群馬県・渋川市には小さくこじんまりした平屋建の温泉施設「白井温泉・こもちの湯」が有った。 過去に雪の結晶撮影に訪れた草津スキー場からの帰り道に何度か利用したことが有ったのだが、 その施設は閉館し建物も取り壊されて無くなっている事を隣接していたスーパー・「ベイシアこもち店」を利用(昼食の食材購入)するため、 今年の5月の連休直後に立ち寄った際に知った。
また「地域福祉センターこもちの湯」として百メートルほど離れた近くに市営の入浴施設・地域福祉センター「こもちの湯」として生まれ変わった事も知りました。
そんな訳で「何時かはチャンスが有ったら利用して見よう」との想いを持ったのです。 そのチャンスは想いのほか早く訪れました。 29日からのワラビ採りの帰り道。 何処かに立ち寄る計画も無く、 自宅に帰るだけが目的だった僕達は、 高速料金をケチるため、車中泊した魚沼市から渋川市まで、国道17号を走ったのです。
国道17号に面した「道の駅・こもち」の背後の高台に在る「こもちの湯」の駐車場に到着したのは09:30少し前、 「こもちの湯」の正面玄関付近には利用者の姿が男女あわせて20人ほど見えていました。 「おっ、 これは間もなく開館か?」と想いつつ入浴用のタオルなどを準備していたら、 正面玄関のドアが開放され、 利用者が中に入り始めました。 9時半が開館時刻とは知らずに訪れた僕達ですが、 ジャストタイミングの到着であった様です。
開館時刻での利用者の大半は地元住民の様で、 利用券を購入するでも無く、 持参した利用カードを提示して浴室に向かっていました。 僕達は渋川市民では無いので受付窓口で300円也を支払い利用券を購入し、入湯しました。
開館直後は浴室のカランのほぼ全てに利用客が取り付き身体を洗い始めて居ます。 カランにあぶれた利用者は浴槽に身体を沈めていましたが、 長湯する利用者はほとんど無く、 大半の人は30分経過した10時頃には浴室から退室、 人影はまばらになりました。 僕は長湯の妻とタイミングを合わせるために、 結構長く浴室に居ましたが適当に切り上げ、 休憩用大広間でゴロンと寝そべって休憩となりました。
大広間に隣接した台所には自由に使える湯呑み茶碗が置かれ、 大広間に置かれた魔法瓶には湯が入っていて利用可能でしたので、 車からティーバッグを取ってきて自由にそれを飲み、 休憩を続けました。