り、所によっては例年以上に雨を降らせたからで、 けっして「僕が雨男」だからじゃないと思いますけどね。



 ところで、ここ大町周辺の畑ですが、りんごの実は緑色一色だったのが、茶色いような赤色が大分入り始め、 田んぼの稲も稔って黄色く色付きました、その上空に飛ぶ夥しいトンボの群れも、「秋がもうすぐだよ」としらせています。

 そんな中、帰宅に向けて今日も午前中は軽く便所の掃除、 生ごみ処分、荷物の整理などをやってすごしました。


       新行地区の蕎麦の花

 そして12時前、新行地区の蕎麦屋に出かけて昼食。 その後残り1枚となった葛温泉・高瀬館の入浴回数券を消化すべく往復40kmほど車を走らせて入湯。

 その温泉からの帰り道、道路脇のコンクリート擁壁で休んでいたり樹の上で採食中の猿のグループに出会ったので、車を止めて、猿達にも心の中で別れの挨拶しておきました。 でも猿達は自分たちの世界に熱中しています。 Top写真の左の小猿が右の若者猿に近づいて行ったら、若者の方は「邪魔だ来るな」そんな仕草で突き放していましたっけ。
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「31日に帰るから」

2011-08-28 10:47:46 | ヤナバ生活
 朝飯前の一仕事に暫く前に切れてしまって困っていた階段上の照明電球を交換。 天井の電球カバーを取り外すのに適当な踏み台を探したけれど見つからず、木工用の加工ベンチを工具室から引っ張り出して代用した。一人っきりの山荘の中での作業では、もし転落して怪我をして身動きが取れなくなって、大声出して助けを呼んだって誰にも聞こえず、困った事になる。 そんな場合に備えて携帯電話をポケットに入れて電球交換作業を終えました。

 朝食はチーズトーストを作ってハムを乗せ、セブンイレブンで買ったカット野菜のサラダに青じそドレッシングを振りかけた物を喰う。 食後は、吸引したゴミで膨れ上がっていた掃除機の紙袋を交換、 そして僕が寝室として使用中以外の部屋全部に掃除機を掛けた。

 昨日は台所の布巾や、手ぬぐいや、僕の下着などを洗濯して室内干しして置いたけれど湿度が高くてカラッと乾かなかった。 とにかくここの所嫌になるほど曇り空や雨模様ばかりの天気が続きます。 掃除機をかけ終わった頃には久しぶりに陽の光が当たり始めたので、外に張ってあるロープに生乾きの洗濯物をぶら下げた。

 そうそう、昨日は砂利運びなどをやって汚れた車の室内掃除もやって、囲碁村会館に行く時には、何時も集まる人数分くらいの水羊羹の缶詰をぶら下げて「来週には東京に戻ります」と挨拶して来ました。 図書館へも本やCDを返却しました。 とにかく着々と帰宅に向けての作業を進めています。 

 残る作業は、少し汚した便器の掃除、台所ゴミの片付け、寝泊まりしている部屋の荷物を全部車に積んだ後で掃除機をかけること。 そんな所かな? いやまだ有るぞ、一昨年菌を植え付けた茸(椎茸・ナメコ・きくらげ)のホダ樹、今年の秋には収穫が期待出来るから、車に積むのを忘れない様にしないとな。


 一息ついてから妻にSkypeから黒電話「31日に帰るから」と連絡入れて置きました。
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水が世界を支配する

2011-08-27 09:15:25 | ヤナバ生活
 リビアの首都に反政府軍が入り、カダフィ大佐の首に懸賞金が掛けられたと昨日のTVニュースでは報じていた。 シリアのアサド政権も揺さぶられている、こんな騒ぎが起こる前、今年2月にはエジプトの騒乱でムバラク政権が倒れていた。 そのキッカケは昨年末、チェニジアでの長期政権を倒したジャスミン革命。 こんな現実の動乱の順序とは少し違いは有るものの

 ”・・・なぜなら、もしエジプトで政治的動乱が発生したら、すぐさま中東と北アフリカに引火するだろうからだ。”(スティーブン・ソロモン著 「水が世界を支配する」p350 )

 こう簡潔にあの地域で動乱の発生が予測されていた事を記した本を読み終えたばかりです。 読んだ日本語版の発行日は 2011/7/31、 あまりにも騒乱の連鎖を見事に言い当てているので、後出しジャンケンの可能性は?と思って原著の発行日を調べてみた。
 
