昨夜にアップした作業の続き、 朝食後に早速穴明け加工に取り掛かり、 実行したのは良いけれど、 穴明け場所の位置測定をミスしてしまいました。 最終的には小判型に削り直して不本意な完成としました。
それと、 穴明け用の刃物、 被加工物のプラスチック板に刃先が食い込んで手のひらで軽く押さえていたプラスチック板がすっ飛び、 危うく手に怪我をする所でした。 「明るくなってからの作業開始で難を逃れた」そんな気分です。
穴から覗いた水準器
昨夜にアップした作業の続き、 朝食後に早速穴明け加工に取り掛かり、 実行したのは良いけれど、 穴明け場所の位置測定をミスしてしまいました。 最終的には小判型に削り直して不本意な完成としました。
それと、 穴明け用の刃物、 被加工物のプラスチック板に刃先が食い込んで手のひらで軽く押さえていたプラスチック板がすっ飛び、 危うく手に怪我をする所でした。 「明るくなってからの作業開始で難を逃れた」そんな気分です。
穴から覗いた水準器
「買ったまま使っていない工具」そんな工具の一つに大きな丸穴(丸型CNや昔で言えば真空管ソケット取り付け穴)加工を目的とする刃物もその一つでした。
今日は雪の結晶撮影装置に組み込んだ丸型水準器の状況を視認するために直径20Φほどの穴明け加工をする必要が生じて、 「どこかにそんな穴あけ用の刃物が買って有ったはず」と想い出し、 探し出して電動ドリルに取り付けました。 実際の加工は今は夜で暗いから、 あした明るい時間に実行する予定。
加工対象は板厚3mmの白色ポリプロピレンです。
雪の結晶を採取し、 カメラ・レンズの下に置く目的の試料ホルダー。 従来それは「塩ビ板を電動回転ノコギリで外形を切断しただけで完成!」としていた。
まあそれで十分だったのだが、 暇つぶしにトリマーテーブルを自作し、 塩ビ板の外周を滑らかな曲線的な形状となる刃物を用い、面取りをしてみた。
ところで「トリマーテーブル」とは「如何なる物か?」知りたい人はYoutubeで「トリマーテーブル」で検索してみると、多数の動画がヒットして閲覧可能ですから試して下さい。 Top写真が僕が自作したそれです。
トリマーは以前から使っていた
Makita トリマー 3709
刃物は購入したまま一度も使用していなかった
E-Value 超硬ルータービットセット10本組
ギンナン面ビット を取り付けた
面取り加工面
テーブル面は12t ベニヤ板を用い、Makitaのルーターをネジ止めしてぶら下げた。
テーブルの足は今回横倒しにした椅子で代用しましたた(Top写真を参照下さい)。
昨日投稿した記事
試料ホルダー 製作@2025 では、
”基板の外縁部には上部と左右の3個所に両面テープを貼り付け、 そこにポリエチレン製のラップフィルムをピーンと貼り付けます。” とサラッと書いた。
しかし塩ビ板で作った試料ホルダにラップフィルムをピーンと貼り付けるのにはコツがあります。 まあコツと言うよりも貼り付け作業を助ける治具的な物を使用します。 今日はその話です。
僕が今回製作した試料ホルダの収容するケース、ラップフィルム貼り付け作業の際に使う治具機能を持たせて製作しました。
試料ホルダ収容ケース(Top写真)は試料ホルダ2つを収容できるサイズで作ってあります。 その材料はダイソーで販売している 板厚6mmの合板です。
収容ケースは200x300mm の合板を用い、 試料ホルダの上部、 下部にある取手の左右の位置を挟み込む目的で作った部材(オレンジ色で表示)をメインの板材の上に接着してあり、 2個の試料ホルダが収容ケース内部で無駄に動かない構造に作ってあります。
ここで重要なことは合板の厚みが6mm、 試料ホルダーの板厚が3mmで、 板厚に3mmの差が有る事です。
貼り付け作業手順
1. 収容ケースのオレンジ色で識別した板材上の
4個所に両面テープを貼り付ける。
2. 試料ホルダーの3個所(穴の左右と上)に
両面テープを貼り付ける。
3. 試料ホルダを収容ケースの定位置に収容。
4. 収容ケースを床面上に置く
外力が加わってもケースが動かない様に
粘着テープなどで収容ケースを保持。
5. ラップフィルムのケースを
収容ケースの上部に置く。
6. ラップフィルムを試料ホルダから引き出す。
