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針状結晶ばかりで2025年のシーズン終了

2025-04-02 12:47:17 | 雪の結晶撮影

画面一杯に針状結晶

 「強い寒気の到来で関東地方にも雪」そんな気象予報の言葉に釣られてパルコール嬬恋スキー場(標高1400m)近くに出かけて来ました。 3月31日夜に現地の宿に投宿、 4月1日早朝5時半に起床して玄関先の木製ベンチに薄っすら乗った降雪に結晶の存在を認め、 撮影に取り掛かりました。

 

玄関先の木製ベンチに乗っていた降雪

 

 

 まずは朝食までの降雪状況ですが、 ほとんど全てが針状結晶ばかり、 それも降雪の密度が少なくて試料ホルダ上に乗る雪はかなりバラけた状態で採取出来ました。

 8時からの朝食を済ませ、 第二ラウンドの撮影に取り掛かりましたが、 降る雪の大半は針状結晶のままでした。 

 

 極まれに雲粒まみれの六花の結晶も混じりました。

 

アラレ状態の雪の脇にも針状結晶

 

 とにかく「空中を落ちて来る雪の状態をみて大きめサイズの物が落ちて来たか?」と想って採取してみると、 針状結晶が高密度に集合して出来たぼたん雪。

 流石に撮影に飽きて来てしまったし、 11時近くなると車の装備品の外気温計が示す温度も+2℃となり、 試料ホルダー上に乗った雪の融解時間も短くなました。    

 それで11:30から撤収を開始し、 帰路に着きました。

 今回が多分本当の今シーズン最後の撮影行となることでしょう。 

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寒冷渦に伴う東京での降雪@19Mar2025

2025-03-19 18:05:29 | 雪の結晶撮影

巨大サイズのボタン雪の中に六華の樹枝状結晶が1個だけ見えているのが判りますか?

画面上部・左右の中央付近に有ります

 

 昨18日に嬬恋スキー場から帰宅する時点でウエザーニュース等の気象情報では

”明日18日(火)〜明後日19日(水)は上空の強い寒気を伴った低気圧 “寒冷渦” が本州付近を通過します。九州から東北南部を中心に広い範囲で雨や雪が降り、局地的な強まりや雷、霰(あられ)などに注意が必要” との情報が流れていた。

「寒冷渦」とやらが「接近する場合の降雪はどの様なものか?」興味があったから「延泊してみようか?」の気持ちもあったけれど、 晴れて陽射しがあり車の走行に全く支障が無い道路を走り、18日のうちに帰宅したのです。

 そして19日・午前8時頃、 立川では大きな雷鳴を響かせながらの降雪があって、 10時頃までボタン雪が降り続いた。 それは多くの雪の結晶が絡み合って一つの大きな雪片として降って来るのですが、 今まではそれを積極的に撮影対象とした事は有りませんでした。

 今朝は昨日車から下ろし「雪の結晶撮影装置」が箱詰めされたままの姿で室内にありましたから、 ベランダにそれをセットし、 採取直後から融雪する過程等を見物してみました。 

 

 百円玉との比較した写真です、 これを見ると「差し渡しは10mmをゆうに超えるサイズ」と判ります。  しかし、空中を浮遊する降雪を見渡すと大きな物はコインのサイズを超える物がある様に見えました。

 そして融雪の過程を撮影した写真を眺めると、水滴となった部分の中には「明らかに結晶化した雪の断片の特徴を見せる形状の存在が確認出来ました。 

採取直後の牡丹雪・拡大

 

融雪の進んだボタン雪・拡大

 

「なるほどね、ボタン雪は雪の結晶の集合体なんだな!」と納得して、 今日のお遊びはお仕舞いです。

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雪の結晶採取方法 地面に積もった雪を空中に散布

2025-03-18 22:00:53 | 雪の結晶撮影

空中散布して採取出来た雪の結晶

 

 南岸低気圧が関東を通過してしまったタイミングの昨日、 嬬恋スキー場近くの宿に出かけ、 昨日の午後と今朝の早朝に雪の撮影にトライした。 

 

 宿の屋外階段のステップに乗っていた降雪(アラレ)の様子

 昨日現地到着時刻は午前10時半頃、 降雪の状況は思わしくなく、 降雪はあったものの、 大半はいわゆるアラレ状態の雪ばかり、 宿の駐車場に置いた車の中に撮影装置をセットアップした後に撮影装置の冷却やら、 降雪状況の改善を待って24時間入浴可能になっている大浴場の湯に入り暇つぶし、本格的に撮影を開始したのは午後の3時を過ぎてからとなった。

しかし昨日の夜8時頃までの降雪は雲粒べったりの雪であったりして美しい雪の結晶には出会えませんでした。

 

