初雪の便り@2015

2015-09-29 10:14:04 | 雪の結晶撮影
 北海道の大雪山から、アメリカのシエラネバダ山脈から、今シーズンの初雪の報を聞く様になった。

 70歳を過ぎても雪が降るのを心待ちに出来るのは「雪の結晶の写真撮影」に興味を振り向けた結果です。 2011年の正月に鹿島槍スキー場で滑走中に接触転倒して右上腕を関節の付け根付近で骨折して半年近くも不自由な生活を余儀なくされた。 それ以来 「スキーはもう僕には年寄りの冷や水だ」 そう結論付けてやめることにしたのだ。

 あの時から5年近い歳月が流れ、古希からも1年以上過ぎました。 そんな僕が冬の寒い最中に雪のある地域に車を走らせ、雪の写真を撮影する事に夢中になる。 その事を「いい年して、そんな寒い所に行くこと無いでしょう!」と言う人も居るけれど、 「何かやってみたい事があるのは幸せなこと」そう考えて、 撮影装置の製作や雪の便りを心待ちする今日この頃なのです。


 ちなみに、 冷却ステージの銅板の廻りに薄い発泡材のシートを断熱材として貼り付ける作業も完了しました。
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栗拾い@2015

2015-09-28 21:07:49 | タナカ君的日常
 このところ3日に一度くらいの間隔で栗を拾って来ては茹でて食べている。 今日はその3回目となりました。 とにかく地面に転がり落ちて泥が付着したりもしていますが、 洗って泥を落とせば写真の様に丸々とした立派な栗で、 虫食いも殆どありません。

 拾って食べてあげないと泥の上で朽ち果ててしまう。 それじゃ、勿体なさ過ぎますからね。
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排気ガス浄化偽装@VW

2015-09-27 12:22:54 | タナカ君的偏見
 世界有数の自動車メーカーVW社、 そこが製造販売するディーゼル車に排気ガス規制と燃費性能の数値を誤魔化すための制御プログラムが搭載されていたと聞く。 輸出先のアメリカでその誤魔化しソフトが発覚して規制当局からの莫大な罰金を言い渡され、大勢のユーザーからは訴訟を起こされそうな状況に追い込まれている。 そんなだからVW社の株価も急落して悲惨な状態が発生している。

 それにしても、 検査モードと通常運転操作を識別して検査モードと判定した場合は排ガス浄化性能をUpさせ、 通常運転と認識したら、燃費性能をUp(逆に排ガス性能はDown)させるなんて行為、 それが発覚した場合の悪影響を考えなかったのかね?!

 少なくとも、その実行を計画した責任者、 プログラムにその機能を実装した担当者、検査を実施している部署の人間、 最低でも3名は関わっているはず。

 そんな内部の人間が誤魔化しを公表したら大変な事になる。 内部の人間からのリークが無かったとしても、 他社技術陣の調査だって考えられる。

 経営陣はそんな「誤魔化し技術の実態を知らされていなかった」と言うことになっているようだが、 それで済むはずはないだろう。

 VW社、図体がでかくなり過ぎて、”大男総身に知恵が回りかね” で、 制御不能状態になっているのかな? 日本の製造業の皆さん、 同じ轍を踏まないようにご注意あれ!!
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冷却水の給排水

2015-09-26 21:35:51 | 雪の結晶撮影
 撮影装置5号機は試料ステージを氷水で冷却することは昨日書いた。 その冷却水容器は狭苦しい撮影装置を収容した木箱の中に押し込まれている。 そこに氷水を供給し、 時に排水しなければならないから、 その給排水作業にあれば便利なグッズを見繕って購入して来た。

 給水はTop写真の様に漏斗を使う当たり前の方法です。



 そして、 容器から水を抜くのは、やや細めのビニールチューブを使ってサイフォンの原理で排出する予定。 口でチューブを咥わえて、氷水を吸い出すのは冷たそうだから、 ご覧の様に30ccのプラスチック注射器を使います。

