妻の旅行準備

2019-06-13 10:53:45 | 海外旅行
 7月に入ると、 2週間弱の日程でモンブラン山群を周遊するトレッキングコースを巡る旅に参加する妻。

 その旅への参加者を集めた説明会がつい先日都内であって、 妻は友人とともに参加して来たばかりだが、 それ以降参加準備が急加速している、 その様子を紹介しよう。

1. ダブルストックの購入

 「ストックは拾った物も含めて3本持っている」と言う妻だが、 一緒に山歩きに行った時にストックはザックにくくりつけてある事が多く、 使用する事は極めて稀。 そんな行動形態の彼女だから「ダブルストックを用意したところで、 有効に使う可能性は低いだろう」 僕はそう想うのだが。 僕よりも収入の多い彼女には購入する事にためらいは無い。


2. 喘息の受診

 「近所の診療所へ行って来た」そう言う彼女に理由を聞いてみた。 「喘息の症状を和らげる薬を貰って来た」と話して呉れた。 このところ痰を吐き出さない耳障りな咳を頻発していた彼女、 「一度医者に行って診てもらったら」そんな僕の言葉には耳を貸してくれなかったが・・・ 
耳障りな咳 
「フン・フン・エヘン」と喉から絞り出す大きな音で「10日間に近い山小屋泊まりの旅で同行者の眠りを妨げるのを避けたい」と考えたらしい。

 処方された薬は痰の排出を助ける機能、 気管支の拡張を助ける機能、 そんな働きの薬だそうだが、 それなりの効果があるみたい。 我が家にも静かな環境がもたらされました。

参考 :

 モンブラン山群周回コースはそれなりの距離があるのだが、 一日に歩く時間は5~8時間が予定され、 一日中歩きっぱなしの日は少なく、 「短時間の歩きと路線バスを利用する区間も組み込まれた日もある。 そんな行程での旅である様です。
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パスポートを盗まれた人の話

2017-10-16 10:55:57 | 海外旅行
 公民館の 「囲碁仲間のコンドウさんがノルウェーへの旅でパスポートの入った手荷物を置き引きされた」 その話を聞いたのは4日ほど前だった。 フランス大使館勤務の経験を持つ同じ囲碁仲間(イワツキさん)の元に 「Line経由で盗難に遭った事実の連絡と後処理の方法の問い合わせ」が届いたのだそうだ。

 僕はパスポートの再発行には1週間近い時間が必要なんて話を聞いた覚えがあるものだから、 帰国が順調に行くのか? 航空券の再手配時の代金支払、 そんな事を考えて心配していたのだった。

 ところが昨日の公民館囲碁の会場にコンドウさんがいつもと同じ顔で現れたでビックリ。 対局中だったけれど、 パスポート盗難話に気持ちが向いてしまいました。

  パスポートはデイパック的な物に入れてり、 それを肩から外してベンチに座る自分達(奥さんと二人)の目の前に置いた。 それを気づかない内に持って行かれてしまったとの話。 
 

 兎に角盗難に遭った当日は警察に届け出、大使館に連絡を取って帰国に必要な書類を発行してもらうための必要な手続きを教えてもらい、 教えられた戸籍謄本の取得とPDF化した文書の大使館への送付を日本に居る息子さんに託し、 翌日に大使館に出向いたら、 既に大使館には息子さんが送信したメールで戸籍謄本のPDF文書が届いていたため、 即日帰国に必要な書類の発行をしてもらえたそうです。 それで予定して居た帰国便に搭乗するのに何の支障も無く帰国出来たらしい。

 まあ旅のメインであるフィヨルドクルーズを終えて首都のオスロに滞在中に被害にあった、 それで幸いにも警察や大使館等への届け出がスムースに行へたのでしょう。

 これが大使館や領事館に出向くのが簡単では無い地域で盗難にあったとしたら・・・、どうなった事か。 僕が心配しても仕方ありませんがね。

 別の囲碁仲間からは 「俺も東南アジアの旅先でパスポートを盗まれた事があったけど、 その日の内に書類の発行をしてもらえたよ」 との話がありました。

 どうやらパスポートと帰国に必要な書類とは別物、 必要な書類を揃えて申請すれば、1日で発行して貰えるようですね。 覚えておきます。

 普段は余り在職中の肩書的な話題の少ない人付き合いではあるのだけれど、 今回の様な事件があると大使館勤務経験者だとか、 海外旅行ツアーの仕事で東南アジアだけでも80回を越す渡航経験を持つ。 そんな経歴の片鱗を覗かせる話題が出て来て、 面白いものです。

