柿のヘタ

2016-10-31 11:04:34 | タナカ君的日常
 渋柿を吊るして出来上がった干し柿を食べる日々が始まった。 軒下にヒモに吊り下がった柿を鋏で切り離して 「美味しく出来た・・・」 と思いつつ食しているのだが、 紐を結んでいたヘタの部分に眼が向く様になった。 T字型に整形した枝の先端に在るヘタの厚さは1mmほどで、 乾燥したそれはベークライトの様な硬さを感じる物になっている。
 このほぼ四角形のヘタの周囲には緑色で葉っぱと同じ様な材質の物が縁取っているのだが、 皮を剥く際に邪魔だからむしり取ってあります。


 柿の実がくっついていた側がこの写真。 なんだか「子宮内部で赤ちゃんに栄養を供給するへその緒の胎盤側もこんなんじゃなかろうか?」 そんな想いに捕らわれます


 
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6号機の解体とセットアップ

2016-10-30 12:06:47 | 雪の結晶撮影
 居間に工具をおっぴろげたまま、 延々と続けている撮影装置6号機の取りまとめ作業。 妻の目には「もういい加減で終わりにして欲しい」 そんな表情が強く滲む。 そんな作業中に収納ケースに納めたデジカメを「2度ある事は3度ある」 の喩えを遥かに超える6回も床に滑り落とした。 椅子に腰掛けた状態で手にしたケースを何気なく傾けた時にケースから滑り落ちたのだった。  80cmに満たない高さからの落下だったから、 デジカメのケースには凹み傷が付いものの、 デジカメに機能不全を生じるほどのダメージを与えずに済んだ。 しかし「落下防止策を講じないと、いつかデジカメが壊れてしまう」 と思い、 カメラのハンドストラップを小型カラビナでケースに固定するまでになったのだ。

 2段重ねされている上部のデジカメは幅の広いゴムテープで白いプラスチック製の収納ケースごとぐるぐる巻きにしてあります。 これも安定したパッキングのための知恵です(猿知恵かもしれません)。

 そして、 流石にそろそろ、 持ち運びを容易にするための作業は終了させようとおもい、 そのフンギリをつけるために、 解体から撮影状態へのセットアップまでの様子をGIF動画でまとめてみた。 



パッキングされた6号機
解体 >> セットアップ GIF動画


 GIF動画は僕のPCでは2秒弱のタイミングで画面が切り替わりますが、 動画作成ソフトによるタイミング設定数値よりも10倍近い値を与えてのもの、 「他の方のPC環境でどうなるのか?」 判りません。
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吊るし柿試食@2016

2016-10-29 09:23:14 | タナカ君的日常
 写真は干し柿を縦方向に包丁を入れて、 内部の様子を見たところ。
中心部は完全には乾燥せず、 ドロリとした状態


 10月15日に樹から採った渋柿、 東京に持ち帰り、 天候の回復するのを待って皮を剥き、 紐に結んで吊るし始めたのは20日の事だった。

 そして屋外に吊るしてから8日経過した昨日、 未だ柿の内部には柔らかな部分があるのを感じつつも、 内部の様子を見たいのと、 食べられる状態になっているか確認するために試食した。 試食の結果ですが、 渋柿の渋味は全く消え去り、 甘い吊し柿が出来上がっていました。

 10個/一連の吊るし柿、 棚から外す時に 「見かけが随分小ぶりなったなあ」そして 「随分と軽くなったなあ!」 と感じました。

 台所の秤に乗せて計ってみると、 10個纏めて330グラムほどになってました。  皮を剥く前の1個の重さは 140グラム 程度の柿でしたから、 屋外に吊るして置く事で水分が飛び、 重さが1/4~1/3程度になったのです。

 これから暫く、 おやつ代わりに干し柿を食べる日々が続きそうです。
 
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LGー1 改造

2016-10-28 10:50:51 | 雪の結晶撮影
 顕微鏡モードを持つOLYMPUSのデジカメTG-3、 そのアタッチメントに LG-1 なる LEDライトガイドがある。 先日そのLG-1の改造について少し触れたが、 今日はその詳細が判る図を載せた。