  原著タイトル 「Water」 発行日 2010/1/5
これでは ”真っ当に予測されていたんだ” と認めるしかないですね。

 この本は大町図書館の新着本展示コーナーの棚に並んでいたのをパラパラめくりして。イギリスの産業革命を支えた蒸気機関、それに関わったジェームズ・ワットについて書かれたプロローグの出だし3行ほどの文章に興味を持って借りだした分厚い本でした。
 面白ければ400頁を越すこの程度の本だって2日もあれば読み終わるけれど、読み始めにペースが上がらず、読み終わるまで、たっぷり5日間かかりました。 土曜日には返却するつもりで、金曜日の昨日なんか午前中に片付け事を少しやった後は紅茶を入れたカップを片手に山荘の中で読み始め、午後の3時からは大町温泉郷の「薬師の湯」の大広間に寝そべって読み進み、夕飯を食べたレストランのテーブルでも読み、山荘に戻って枕元の蛍光灯を付けてラストスパートをかけて、やっと読み終わりました。

 で、本書の内容ですけど、人間生活に必須な水の、飲料、水車等のエネルギー源、船を浮かべる輸送路などと多方面での活用の歴史、 それを各民族や帝国(ローマ・エジプト・アラブ・モンゴル・中国・オスマントルコ・スペインやポルトガル・イギリスそしてアメリカ等)の栄枯盛衰と結びつけて話を進め、現代のアメリカや経済成長著しい中国やインドの近未来の課題を語って終わる。 言ってみれば水資源を絡めた良質な歴史書です。

 引用した文章の次の節のタイトルは「イスラエルとアラブの水戦争」の5pが続くのだが、あの地域の水資源を巡る紛争がどんな形で始まり推移しつつあるのか、このたった5頁に書かれた内容で良く判ります。 そしてエジプト周辺で発生している動乱の広がりが的確に予測されている事から考えても、「水が中国やインドなどの経済成長の制約になる」との予測に期待もし(そんな期待をしては怒られるか?)、恐れも感じています。
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that day has come.

2011-08-26 07:34:59 | タナカ君的偏見
 アップル社のCEO Steve Jobs がCEOを退くと取締役会に告げた事を伝える記事(日本語版CNN)を起床後の恒例のWeb巡回で読んだ。 その内容は・・・

「私は以前から、アップルのCEOとしての職務を果たせなくなり、期待に応えられなくなった時は、自分から(取締役会に)告げると言ってきた。残念ながら、その日が来た」
と打ち明けた。

「残念ながら、その日が来た」 そんな格好良い言葉はどの様に表現されるのかと英文ニュースを検索してみた。 

"I have always said if there ever came a day when I could no longer meet my duties and expectations as Apple's CEO, I would be the first to let you know. Unfortunately, that day has come,"
Jobs, who becomes chairman, said in a brief letter announcing his resignation. (http://finance.yahoo.com/news)

 かって、レーガン大統領もアルツハイマー症状を自覚してからは、その事を公表して公式の場を引退したと思うが、 其の様に一つの仕事や人生の締めくくりに「残念ながら、その日が来た」と告げて立ち去る人々の姿には格好良さを感じて憧れます。

 翻って日本の社会、上に立つ統治者にそんな格好良さは見られず、我々庶民レベルも「福祉だ人命だ」と云う美名の元に、延々とどうしようもない終末を先延ばしする様な医療に縛り付けられ、横たわったままの人生を「長寿」だとか、なんだとか自慢しているようだが、こいつはどうも頂けない。
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富士尾山の登山口

2011-08-25 09:52:59 | 国内旅行と山歩き
 前線が日本海まで北上して束の間に現れるであろう晴れ間を狙って富士尾山1296mに一人で登ってきた。 富士尾山は穂高温泉郷の背後にだらりとした尾根を南北に延ばしている山で、北の端のピークに三等三角点を置く山です。 麓から山を眺めても山頂は特徴が無く「あそこが山頂です」と指し示すのが難しい。 Webでググって見ると登り口で躓いた記録を結構見かけるし、僕もウロウロして無駄な時間を潰したので、そこらへんを書いておく。

 国土地理院の地図を見ると、登山路に入り込むためには、アートヒルズミュージアムの敷地の西側、別荘地の中のピンク色で示した道を入るのが良さそうに思える。この道のどん詰まりには金網で囲われ水が流れ込む安曇野市の施設が右側にあったので車はそこに駐車した。 しかし登山にはこの道路の1本北側の赤く示した道が正解で、入り口に宿泊施設「せきえい」さんや「アルカス」さんの名前がある道路です。そこをを奥に進んで行くとWeb上の登山記録によく書かれている「温泉施設云々」の施設が出てきます。林道を封鎖するゲートもすぐ右脇にあります。