 さて、 画面上部にケーブルクランプが付加されているのに気がつきましたかね? 昨日の写真には有りませんでした。 これもまた、部品を購入して追加したのです。 こんな細かな所に拘りながら、午前中は工作遊び、 そして午後からはこれまた囲碁対局のお遊びで一日が過ぎて行くのです。
 
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撮影装置・5号機

2015-09-25 10:30:58 | 雪の結晶撮影
 雪の結晶撮影装置の5号機がほぼ出来上がった。 特徴は雪を溶かした冷却水で試料ステージを冷却すること。 「試料ステージ・ベース」と「冷却水容器」は銅板で製作してハンダ付けで一体化してある。 冷却水容器に氷水を注入しておけば、 試料ステージ・ベースの温度もほぼ氷水の温度まで冷える予定だ。

 「試料ステージ」は大型の銅製ワッシャーで中心に12Φの穴が開いている物だ。ワッシャー上部にサランラップの様な薄いフィルムを両面テープを使って接着して張り渡す。 このラップフィルムの上に雪の結晶を載せるのだ。 ワッシャー下部はむき出しの銅材のままにしてある。 そして、 試料ステージベースの上にただ載せてあるだけだが、 冷却されたベースの温度近くになって呉れる事を期待している。 また試料ステージのワッシャーにはプラスチックの薄板を取り付けてあり、 そのプラスチック片を指で操作して回転とX/Yの移動を行い、 撮影に適した位置にセットするのだ。

 カメラの視野はステージベースに開けた長方形の穴と一致させる。 この穴の下部にはコンパクトデジカメのモニター画面を上向きにして使用する。 そのモニター画面に表示された画像が背景画像となるのです。

 Top画像では長方形の穴から試料ステージのワッシャーは離れた場所に置いてますが、 撮影の時は試料ステージを長方形の穴の所に移動させるのです。

 Top写真は試料ステージ全体を撮影装置から説明の都合上引き出してあるが、 実際の撮影時の状態は下の写真の様に押し込んだ状態で使用する。


 今後試料ベースの大半の部分と冷却水容器の周囲を薄い断熱材でカバーすれば一応完成です。
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高尾山@23Sep2015

2015-09-24 07:12:24 | 国内旅行と山歩き
 好天が続いた9月の連休も最終日となった23日に高尾山に歩きに行った。 出かける時に妻からは「連休だから混雑してると思うわよ!」と言われたけれど、 別に連休だから出かける訳じゃなくて、 囲碁もなく、ブログも休載日と決めている水曜日だから出掛けたのだった。

 登山ルートは山頂に到達するには一番の楽チンコースの6号路、 この4連休は好天続きだったけれど、 それまでの長雨の影響か? 脇を流れる沢の音は高く、水量も多かった。 そしてまた、琵琶滝よりも手前の登山路左手脇には、いつもなら水溜りのあるだけの小さな祠があるのだが、 そこでも細い塩ビパイプの先端から登山路に水が垂れ流れていましたよ。

 沢山の登山客、学齢期前の子供を連れた家族連れ、 若いカップル、 黄色・白・黒・色んな肌の色した外国人、 今日の高尾山は「山歩きするのは中高年」を忘れさせる多様な年代、グループの人々で一杯でした。

 下りルートには今年初めて、 薬王院・一号路ルートを選んでみました。

薬王院の天狗さん


薬王院 参道


コースタイム :

10:00 JR・高尾駅出発
      六号路~稲荷山コース~山頂
12:10~12:35 高尾・山頂にて昼食
      薬王院~一号路~
13:30 ケーブル下
14:00 JR・高尾駅着

 国道20号に面した肉屋さんで「ポテト・コロッケ」を一枚購入、高尾駅前のコンビニで期間限定発売中のスーパードライ缶ビールを購入して、高尾始発のガラガラに空いている電車の中で、それらを飲んだり、食べたりして気分良く帰宅した。
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膝小僧にイタズラ書き