 

陽が登った今朝の風景 左下が僕の車

 

 そして今朝、 太陽が登った様子を感じて外に出てみると非常に細かい粉雪が風に吹かれて流れている様子。 とりあえず防寒具を身に着けて室内に保管しておいたカメラやバッテリーを車の撮影装置に組み込み、 撮影を開始しました。 しかし空中を漂っている雪は微小な粉雪、 美しい形の結晶では有りませんでした。

 

 しかし、 雪面を見ると、 大きなサイズの結晶が光を反射して「僕達、ここに居るよ!」と呼びかけて居る様子が見て取れました。

 

雪面に有った雪を空中散布して採取した雪の結晶

 

 そこで雪の結晶採取方法を変更しました。 地面(雪面)に着地している雪の表面を雪払いブラシのブラシの反対側に付いている三味線のバチ状の部分を使って掬い取り、 それを空中に向かって放り上げ、 バラけて落ちて来る雪を試料ホルダに張り渡したラップフィルム面で受け止める方法を試しました。

 

試料ホルダの周辺塩ビ板部分の上に乗った雪の結晶

(背景画像照射光源ランプからの光は遮られた状態です)

 

 経時変化で結晶の形崩れは生じているものの、立派な形の結晶も採取出来ました。 その作業が結構面白くて、 朝食開始時間の8時まで撮影を続けました。

 朝食後は撮影装置の後片付け作業を済ませ、 大浴場での入浴で身体を温めてから帰途に着きました。

 下山途中で見えた浅間の噴煙は北側斜面に向かって流れています。 北上して去ってしまった低気圧に向かって吹く風の影響でしょうか?

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2025年シーズン最後の撮影行

2025-03-17 19:54:52 | 雪の結晶撮影

 三日前の記事で新規に作った試料ホルダーを紹介した中で、

*********

撮影機材のコンパクト化目的に作りました。

採取エリアの横幅が現用の物より

15mmほど狭いです。 実用になるか?

  来シーズンに試してみます。

*********

 

 と書いたのだけれども、それからたったの三日目の今日、 嬬恋スキー場近くの宿 「ら ルーナ」さんに出かけて来てしまいました。 

 少し小型に作り直した試料ホルダーは、 ラップフィルムを張り終えてから、 塩ビ板製のホルダーの縁を手にした虫眼鏡で叩いてみたら、 見事にハリのある澄んだ小太鼓の如き音色を発してくれました。

 周辺の塩ビ板を叩いた衝撃で、 張り渡したラップフィルムが大きく振動して発する持続音です。 その振動の振幅が大きく、また周波数も高ければラップフィルム上に乗った不要な雪を弾き飛ばして除去(クリーニング)する事が出来ます、 従来の試料ホルダーでも、 そんな方法での雪くずのクリーニング手法を取り入れていましたので、  「その効果は如何ほどのものか? 」来シーズンまで待つなんて出来ない気分が強まっていました。  それに16日には「南岸低気圧」の接近に相当する気象条件となるらしく、 17日では手遅れかも知れないが・・・ 「それなりの降雪も期待出来るかも」と勝手な理由を付けて、 「今シーズン最後、納の雪の結晶撮影行」に出かけて来たと言う訳です。

 

 雪の結晶の撮影目的からすると今日はアラレ状の雪粒や結晶の形が成長不十分な降雪しか見られず残念な状況ですが、   ラップフィルムの振動で雪くずを弾き飛ばしてフィルム面をクリーニングする効果を確認する目的には十分な降雪は有りました。 

 今、 夕食を済ませてこれを書いていますが、 今夜の撮影は諦めて早めに眠る事にします。 明日の朝、 目を覚まし、 良い状態の降雪が有ったら撮影にトライしてみます

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雪の結晶採取 試料ホルダーの変遷

2025-03-14 20:08:06 | 雪の結晶撮影

 雪の結晶を撮影する時、 僕は試料ホルダーと呼ぶ道具を手に持ち、 それを降雪の中に差し出して雪がホルダーの上に乗るのを待ち(降雪の状態によるが3〜10秒間)虫眼鏡で適当な雪が乗っているのを確認し、 撮影装置のカメラのレンズの下に挿入して、 フォーカスを合わせた後にシャッターを切っています。

 雪の結晶撮影を趣味とするようになってから、 かれこれ10年が経過した中で、 結晶を採取する方法は幾つかの変遷を辿って来ました。 今日はここ5年間ほどの間に変化した試料ホルダーの話をします。

 

 Top写真に3種の試料ホルダーを並べて見ました。

 

1. 左側のそれは縦29cm 横幅11cm

  厚さ3mmの強化板ガラスで特注したものです。

  撮影現場に到着後、 ガラス板の温度が外気温

  まで冷えるのに時間が掛かる欠点が有りました。

 

2. 右側・下は現用の試料ホルダです

  塩ビ板の中に角穴を明けた物で、

  ポリエチレンのラップフィルムを塩ビ板に

  両面テープを使って貼り付けてあります。

  撮影現場の外気温がー2℃以下なら

  撮影に使用可能です。

 

3. 右側・上は 今日製作した新しい

  試料ホルダーです。

  材質は2項と同一の塩ビ板です。

  まだラップフィルムは貼って有りません。

  撮影機材のコンパクト化目的に作りました。

  採取エリアの横幅が現用の物より

  15mmほど狭いです。 実用になるか?