 鎖で封鎖された林道脇には電柱が立ち、三相の電力線が先へ伸びています。これが2番目の温泉給水施設まで伸びていますので、それを目印にして行くのが良いでしょう。



 2番目の施設の周辺には登山口を示す標識が置かれていました。 そこからの登山路はジグザグを切ったり、木の土留めされた階段、そして温泉の送水管埋設位置を示す頭部が青い杭が打たれた周辺を上へ上へと続きます。 完全に尾根筋に出るとすぐに、満願寺側からのルートが合流します。 そこから山頂へは一本道になりますから迷うことはないでしょう。 ここまで書いた事は山頂から下山して判った事です。登りは地図上に黄色く書き込んだルート(登山路では無い)を登りました。


        山頂から安曇野市方向の眺望

 ところで尾根筋の道は樹木に覆われた道で( 山梨県白州から登る白砂山への登山路の雰囲気に似ています)陽の光を遮ってくれますので、真夏の時期でも暑さはしのげると思います。 しかし逆に樹林で眺望は遮られてたいして望めません。アルプスの稜線は全く見えず、反対側の安曇野が所々で見えるだけです。



そしてこの山はマツタケ等が出るらしく止山、入山禁止の標識の多い事、確かにきのこの時期には遠慮したい所ですね。
コースタイム
09:45 別荘地道路(ピンク線)の奥に駐車、10:15 登山路不明のまま山林に突入開始
11:30 満願寺コース分岐地点、  11:45 馬頭観音石像
13:05 ~ 13:35 富士尾山頂 昼食。
14:50 満願寺コース分岐地点、 15:30 車駐車地点まで下山完了。
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奉納温泉

2011-08-23 22:23:28 | ヤナバ生活
 この温泉の名前を「ブノウ温泉」と読める人はかなり温泉マニアだと思う。 長野県小谷村に有ります。 白馬から糸魚川に向かって高度を下げていく国道148号線、南小谷の駅を過ぎて暫く、奉納温泉の名前が書かれた道路標識に従って右に折れ川を渡り、大糸線の線路を越えると道は登りだす。 そして標高700m付近まで登り返した、どん詰まりの地区が奉納、その奥に一軒宿の温泉があるのです。

 日曜日、そして火曜日の今日と、仕事が休みのショージ君の都合に合わせて、本当は天気が良ければ安曇野の富士尾山に登る計画だったのだけれども、東西に横たわる秋霖の停滞前線の影響で雨また雨の毎日、「山歩きは無理だから温泉にでも行きますか?」と、まだ行った事の無い温泉に行ってみました。

 入湯料金500円、宿泊客もとるその温泉は蕎麦などメニューを掲げた食堂もありました。 温泉そのものは塩っぱい味のする鉱泉で沸かし湯。  湯に浸かって肌の表面を手で撫ぜるとヌルヌル・ツルツル感がするのだけれども、 湯口の肌色に変色した石の表面や浴槽のタイルの表面に触ってみても全くヌルヌルしていないので「おやっ!?」てな感じ。



 ところで、この付近で鳴いていた蝉は昔ながらのミンミンゼミ。 最近は連続音で「ジー」と鳴く蝉が多くて不快な事が多いけれど、ミンミンゼミは子供の頃から聞きなれた、気分の落ち着くリズムと鳴き声でほっとします。 そして蕎麦の畑は白い花が満開、前景にはコスモスも咲いていました。
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極細な家族との絆

2011-08-22 10:34:50 | ヤナバ生活
 他人の孫の顔写真なんて見ても面白く無いだろうけれど、僕のブログの読者の半数近くは満更の赤の他人じゃ無いから、興味が有るだろう・・・ と云うことで3ヶ月に10日ほど早い時期の、お宮参りも話題に登り始めた初孫のお地蔵様みたいな顔写真をUpしておきました。

 こんな写真ファイルを添付したメールを関西に在勤する息子夫婦は時折送ってくれる。 そして、東京に残っている妻とはSkypeやEメールでのコンタクトを週に2・3度、それがヤナバの山荘で一ヶ月以上独りで暮らす僕の、極細な家族との絆です。

 そんな僕を「大丈夫かよタナカ君、 家族から見捨てられないか?」と心配してくれる人もいるけれど、東京に残った妻は妻で、お盆前には顔面を糸で縫うような涙腺排水溝の手術をしてもらったのだが、 抜糸後は早くも友達とハイキングに出かけたり、「トルコ料理の店に歩き仲間と一緒に行ってお酒飲んで来たの」などと一人暮らしに対応した日々を軌道に乗せて過ごしている様子。