2015-09-22 11:40:26 | 雪の結晶撮影
 この所、 新宿辺りへ電車で出かける事が何度かあって、電車の中で目につく被写体をついパチリとしてしまう。 今回は小さな女の子を膝に乗せた若いお母さん。 彼女のジーパンの裂け目からは美しい膝小僧が顔をのぞかせていた。 そこにイタズラ書きをしてみたのが、上の写真。

 ところで新宿への用事は雪の結晶撮影装置用製作に必要な部材(銅板や銅のワッシャー)を東急ハンズで購入したり、 オリンパスプラザでズームアップレンズの類を試用させて貰ったり、 雪の結晶撮影時に遭遇している問題への対処方法を教わろうと言うものだ。 その問題とは、撮影前のモニタ画面で見える色彩と、 実際にシャッターを切った後の撮影画像との間の色合いが大きく異なってしまう点だ。 あれこれ聞いた話を、もうじきやって来る2016シーズンに試してみるつもり。



 この写真にある銅板等の材料で作ろうとしているのは、これまた雪の結晶撮影時に使用する試料台。 厚さ3tの平坦な銅板は試料台として使用、 薄い銅板は水の漏れない容器を作り、 その容器と試料台とはハンダ付けして熱的に結合させ、 容器の中の氷水で銅板の試料台を冷やす積りなのです。

 ペルチェ素子を使った冷却試料台の実験も前のシーズンで始めてあるけれど、 動作に必要な電源、 冷えすぎない様にするための温度コントローラーの製作などが必要だ。 その手間を掛ける前に氷水冷却ステージをもう少しきちんとした形で試して見ようと思っているのです。 
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ハッピーマンデー制度

2015-09-21 21:17:07 | タナカ君的日常

 僕の頭の中に「シルバーウイークなる言葉が入って来たのは今年・2015年が初めて」 そんな意識でいるのだが、 何時頃から言い習わした言葉なんだろう? たしかに今年はカレンダー上で4日続きの連休になっていて、 土曜日が休みの人には5連休になるのだから、 5月のゴールデンウィークに次ぐ連休となって、 「シルバーウイーク」と呼ぶのも頷ける。

 しかし、6年前の僕が現役だった65歳になるまで、 9月にこれほど連続した休みがある意識が無かったけどね。 俺が忘れているだけなのかな?

 ハッピーマンデー制度によって、昔の敬老の日(9月15日)を第三月曜日に変更した影響もあって、こんな連続休日が発生したのかな?

 いづれにしろ世間の連休は高速道路なんかの交通渋滞が酷くなってしまうから、 毎日が休日みたいな今の僕は、 車での長距離移動(旅行)にはこんな時期を避けて行う習性になってしまいましたがね。
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安全保障関連法案に思う

2015-09-20 10:23:21 | タナカ君的偏見
 2015年の一大政治イベント、安全保障関連法案の制定。 こいつは僕の理解では、集団的自衛権なるものを認め、おおっぴらに自衛隊が海外での軍事行動を行えるようにするものだ。 この法整備を巡っての自民・公明与党と民主党・共産党の争いが繰り広げられていたが、 なんだか良く判らん有象無象の複数野党を法案賛成にひきづり込んで参議院でも与党側の多数の力で寄り切ってしまった。 この法整備で「国民生活の安定に資する」状態が生み出されたと言えるのか? 

 そんなこんなの騒ぎの中、 それぞれの主張は


 反対側の主張は

1. 憲法違反。
2. 戦争に巻き込まれる。

 賛成側の主張は

1. 集団安全保障体制での軍事行動を行える様にしておくことが、
  日本国民の安全な生活に役立つ。

 と言った所だが、この騒ぎに対する田中君的考えを書いておくことにする。

漠然とした不安 :

 第2次世界大戦へのめり込んで行く過程で「軍部に押し切られた」みたいな話を聞くが、 今回の安倍政権に依る海外派兵へのお墨付きを与える法案を通過させてしまったのだが、 近い将来から今の時代を振り返った時に「あの時にハッキリと反対しなかった優柔不断な国民の一人となる」のかな?