  来シーズンに試してみます。

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パルコール嬬恋で撮影@4~5Feb2025

2025-03-06 20:01:10 | 雪の結晶撮影

 南岸低気圧接近に伴う降雪を期待して、パルコール嬬恋スキー場近くの宿「ら・ルーナ」さんに宿泊して撮影した写真をUpしました。

 画像は全て Chromebook PC と Photo Editer アプリで編集した物です

 

 撮影開始間もない時間帯、温度低下不十分でカメラの下で融解進行中の結晶

 

 

 

 

針状結晶 夜8時〜11時に掛けて、 針状結晶のショータイムが続いた

 

もしかしたら超細長い筒状結晶?

 

 

 

強烈な雲粒の付着

 

六華・針状・小さな角板型の揃い踏み

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嬬恋村の宿 「ら・ルーナ」さん 

2025-03-04 20:13:49 | 雪の結晶撮影

標高2071mと表示した 地点はゴンドラ終点近くに在り、

徒歩10分程で、 北アルプスの山岳展望が可能な地点です。

 

画面右側の赤い目印で高原のホテル ラパン」と表示された地域に利用した宿(ら・ルーナさん)はあります。

 

 今回の雪の結晶撮影行は、 嬬恋バラギ高原 コテージ 「ら・ルーナ」さんに宿泊して撮影にトライしています。 宿では各コテージの入口ドア近くに専用の駐車スペースが設けられているので、 車をそこに置き、 車内に撮影装置をセットアップして撮影に専念する体制を整えたのです。 しかし昨日は良好な降雪に恵まれないまま、 降雪は止み空は晴れてしまい、 ガッカリの一日でした。

 しかし延泊しての今日は午後3時から降雪が始まり、 降る雪は南岸低気圧の接近時の典型的な降雪パターンを示しています。

 角板型、 筒状、 針状、 六華、 と時間の経過とともに主役級の結晶の形や混在状態が変化する降雪となっています。 3時から始めた撮影は5時50分で一旦中断し、 6時からの夕食を摂り、 今は腹ごなし休憩中してブログ記事を書いているところです。

 休憩後、 撮影を再開し、 できるだけ沢山のシャッターを切るつもりでいますが、 何時頃まで体力が持つか? 適当な所で切り上げます。 写真は帰宅後に編集してUpしますので、 公開は6日以降になるでしょう。

 ところで降雪が始まらなかった今日の午前中はスキー場のゴンドラで山頂駅まで運んで貰い、 そこから10分ほど歩いて到達出来る場所から妙高山や黒姫山、 さらに遠く、 北方の白馬三山から南に連なる北アルプス北部の見事な展望を味わって来ました。

 そのゴンドラや北アルプスの山並み展望した地点や宿の場所を含む地形図をTop画像におきました。 

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今日の東京方面での降雪の原因は南岸低気圧まがい

2025-03-03 19:48:05 | 雪の結晶撮影

 2月3日の今日、 東京方面でも降雪予報が出ていたのを見て、 僕は勝手に「南岸低気圧の接近による関東南部地域での降雪」と思い込み、 「雪の結晶撮影には良い気象条件」と即断して嬬恋村のスキー場近くの宿の確保をして出かけて来た。

 確かに東京でも雪が降り、 草津そして嬬恋村でも雪が降ったのだけれど、 気温の低下が思わしくなく、 雪が積み重なって出来る「牡丹雪状態」であると同時に長野原付近での降雪はベチャベチャに湿った雪だった。 高度が徐々に高まり、 パルコール嬬恋スキー場近くの宿に到着した時には雪の粒もサイズが小さくなり、 撮影に期待を持ったのだが・・・ 3時少し前から雪は降り止み、 午後4時には雲の切れ目から陽射しが差し、 青空が広がってしまい、  結局美しい雪の結晶写真は撮れずじまいの一日になってしまいました。 

 

  TVのニュースやPCでチェックした気象情報では明日夕刻からは僕が期待する南岸低気圧の接近による降雪の予報となっていると同時に、 宿も延泊可能の様なので明日も泊めてもらい、 もう一日撮影にトライする事にしました。

 そんな訳で、 今日は雪の」結晶写真のUpは有りません。 残念!