 改造の目的は全周が光源となるライトガイド LG-1 の光の3/4ほどを遮光して、 撮影対象に対して左斜め上方からの光を利用しようとするものだ。

 遮光するための C型した部材は大型のペットボトルのキャップを加工した物だ。 それを LG-1 の中心部に保持するために透明プラスチック素材の食品トレーから切り出した薄い板を加工して C型リング保持板 とした。 その保持板とC型リングはホットメルトガンを使って何箇所かで接着した。

 C型リング保持板の LG-1への固定はセロテープを使用した。
 
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三百名山・登頂間近な山仲間

2016-10-27 11:38:12 | タナカ君的日常
 つい先日、僕の古くからの山仲間のFさんは、 三百名山の内の299座を登り終えた。

 残すは尾瀬ヶ原の西端にある景鶴山を残すのみとなっている。 彼は僕よりも何歳か若いのだが、 定年退職後のアクティビティには目を見張るものがある。 完全リタイアを記念してのイベントは鹿児島県の佐多岬を起点に北海道宗谷岬までの歩き旅を何回かに分けて完遂した。 その際の宗谷岬への最後の短い区間のウォーキングを共にしたのだった。

 今回の三百名山登頂の際にも喜びを分かち合いたいと、 同行を申し出ているのだが、 「本当に同行する事を喜んで受け入れてもらえるものか?」との危惧もある。  なにせ体力差は歴然としていて、 僕なんかがくっついて行ったら、 行動の足手纏いになるのはハッキリしている。 それは近年の群馬県・子持山、 新潟県・明星山登山などで明白なのだ。

 彼の計画では 「景鶴山・登山の実施時期は藪漕ぎ負担の少ない来春の残雪期」、  「竜宮小屋あたりに泊まって、 雪が流れを覆って居てくれることを期待してヨッピ川の流れを横切り、 景鶴に直登する」 と言うものだ。 天候さえ問題無くて日帰り登山の軽装であれば、 標高1400mの尾瀬ヶ原から標高2004mの景鶴山への往復は今の僕でも可能と思っているが、 途中の天候悪化、 それを想定してビバークの装備や予備の食料準備などを要して荷物が重くなるとすれば、 登るペースを随分落として貰わなくちゃ歩けないことでしょう。

 そんな状況を踏まえて、 彼が「一緒に景鶴山に行きませんか?」 と言ってくれるなら、 喜んで同行したいと考えている。

 ついでの事に、 「残雪の状態に依っては渡れるか渡れないか判らない・・・」 そんなヨッピ川横断ルートは止めて、 「鳩待峠から至仏山~日崎山~大白沢山~景鶴山なんてルートはどうだろう?」 と提案してみたい気持ちも無くはない。

 そんな事言うと 「オイオイ、 さっきまで自分の体力の無さを心配して居たのは誰だ?!」と言われそうですが・・・ 「初日に至仏山を越えて 日崎山辺りの斜面に雪洞を掘って一夜を過ごし、 2日目に空身で景鶴山を往復する」そんな事も夢想してしまう。 それは「きっと想い出に残る一夜になるだろう」と想うのです。  もしも寒さで良く眠れなくて、 2日目の行動が難しい様ならば、 その時は単独でFさんだけ景鶴山を往復して来てくれても良いけれどね。 

 かって昔、 百名山踏破を目指して居た頃のゴールデンウィークの時期に単独で、 山ノ鼻小屋に泊まり、 2日目には猫又川を遡り、 平ガ岳を経由して中ノ岳の避難小屋で泊まり、 3日目には越後駒を越えて大湯温泉に下山する縦走を行った。 その際、 猫又川をつめて尾根に向かって居た時に誰かが作って利用した雪洞の跡を見たことがあった。 数人は泊まったであろうその雪洞、 ゆったりしたサイズで快適な夜を過ごせそうだと想ったものだ。 その時の記憶が今も尾を引いています。