 でも、ここでの生活も残す所あと10日程、冷蔵庫の中の食材を片付けたり。 台所の布巾を洗濯したり、 家中全部に掃除機掛けたり、 図書館に借りてる本やCDを返却したり、新規に借り出すのを止めたり。 火・木・土曜日に遊んで呉れた囲碁村会館の人々にお別れの挨拶したり、 あれこれ帰宅に向けて動き出さなくちゃならない時期が迫って来ました。

 ところで、料金の安いSkypeから黒電話への通話は今までも便利に利用させてもらっていましたが、携帯電話への発信が可能な事を知りませんでした。 それがつい先日、黒電話への料金と同じ程度で携帯電話へのダイヤルができることを知って使い始めました。 こりゃ便利で良いわ!
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auだけがお粗末なの?

2011-08-21 16:57:32 | ヤナバ生活
 僕の使っている携帯電話、なんだか来年のいつ頃からか電波の周波数切替え時期には通話が不能になる古い機種らしく、「無料で交換しますから、auショップにお越しください」の案内葉書が留守宅に届いていた(妻からの連絡)。 全国のショップで交換の申し込みと新機種の受け取りは出来るそうなので、今滞在している長野県大町市のauショップで申し込み手続きを先月の末にしておいたのです。 そして一昨日「ご依頼頂いていた商品が入荷しましたので、ご来店下さい」そんなメールが届いた。

 それで、囲碁の対局に大町まで出るついでがあった昨日の昼飯時にauショップを訪れました。 来客が多く待ちリストに記名して待ち始めたのだが、なかなか先客の処理が進まず、僕の番が回ってこない、最初の内は図書館で新しく借りだした本を読んでいたのだが、「何やってるんだよ遅いな・・・」と思い始めて受付カウンターを眺めると、プリンターの所に受付の若い姉ちゃん達3人が集まって、詰まった紙を取り出しては試し印刷をやっている。しかしクチャクチャになった用紙を取り除いて高く持ち上げたプリンターのカバーを重力に任せ「ガチャン!」と音高らかに閉じるそんな作業を何度か繰り返しても、正常な印刷動作をしないらしい。 その内にトナーカットリッジの交換が始まった。 一人がプリンターの中から取り除いたカートリッジを持ち、別の一人はピッタリサイズのカートリッジ回収用のビニール袋を捧げ持ち2人でトナーで汚れない様に作業している。3人目は所在なく側に付いている。 普通プリンターのメンテナンスなんて一人で片付くものだろうと思うのだが、プリンターが糞詰まり状態で、受付窓口の事務手続きが進まないために、全員が寄ってたかって集まって居る状態。 でもプリンターの不調なんて大勢でそれを見守れば早く正常復帰するものでも無いのにねー。

 ちょいとイラ付いて声を掛けてみた。

僕 : 「スミマセンけど、このプリンタが動かないと、客の受付作業は進まないのですか?」
受付嬢 : 「はい、そうなんです」
受付嬢 : 「プリンタが動かなくても承れる内容もございますが、お客様のご用件は」
僕 : 「カクカクシカジカで、携帯を受け取りに来ました」

 そのプリンタの背後には大きなFaxだって出来そうなコピー機も設置されているし、受付デスクの背後、壁で仕切られたバックオフィスにはきっとプリンタもあって、ネットワークで繋がっているんじゃないか? と想像するのだけれどトナーを使うプリンターとしては小型な如何にも安物風のプリンターのトラブルに3人掛かりで10分以上の時間が経過している。

 バックオフィスから出てきた女性が僕の要件を聞いてくれて手続きが始まりました。 僕の想像では届いている申し込んだ商品を受け取ってお終い。 そんな心積りだったのです。

 ところが、「お客様には既に書類を提出いただいていますので、書類を書いて頂く必要はありませんが、この書類をこれからFaxして書類審査を通しませんと、お渡しする機種を使用できる状態にセットアップ出来ません」
「書類審査の返事が戻るまで30分程のお時間を頂戴したい 云々・・・」
「普通20分くらいでOKの返事は来るのですが、今日は週末でお客様が多く、審査部署も作業量が多いと思いますので、少し余裕を見た時間しかお答え出来ません」
「アドレス帳などのデータ移行作業もその審査が通って、新しい機種が使用可能にならないと、作業が出来ません」