 

 ただまあ、 撮影装置10号機の完成度が高まった事に自信を持ち、 9号機のカメラユニットは自宅に残置し、 10号機単独の撮影にトライ出来た事で「今日は満足」としましょうか。

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寒さの中 10号機動作チェック @19Feb2025

2025-02-21 22:34:20 | 雪の結晶撮影

試料ホルダーに舞い落ちた雪の状態

 

 19日〜20日にかけてヤナ場周辺のスキー場などで雪の撮影にトライしました。 目的は「寒さの中で撮影装置10号機の動作チェック」です。 撮影は可能と確認出来たものの、 改良すべき不具合箇所も見つかりました。 自宅に戻ったら、そんな要改良点の対処のDIYで良い暇つぶしが出来ます。

 雪の結晶そのものの写真は自慢出来る出来栄えの絵は撮れませんでした。 降雪はいわゆる粉雪状態が大半で、大きく美しく成長した雪に出会えなかったのです。そんな画像ですがUpしました。

Top写真の視野中心に在る小さな雪の結晶を拡大

 

 

 

 所で今年は2月になってから日本各地で大雪が降っていますが、 ショージさんの山荘の屋根に乗った大雪の状態、 TVアンテナを雪から守る仮設の小屋を押しつぶしそうな雪など、とんでもない状態になっていました。 それらは自宅に戻ってからの記事でUpします。 それから今回世話になったショージさんの家で「最近のタナカさんのブログ、 文字が小さくて読む気が起こらなくなったよ!」との意見を聞きましたので、 今日からブログ記事のフォントを元の大きさ 5 (24px) に戻しました。

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撮影場所としてのパルコール嬬恋リゾート・スキー場

2025-02-09 11:34:25 | 雪の結晶撮影

デイパックの生地上に落ちた日差しの中の飛雪 

 直径 約 3 mm TG3 カメラ 顕微鏡モードで撮影

 

 70歳を過ぎてから、雪の撮影を趣味の一つにした僕、 今までに撮影のために訪れた各地にたいする感想を書いてみます。

 

富士・河口湖 :

 我が家から一番近くて便利な撮影地、しかし今までの経験では

 結晶表面に細かな雪粒(雲粒)の付着が多すぎて気に入らない。」

 

群馬県内のあちこち (水上周辺、三国峠、老神温泉、菅沼 etc) :

 撮影を始めて初期の頃はこれらの地域に出かけていたが、

 あまり美しい雪には出会えなかった。

 その原因は気象条件的に言えば「雪が降る」との予報だけに頼り、

 強風などの不都合な条件に無頓着であったかもしれない。

 

ヤナ場・山荘周辺 (山荘、 爺ヶ岳スキー場、 鹿島槍スキー場 etc)  :

 条件が良ければ美しい雪に出会えた。 ただ意外とチャンスは少ない。

 

草津スキー場(標高1000m) :

 草津ユースホステルに2月〜3月の2ヶ月間、居候する体験を得た。

 そして、良い雪に出会えるチャンスは多くないと知った。

 また、 草津区域では南岸低気圧が通過するタイミングが

 撮影に好適となる事を知った。

 また僕の撮影システムでは気温がマイナス2℃を下回らないと

 撮影が難しいと知った。

 

朱鞠内湖(北海道) :

 NHKの特集番組で結晶化した雪がザラザラと降る地域としり訪れた。

 間違いなく、 六華の結晶に出会えた。

 しかし、 2泊3日の体験でしか無いが、 結晶の形が単調で飽きて来た。

 

旭川空港付近

 直径7mm ほどの大きな結晶に初めて出会った。

 霧の発生で東京便の到着が危ぶまれた気象条件だった。

 

万座スキー場 (標高1600m)

 標高が高いだけ草津よりも気温が低く、

 撮影可能時間が永い(融解に伴う型崩れしにくい)

 まだ実際の撮影行は2回だけ、

 そこに至る道路の通行料金(往復1200円)が痛い!

 

パルコール嬬恋リゾート・スキー場(標高1400m)

 菅平地域東端の四阿山の東斜面に広がったスキー場、

 大きな駐車場とホテル・レストラン有り。

 過去にヤナ場や万座の帰り道に場所を知るために訪れた際、

 日差しが注ぐ中でも、山頂が雲に覆われた四阿山方面からの

 良型の飛雪を見た事がある。 (Top写真)

 今年に初めて撮影装置を積んだ車で撮影に出かけた。

 今後はメインの撮影地となるかも知れません。

 

  パルコール嬬恋スキー場で雪の撮影

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