 
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干し柿の表情@2016

2016-10-25 08:43:30 | タナカ君的日常
 渋柿の皮を剥き、5日前に吊るした柿、 写真の範囲でも、 サイズ、形、色合い等が様々です。 外見は干し柿らしい風貌に変化して来ましたが、 食べたり保存したりするのは今暫くベランダの軒に吊るして置かなくてはなりません。  

 途中で一回柿の実を指で摘んで揉む作業も加えました。 現在は吊るした柿の側面に紐が食い込んでいる様子から判るように、 未だ内部には水分が多く、 押すと「グニャグニャ」して、 とても柔らかい状態です。

 ところで写真には吊し紐が5本見えていて、 吊るされた柿の表情も様々です。 この範囲で一番美味しいと想うのは、 妻は「一番左側の大きく見える垂パイ状態の物」だと言いますが、 僕は 「真ん中の紐(画面中央)にある奴」 だと思っています。

 さて、 色々な表情を見せる柿の実。

 左から2本目の紐の上部の奴は皮の剥き跡が残っていますが、 採った時の熟し方が若くって、 皮をむく時の包丁への手応えが硬かった実だ。

 一番右側の紐の下部にある柿の実の右半分はなんだか爛れて雫が垂れている表情を見せている。 こいつは持ち帰った時から皮が熟し切る寸前の朱色になっていた物で、 皮を剥く時にも柔らかな実が崩れそうな状態の物だった。

 右から2番めの紐の下にある実は中央部に黒っぽい色が見えているが、 これはなんでそうなって居るのか? 確たる原因は思い出せない。 しかし、 果肉には皮を剥く時に均質で無いと感じさせる色合いを見せたり、 包丁に対する手応えが微妙に違いを見せる物が有ったことは確かだから、 そんな不均一さが関係しているかも知れません。


 この柿を採る作業を終えた日に町の福祉施設に併設された風呂に入りに行った際に計った血圧測定結果のメモが出てきたので記念に載せて置きます。 数値的には夏の安曇野滞在中に測定した結果とほぼ同じでした。
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撮影装置6号機・ブラッシュアップ

2016-10-24 23:01:32 | 雪の結晶撮影
 今月の7日には 「撮影装置 6号機 完成」のタイトルで報告した6号機、 あれから2週間以上経過した今もなんだかんだと細かな所に手を入れて撮影装置のブラッシュアップに取り組んで来ている。 一番大きな改善点はオーブントースターの付属品の金属製の皿を丁番で取り付けて上蓋としたこと。 これで持ち運び(ザックへの収納)が随分と容易になることだろう。

 また、 蓋の内側には細筆、 大型な銅ワッシャで作った試料ステージ、 試料ステージに載せた雪の結晶をカメラの視野内部で良い場所にセットするための針金で作ったステージハンドル等の小物を収納出来る様にした。


上蓋を開けた内部の様子


 テレビの天気予報で北海道での降雪が頻繁に報じられる様になって来た。 来月下旬の飛行機のチケットは入手済みだが、 出発まで未だ1ヶ月ある。  撮影装置の準備はほぼ整い終わったものの、 暇つぶしを兼ねた細かな改善作業は延々と続く事でしょう。
 

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送電線鉄塔工事見物@只見幹線520

2016-10-23 12:21:58 | タナカ君的日常
矢印部分は取り付けられた部品


 今月の初旬に見物した鉄塔工事、 その系統の2つ隣の送電線鉄塔付近で高所作業が行われていたので見物して来た。 作業は近接して平行に張られた送電線の電線の間隔を一定に保つ部品を取り付けるものだった。 鉄塔には三相2回線分の電線にそれぞれ一人、最上部に張られた架空地線にもう一人の作業員が取り付いていた。 さらに地上には安全確保のための監視員、 部品の供給のためのサポート要員が配置されていた。