 それにしても囲碁仲間は多士済々、 「かってはプロ球団で社長してた」 そんな方もいましたっけ。  まあ俺みたいな人間の経歴や趣味ではそんな場で話題になる事はまずないですが。
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日食見物・旅の費用精算

2017-09-12 07:17:14 | 海外旅行
 2017年 8月の皆既日食見物を目的とした11日間のアメリカへの旅、 その費用総額は一人あたりおよそ30万円程度に収まったと思われる。 この記事ではそのあらましと、同行した友人との費用精算について、 連絡メールの形を借りて記録して置く。

F さんへ

 皆既日食見物の旅、 帰国してから早くも2週間ほども経ちました。 USA入国後に発生した費用精算に関してはSFOにて帰国便の出発を待つ待合室で既に済ませてありますが、 旅に使った総額が幾らくらいになったか? 計算してみました。

 一人あたりの費用総額は日本円換算で30万円以内

で収まったと考えます。

 しかし、 我が家ではアメリカンフットボールの試合観戦チケット代金、 そちらでは航空券をJTBで購入する際に、 かなりの金額の海外旅行保険への加入などが有りましたから、 それらを含めると30万円を越える金額となるでしょう。

 更には、 自由行動中、 あるいは多くの場合の夕食の際ははそれぞれの家族で別個に食事を摂り、 支払いを行って来ました。 したがって、 食費に関する支出分は我が家の支出金額を参考値として総費用算出するしか無かった事をご理解下さい。

支払い費目 および 総額 ¥289,826

  以下に記載する青字の金額は一人当たりに換算した金額です。

1. 成田出発前   \174,560

 航空券 152,660 + 6,500 JTBに支払い
 ESTA  7,400
 交通費 7,000
 食事  1,000

2. アメリカ滞在中の共同支出 ¥77,066

 F: $1,327
 T: $1,401

 これを113円/1$のレートで日本円に換算、
 それを4人で割った金額を共同支出分として記載しました。

 上記 US$での支払い差額37$は 帰国を待つSFOにてUS$の現金決済しました、
 全ての精算はその時点で終了しています。

 大まかな内訳(4人分)

  宿泊費   $1270
  レンタカー $920
  ガソリン  $90
  カーナビ  $130

  国立公園入園料・2箇所 $60
  食事(共同支出分)   $110
  雑費          $146
  (駐車場、コンロ用ガス、Tip, エトセトラ)

 
3. 個別支出 宿泊費 ¥25,200

 Fresnoでの部屋の追加 および Yosemite での宿泊費精算は個別支出扱いとして、 共同支出分として計上しなかった。

4. 個別支出 食費  ¥13,000

 この費目は両家での費用精算に関して除外項目だったために、 使った金額を正確に記録していません。 とりあえず我が家での食事の際に支払いを主に行った妻の手元に残るレシートの金額を足し合わせ、さらにうろ覚えモードで僕が支払った金額を追加して記載しました。

 内訳
   残存レシート 総計 $164
   うろ覚え金額    $60

 以上 *******************************************




共同費用分担 及び 費用精算 に関する私見

 グループで旅を行う場合、 意外と面倒なのが、 費用分担とその精算だ。 過去にはレストランで食事の際の支払いに当たって、 事細かに自分が注文した料理のメニュー上の金額を足し算した物を支払う形を採りたいとの考えを持つ女性が居た事がある。 飲み物についてもまた然りであった。 これはまとめて支払ったり、後で精算する時に多大な労力を必要として、面倒臭いことこの上ない。 

 今回は幸いな事にF君の奥さんがベジタリアンで食事メニューに対する嗜好が大きく異なっていたので、 「割り切って食事は別々にしましょう!」 と提案し、実行した。

 そして現地での支払いや宿の予約時にドル立てで支払った金額の精算は 単純に合計た金額を二家族の2で割り、 差額をドル紙幣で即座に現金決済する形を取った。 (為替レートなんかこの場合は無視です。)

 日々発生する現地通貨での支払い(クレジットカードでの支払いも含めて)はiPadの表計算ソフトに入力、 家族ごとの支払総額を表示出来る様にしておいた。 現地での支払いに当たっては、 両家の支出総額が均衡する様に、 支払いをどちらが行うか調整出来るように準備して行ったのです。

 例えばYoesemite入園料はF君、 今度のガソリン給油は僕、 Half Dome Villageのチェックイン時のデポジット分を除く残りの支払い金額は両家で分担する等の様にです。 こんな風に支払いを分担して実行した結果、 旅の最終日、SFOの待合室で旅の費用の精算は 「F君が僕に現金で37$支払う」 そんな形であっさりと決着を付ける事が出来たのです。