引き出す量は試料ホルダのサイズを超える長さ。
7. ラップフィルムを収容ケース上面に貼り付け。
失敗覚悟でピーンと張る手順を考えつつ
何度かトライして会得して下さい。
8. 収容ケース上に張ったラップフィルムを
試料ホルダ側に転写。
3mm下側で試料ホルダに貼り付けてある
両面テープが待ち受けていてくれます。
指先で押し付けるだけの作業で
試料ホルダにラップフィルムの
貼り付作業は完成するはずです。
蛇足 :
手伝って呉れる人が居れば・・・ ラップフィルムをピーンと貼り付ける作業
治具が無くても簡単に実行出来ます。
試料ホルダを余裕で覆えるサイズにラップフィルムを切り出し、 四隅を二人で持ち、 両面接着テープを貼り付けておいた試料ホルダの上でピーンと張ったままテープに押し付けて接着固定すれば良いのです。
身近に良き協力者が居たら、共同作業で時間短縮が出来てお勧めですよ
従来使用していた試料ホルダー
雪の結晶撮影を成功に導く要素は気象条件・カメラなど色々有りますが、 雪を採取する試料ホルダーも重要な小道具です。 今日はその紹介をします。 Top写真は今まで使用していた試料ホルダー画像です。
そして今年、 従来よりも外形が一回り小さな物を作りました。 そして使い勝手を3月に入ってからの撮影行で確認し、 「使い勝手は従来品との比較で同等以上」と確認出来ました。
小型化した試料ホルダー
その基板は従来と同じ塩ビ板で、 外形(取っ手部分を除外)は 横120mm 縦125mm 穴のサイズは 65 mm x 65 mm です。
基板の外縁部には上部と左右の3個所に両面テープを貼り付け、 そこにポリエチレン製のラップフィルムをピーンと貼り付けます。 最後に片面接着テープを使って、下向き矢印の方向にラップフィルムを引張る形の力を加えつつラップフィルムを取手部分に貼り付けました。
そんな方法で張り渡したラップフィルム、 何も処理しないと、 穴の周囲とラップフィルムの間に微小な空隙が生じます。 そんな空隙が有ると基板を虫眼鏡の様な物で叩いた場合に発生する音は張りの無いぼやけた音になり、 空隙を無くすと、 張りのある高音域の音が響き渡る様になります。
そんな高音が出ると、 ラップフィルムの振動でフィルムに乗っている雪片を弾き飛ばしてクリーニングする事が出来るのです。
その空隙が生じた場合 それをを無くす方法ですが・・・ 指先で穴の周辺のラップフィルムを軽く指先で撫ぜる力を加えることで密着させる事が出来ます。
昨日に発注した40リッターサイズのコンテナBoxが到着。 早速雪の結晶撮影システム10号機を収納してみました。 発注前にBoxのサイズはチェックして選んだ物だから当然だけど、 良い感じでピッタリ収納出来ました。 残りの空間は着替えや防寒グッズ等の収容スペースになります。
車を使用した撮影行の際、 運転席と助手席は通常の座席、 助手席側の後部座席はフラット化してコンテナBoxの搭載および、撮影システムのセットアップスペースとなり、 運転席側の後部座席は撮影時のカメラ操作席として使用することになります。
雪の結晶撮影装置10号機、 先日の長野への撮影行で降雪地でのテストを経てほぼ完成を見て居るのだが、 カメラユニットの中央部に取り付けたクイックシュー周辺には空き地が生じていて、 その有効利用を行えば撮影装置全体のセットアップや撮影終了後の収納作業が容易になる可能性が見えて来たので、 それを現実化してみました。
カメラユニット周辺の空きスペースにプラスチックケースに組み込んだ「照射光源制御回路ユニット」、 カメラに外部電源をつなぎ込む際に使用する「カメラ電源CN」、 それらで使用する「ケーブル類」を収容する変更を実施してみました。
今まで、それらは試料ステージベースユニットの内部に無理やり詰め込んで置いたのですが、 カメラユニットの空きスペースに配置替した事で、 撮影開始準備のセットアップ作業や撮影終了後の収納作業が格段に素早く出来る様になりました。
先日Upした記事 10号機 表面照射光源 不具合解消 で取り上げた不具合解消の具体化作業が完成しました。 その様子を紹介します。
具体化にあたっては丁番の開度を半固定する手法をとして紹介した前回の写真と完成した今日の完成品の写真とは見た目も異なっています。 完成品の方がより良く、スマートな形になったと自負しています。