ハッキリとした不安 :

 集団安全保障を考えた場合、その集団の相棒はアメリカが想定されるのだが、 信頼に足る相棒なのか? 「アラブの春」そんな明るい世の中を想起させるスローガンがもてはやされた後に生じた、現在のシリア難民問題なども元を正せば・・・ アメリカや欧米諸国が自分たちの価値観や石油資源等に対いする思惑でイラクのフセイン大統領やリビアのカダフィ大佐を追い詰め殺害し、シリアのアサド政権を潰そうと躍起になっている軍事行動が引き金になっている。

 また現在のアメリカは無線誘導に依る無人機を使った攻撃を世界の各地で行っているが、 爆撃を受けた国々の人からは「彼等は弾の届かない遠隔地の椅子に座ってぬくぬくとしながら自分たちを攻撃をしている」、 「軍事装備的には強力だが卑怯者国家」と見られている。

 そんなアメリカと軍事行動を伴にすることは 「日本も嫌な国」となるのでは無いだろうか。 それよりか、アメリカが日本を本気で同盟国として他国からの攻撃から守る意志を持っているのか? 単にアメリカの軍事行動に必要な経済的な応援や自衛隊の力を今迄以上に利用したいだけでは無いのか?

武力攻撃 :

 軍事攻撃に対して身を守る場合、 その戦場を自国内とするよりも相手国の領域で行う方がこちら側の被害は少ない。 その戦いに於いては「専守防衛」だけでは囲碁の対局でも本物の戦争でも勝利に結びつかない。 それを推し進めて考えて行くと、 さらには先制攻撃なんて選択肢だって想定される。

 今現在の憲法九条での戦争放棄の規定、 それを自民党・安倍政権に適当な解釈を行う事を許しちまった。 それは「今後の禍根になるんだろうな・・・」 そう想いつつも、 毎日毎日囲碁の対局にうつつを抜かして老後を過ごす僕なのだ。
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飽食の日本ならではの風景@保育園

2015-09-19 17:48:33 | タナカ君的日常
 18日の金曜日に保育園で園児達との触れあいイベントがあって出席して来たのだが、 一番印象に残った事は給食の時の様子だった。 一枚のプレートの上に盛りつけられた食事は年齢毎のクラスに応じて量は違えてあるのだろうけれど、 同じクラスの場合はほぼ等量の主食やおかずが盛り付けられていた。 全ての配膳が済んで、 「いただきます!」の挨拶の前に先生が子供たちに「量を減らして欲しい人はいますか?」と聞くのだった。 それに応じて園児たちは「ヘラ・シテ・クダサイ!(減らして下さい!)」とリズムを付けた口調で口々に申し出るのだった。 先生は何を減らして欲しいのか聞きながら、手にした空のプレートに園児たちの指定する物を移して量を減らしてあげているのです。

 まあ、 保育園児の年齢では早生まれの子と、そうで無い子供の発育状態は随分と差があるのだから、 食欲も違いが出て当然。 だから「食べ切れない」そう思ったら量を減らしてもらう。 それは至極合理的に感じた僕ではあったが、 僕が保育園や小学校に通っていたころ、 給食の「食べ物の量を減らしてもらう」そんな事をした記憶が無いのだ。 パンなど残れば(残らないけれど)家に持ち帰れば良かったし、 あの頃は家庭での食事の量が充分ではなかっただろうし、 給食の食事の量だって必要最小限だったのかな。

 だから「ヘラ・シテ・クダサイ!」と申し出る子供達を見て、「食べ物がふんだんにある、 現在の日本ならではの光景だなあ~」と感じた出来事でした。


 ちなみに先生に聞いてみました
「ああやって取り分けた食べ物は、どうなるのですか?」

 そしたら、 一応食べ終わった後で、「もう少し欲しい」と申し出た子供には追加してあげるのだそうです。

 僕達も園児と同じテーブルで同じメニューの昼食を戴いて帰って来ました。


 お馬鹿な男の子たちは変な顔をして
 写真を撮らせてくれました。
 当然、我が家の孫も入っています。
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