 過去には、 クレジットカードの支払い金額が確定した後に最終的な精算を実行する。 そんな精算まで時間が掛かる手法を撮ったり、 「私がドルを入手した時の為替レートは◯☓円だった」 そんな阿呆臭い手間の掛ることを言い出す人がいたりして、 ウンザリ感がありました。 しかし、 今回の費用精算は僕としてはにはスピーディーかつスッキリ感のある物となりました。 同行メンバーのF君に感謝です。
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忌々しいESTA申請 代行業者

2017-09-11 11:34:14 | 海外旅行
 そろそろ皆既日蝕見物旅行関連の記事のUpも終わらせよう! そう考えて、 今朝は旅の費用精算をタイトルにして記事を書き始めた。 その中で、所要金額のチェックをしていたら、 正規のESTA申請に必要な料金は14 US$ であると知った。 「ちょいと待てよ? 俺のクレジットカードからの引き落とされた金額はそんなものじゃ無かったぞ・・・!」 それで確認したら、 ESTA ASIA なる相手に日本円で7400円もの金額で支払いが為されていた。

 完璧にESTA申請代行業者のサイトにウマウマと誘導されて、 正規の申請サイトで申し込み作業を行うよりも5千円以上も余分にぼったくられたと知った。 実に忌々しいと同時に自分が情けなくなった。

 ”ESTA 申請” そんなキーワードでググってTopに出て来ていたのが、真っ当なアメリカ政府機関のWEBサイトだったのです。
 https://esta.cbp.dhs.gov/esta/

 そこからだって言語を選択する事で日本語での申請作業が行える様にページは作られていました。

正規 申請サイト 登録開始 画面


正規 申請サイト 日本語入力画面


ところが・・・ ESTA申請日本語版 の文字に目が眩み


  検索順位で言ったら4~5番目にリストされていた

【米国ESTA申請日本語版】アメリカ電子渡航認証エスタ申請 との文字が踊るサイトのリンクをクリックしてしまったのだ。 そして、 必要情報を入力し、 クレジットカードでの支払いも済ませ、 2日ほど後に、ESTA申請受理のメールを見て安堵していたのだった。


 ESTA申請代行業者が横行している事に対する認識が皆無であった僕が悪いのだけれど、 忌々しさMax です

 検索トップに出た政府機関のサイトxxxxxx.gav をクリックして、申請手続きを行うべきでした。 皆さんもどうかこんなサイトでお金の無駄遣いをしません様に
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長期・駐車場の利用体験@SFO

2017-09-10 10:19:57 | 海外旅行
 空港の近くには車を長期間預かってくれる駐車場がある。 それは空港のターミナルビルに隣接して設置されている駐車場よりも料金が安い。 今年の夏のアメリカ旅行の際に、 サンフランシスコ空港(SFO)でそれを利用した経験を記録しておく。

 日本からアメリカへ旅行に出かけて、レンタカーを利用したにしても、 その中で長期に車を預ける状況が理解し難い人も居るだろうから、 まず理由を書いておく。

我々の旅程

8/18 NRT出国 SFO到着
    レンタカー借用
   ゴールデンゲートブリッジ見物
8/19 市内見物、 夜にLevi'sスタジアムでアメフト観戦
8/20 SFO から DEN デンバーへ空路移動。
       DEN にて  レンタカー借用
     日蝕帯に移動し宿泊。
8/21 日蝕見物、 デンバーより更に南に下った町で宿泊。
8/22 DENへ移動       レンタカー返却
     DEN より SFO に空路移動
     SFO より、 車でFuresno へ移動

8/23~8/25 キングスキャニオン、 ヨセミテ観光
8/26   ヨセミテを出てサニーベールに戻り。
8/27 SFO に戻り、レンタカー返却、 
   SFO より、NRT へ空路帰国

 こんな旅程の中でのレンタカー借用料金を調べるとSFOで借りだした車を一旦返却、 再度借り出しするよりも、 通して借りた方が30$ほど安く借りられる見積もりが得られたのだ。 その金額で長期駐車場の料金が賄えるならば、 レンタカーの返却/借り出しの手間が省けるメリットが見込まれたのです。


 ちなみに我々が利用した駐車場 Burlingame Airport Parking は SFO から南におよそ7km 離れた位置にあり、 空港からのアクセスは 隣接したホテルHilton San Francisco Airport Bayfront への送迎を行うシャトルバスを利用する事となていた。  どうやら駐車場の運営管理も同ホテルが行っているらしい。