 じゃー、使える状態の新しい携帯電話を受け取れるまでに、どれだけ待つ必要が有るのさ? 午後1時から囲碁の対局の始まる時間が迫っている僕としては、こんな話を聞くと「 唖然 !!」とするしか無いですね。 そんなの「先月末に書類を記入して置いて行ったのだから、審査部署にFaxして許可を取る必要があるなら、その作業を進めて置けよ!!」と怒鳴りたくなります。 新たな機種の情報を記入する欄があったとしたって、昨日「受け取りに来い」のメールを出してくれた後で処理する時間はたっぷり有っただろうに。  日本の携帯電話各社全部ががこんな対応なんですか? auだけがお粗末なの?
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隠居の来訪

2011-08-20 06:05:29 | ヤナバ生活
 お盆休みに豪華夕食に招待してくれた名古屋の隠居、その時に「お盆休みが終わると、他の連中は帰ってしまって静かになるから、また遊びに来てちょ」と云っていた。 それで昨日は一緒に昼でも食べようかと、新行地区の蕎麦屋へ行った際に入手したそば粉、山芋などソバの薄焼きを作る材料や、味噌汁の具になる砂抜きしたアサリや調味料など一式入れたダンボール箱を持参して昼飯前に訪れた。

 隠居は軍手・作業着姿で花壇を作るとて庭先で花壇の囲いとなる石積み作業に熱中している所だったけれど、「ああ、いらっしゃい」「一休みするから、中へ入りましょう」と仕事の手を止めてくれた。

 なんやかやとオシャベリしている間に「庭の切って積んである樹、早く片付けたいで、あんたん所で燃料に使う様だったら、これから車2台で運びましょう」そんな話になりました。 広い庭のあちこちには切り倒した材木を一人で持てる程度の長さに伐って積み上げられているのです。 その伐った樹の何本かは木崎湖花火の有った日にも車に積んで貰って帰ったのですが、 しかし薪作りに熱心なショージ君に「こんな樹を貰って来た」と見せた時の話しでは、 「赤松は火力が強く、風呂釜やストーブの燃料にした場合、風呂釜等の寿命を縮める」との理由で積極的に欲しがる風でもなかった。 だから「勝手に沢山持ち帰ったら迷惑がられるか?」とも想ったが・・・ 隠居の「車で持って行ってあげる」の申し出には、「君の所も行ってみたい」そんな気持ちも有るだろうと、 「じゃーお願いします!」と答えました。 

 その伐った樹の車への積み込み作業の際に服が汚れない様にと使わせて貰ったのがの写真の酒屋の前掛け。 隠居の現役時代の商売は酒屋さんだったとか、「それは何枚もあるから、あげますよ!」の言葉に、ありがたく頂戴しました。




 前掛けかけて「さあ、やるぞ!」と積み込み作業を始めたら、隠居からは「あんたの姿勢で力を入れると腰を痛める」「わしは四斗樽を永い事扱っていて足腰は強いで、やってあげるから」そんな風に云われて、積み込み・積み下ろし時の力仕事の大半をやってもらっちゃいました。 なんだか面目なさすぎ >> 俺

 ところで車2台の荷物スペースに積んだって、切り倒した樹は高さ20m近い奴だから、その1本分の一山を積み込むのが精一杯。 庭に積み上げられた沢山ある中の一山が減っただけでした。



 ヤナバの山荘では昼食を作りつつ雑談が続きました。 そして山荘の持ち主では無い僕の知らない内容の質問を沢山受けました。

「何年前の購入か?」
「敷地の広さは?」
「電気の契約アンペア数は?」
「年間に掛かる維持費は?」
「オーム事件の後で警察は来たか?」
「どうしてこんなに樹を茂らせて置くのか?」


 そんな質問に関連して・・・

 「オーム事件の後、警察が来て家の中を見せて呉」と云われたのでOKしたら随分詳細に調べて行ったよ、 とか。

 ここの様に沢山樹が茂っていると、風通しが悪く湿気が高く、家の寿命にも影響するはず、自分のところでは周辺に空間を設けるように樹を切ってもいるし、雨水が滞らないように水はけを良くするよう努力もしている。だから建築後35年経過しているけれど、随分と状態が良いでしょう? なんて話やら。

 「ここはもっと、樹を間引いたり下草を刈った方が良いな」、「しかし、自分の敷地だけやっても効果が少なさそうだ」、 「周辺の皆で協力してやらないと駄目だな」そんな意見を述べたり。 「でもここは脇に沢の水流が有ったりして良い場所だね」と好印象を述べたり、 隠居は色々と問わず語りにあれこれの話をして帰って行きました。
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