作業台車(黄色)と落下物防止ネット(青色)

 送電線に部品を取り付ける人達は4個の滑車を送電線にまたがせ、 その滑車から吊り下げがる型の作業台(写真では黄色の構造物)に乗り込み、 電線を人力で手繰りながら移動する仕掛けでした。 その黄色い人が乗り込む作業台の下部には部品や工具の地上への落下を防止するためのタタミ一畳ほどのサイズのネットが吊り下げられています。

 最初に見たときは鉄塔から離れた位置での作業でしたが、 徐々に北上し終いには鉄塔のアームから吊り下がった碍子部分に達しました。




 当然ながら引き続き次の鉄塔方向への作業を進めるためには作業台を碍子の反対側に移設しなけりゃなりません。 岩登りで例えれば、 確保のためのハーケンが打たれた場所でカラビナの掛け替えをする様なイメージです。 まあ、それよりも随分と時間を喰う作業でしたがね。
  
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物を探す時間が増えた

2016-10-22 10:28:48 | タナカ君的日常
 今年に入ってから 「物を探す時間が増えたなー!」 と感じる事が多くなった。 多くの場合ひょっこりと何処かから出てきて一件落着となってくれて、 今のところ実害は発生していないのだが、 なにかにつけて探しごとする時間が増えてイライラしてくる。

 今日はカメラを三脚に取り付ける時に使う三脚のアクセサリーのクイックシューが見当たらなくて30分近くも探し回ったが出て来ない。 いつもはデジカメのOM-Dに付けっ放しにしてあったのだが、 電池交換が必要になって、 邪魔だから取り外した記憶はあるのだが、 その後にどうしたか? 思い出せないでいる。

更に30分捜索を続行して、 とうとう探し当てました。 隠れて居た場所は渋柿採りに安曇野に出かけた時に持って行ったノートパソコンを入れる肩掛けカバンの中でした。 三脚が使えるようになったので、早速写真を撮影しました。 このところ熱中していたデジカメTG-3を使用した雪の結晶撮影装置・6号機の表面照射光源の動作状況を説明する写真です。


左:無照明  中央:アクアホワイトLED  右:LG-1 + アクアホワイトLED


 ちなみにLG-1は オリンパスのデジカメ Tough シリーズの接写用アクセサリーでリング状光源です。 これは360° 全周から光を照射するために蔭が出来難いので、 それが利点ともなりますが、 雪の結晶撮影の場合には不都合と考え、 左上方からの光線を主として使える様に、一部に切り欠きを設けた遮蔽物を取り付けてあります。
 
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吊るしおわった柿

2016-10-21 09:01:51 | タナカ君的日常
 持ち帰った渋柿、 皮を剥いて吊るし終わりました。 妻と二人で一日がかりの作業量でした。 そんな作業をしてみると、 人手の大切さ(ありがたさ)が判かり、 人手に頼る農業や小規模な工業が主産業であった時代には労働力としての子供を作る必要性があったことだろう感じるのです。

  しかし、 日常の生活の糧を得るための収入の大半は会社勤めでのそれであり、 年老いた時には「福祉だ介護だ」と言って整備してきた社会制度に身をあずけて死を向かえる今の世の中、 更には子供を育て、 収入の多く得られそうな職業に付かせるために、 不必要と想えるほど多額の費用を支払って、 ほとんどの場合は無駄とおもえる大学教育まで受けさせる。 そんな状況の中では、 幾ら「少子化が問題だ!」と叫んだ所で、  子供が欲しいと思う度合いや意味合いが昔と今では随分異なって来てしまっていると思うしかない。

 さて、 話を元に戻しましょう。 タコ糸で連ねた皮を剥いた柿、 全部で16連にもなりました。 寒さと陽の光が有害なカビを繁殖扠せないで、 美味しい干し柿になって欲しいんだけど、 どう仕上がるかな?
 
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