磁石で吸着させてあったランプを取り外し、 丁番廻りの様子を見やすくした写真です。 実はこの丁番の軸の隙間に接着剤”アロンアルファ”を流し込み、 完全固着する前に何回も開閉を繰り返すことで、「完全固着を防ぎつつ、 軸受部分の間隙を埋める」そんな手法で丁番の開閉時のユルユル状態をキツ目に変化させる事が可能と確認し、採用しました。(もっともこの方法の効果がどの程度持続してくれるか? 未確認ですが、 今シーズンは大丈夫! と期待しています)
丁番の上部から左方向に突き出したL型の部品は丁番の開度を調整する際のツマミの役目を果たします。 そんな物を必要とする程度の「キツ目」状態の丁番になっています。
表面照射光源は試料ホルダー上に在る雪の結晶に対して右斜め上方(カメラの撮影視野を基準)から白色LEDランプが発する光を当てて撮影すると、 雪の白さを強調する効果を期待出来ます。 その際に照射光の角度や方向を微妙に変化させると、 より好ましい状態で撮影出来たりします。 そんな目的のために、 照射光の中心をを撮影領域にたいしてX/Yの2軸で調整出来るように丁番をX軸の変化に対応させ、 ランプ光源の側面に取り付けた強力な円形磁石の吸着力を利用して丁番に取り付けてランプユニットを回転させることでY軸の変化を生じさせています。
ところが、 10号機に使用したX軸可変の役目の丁番の軸はユルユルでチョットした外力で動いてしまいました。 そのため、光源ランプを指で操作して光束が良い位置にセットしたとしても、 指先を離すと寒さでこわばったケーブルの影響を受け、 光の照射位置がズレてしまう困った事が生じたのです。
そして自宅に戻った今日は、 その問題を解消すべく種々対応策を考えて試してみました。
丁番の可動側・下部に発泡スチロール片(写真上部・白色の物)を取り付け、 装置の固定された部位(緑色のプラスチック・シート)に押し付ける力が加わる様な摩擦力で動きを規制する工夫を施した結果、 光源ランプは指先で軽い力で操作可能だが、 指先を離しても丁番はセットした位置からずれない状態を実現できました。
最終的には部材の耐久力などの面から、 発泡スチロール片は適当な厚みのゴム板に変更し、 緑色したプラスチック板部分は別のもっと摩擦力を生む素材に変更してまとめあげる予定です。
雪の結晶撮影装置、 従来の9号機から10号機への移行の主要目的は装置全体を持ち運ぶ際の利便性を考えてのコンパクト化です。
9号機では黄色いプラスチックコンテナにカメラユニットと試料ステージベースユニットの2つを収容し、車で乗せて運んでいました。 それを10号機ではプラスチックコンテナの半分ほどの体積にまとめる事が出来たのです。 これなら自家用車でなくても、 ザックに撮影装置を入れて公共交通機関の利用で撮影地まで移動が可能になるでしょう。
今日はそのコンパクト化の様子を写真でご覧いただきます。
Top写真で黄色いコンテナの右半分に収容されているユニットは9号機のカメラユニット。 左半分の空きスペースから取り出し、 手前に置いた白い包帯様の物で包まれた物がコンパクト化した10号機の全体の姿です。10号機が問題なく使えると確認出来てしまえば、 今後9号機のカメラユニットは不要になります。
これは包帯様の物をほどいた状態の10号機の様子です。 梱包材は腰痛などの際に使用するコルセットだと判るでしょうか?
開梱した部材を組み立てた10号機の様子です。 最終的には更に試料ステージベースユニットの脚部を展開するので撮影装置全体は5cm高くなります。
光学的性能から言えばカメラの位置を基準にすると、 撮影対象の雪をのせる試料ステージ、 背景照射光源、それらの光学的な位置関係は9号機と10号機では全く同じなのです。
オレンジ色に染めたコルセットの右側に並べた物は試料ホルダーなどのユニットです。 これら全部をコルセットで1つにまとまった姿にしているのです。
写真には映って居ませんが、 16日にUpした記事の中の「背面照射光源の光量を制御するユニット」も未だ折りたたんだままになっているユニットの最下部空間に収容されています。
我ながら、「良く作った」 エヘン、エヘン・・・ の気分です。