 その駐車料金だが、 我々が利用した3日間のそれは31.5$であった。 ホテルの宿泊料金と同様、 利用客が見込める繁忙期であれば料金も高くなるらしい。

 その予約はWebサイトを利用するのだが、 僕にとって若干の障害があった。


予約開始画面



予約確定画面


 予約確定画面において、 注文を確定させるためのボタンが画面下部、 赤地に金額が表示された部分が注文を確定させるための実行ボタンである事に気づけなかったのです。

 何しろ、 予約開始画面でも予約確定画面でも、 「ボタンは灰色のそれらしい形をしている」 そんな先入観を植え付けられて居たものだから、 [Apply] ボタンを押して エラー表示に遭遇して、 行き詰まっていたのです。

 そこでWebページに置かれた問い合わせ欄を介して質問したら、 管理者(ヒルトンホテル担当者)からの返答は、 「貴方が何故行き詰まっているのか理解できないから、もう少し詳しく説明してくれ」 そんな内容のメールが届いたのでした。

 最終的にはトータル料金が表示されている赤地部分の領域にマウスカーソルが乗るとカーソルの形状が変化したので(ボタンであることに)気付き。 予約を完了させる事が出来たのです。

 そして先方からは駐車場への入場ゲート(無人です)のバー開閉に必要なQRコードを含むメールが届いたのです。

< シャトルバス乗り場 >

SFO 空港 : LEVEL 3 [Hotel Cortesy Shutlle] と表示の在る乗り場周辺
        Hillton のロゴが表示された車

駐車場  : Hillton ホテル玄関先を利用した。
       駐車場入口だかでも利用可能らしかったが、 僕等は利用しなかった。

運行間隔 : およそ 20分間隔。



 追加利用料金の発生:


 DEN から SFO への戻り便、 着陸は予定時刻よりも30分以上早まったのに、 到着ゲートの空きが無いとかで1時間近く機内待機が続く不運があったり、 前に話題にしたDENでのレンタカー返却手続き問題解消のために、レンタカー会社に立ち寄ったりで時間を浪費、 駐車場へ車を取りに行く時間が予約時の出庫時刻を大きく超過。 結局、 一日分の超過料金10$を支払わないと出庫出来ない事態となってしまいました。 
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ターンアラウンド道路

2017-09-09 09:12:18 | 海外旅行
Oxfordの空港と市街部を結ぶ道路に在ったターンアラウンド道路
かって湖水地方へドライブした帰り道で利用した


 信号機が設置されていな道路の交差部分でスムースな交通の流れを実現するための構造として「ターンアラウンド」なるものがある。 日本にだってあるが、 馬車などが移動手段として発達していたであろう西洋諸国に較べたら、 その設置箇所や規模は大きな差があるとおもう。 

 超有名なその場所と言えば、フランスの凱旋門を中心としたそれでは無いだろうか? 我が日本で身近な場所の例を挙げると国立駅前のロータリー部分かな。

 今回の皆既日蝕見物の旅の中でもターンアラウンド道路を何回か使用した。 一番頻繁に通行したのはYosemite公園内のVillage Store近くのこの部分だった。


I-25を南下中に立ち寄ったWyoming州のVisitor centorへの
進入路に設けられていた2つのターンアラウンド


 こんな話題を取り上げたのは、 左側通行の国と右側通行の国のターンアラウンド部分の通行方向が異なる事に気がついたからだ。 我が国やイギリスの左側通行の国ではターンアラウンド部分の回転方向は時計回り、 米国では反時計回りになっている。 「だからどうした・・・?」 と言われると身も蓋もないのだが。

 国立公園 Yosemite 渓谷内の道路網、 渓谷を流れ下る川の両岸に道路が在って、 それぞれが一方通行道路として運用されて居るのだが、 大きな目で眺めると・・・ 

 なんと2つのターンアラウンド道路の合体したものに見えて来た
 回転方向もそれに合致しているぞ スゴイ!!


 そんな我が大発見(ホントカ・オイ・・・)をブログに書いてみたかったのだ。
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Yosemite 周辺の山火事@Aug2017

2017-09-08 08:53:31 | 海外旅行
 Yosemiteハイキングの記事の中で、 周辺地域での山火事のために、その煙が流れ込んだヨセミテ渓谷の眺望が阻害されていた事に触れた。 現地を見ていない人にとって 「安全なのか?」 「どんな風に燃えているのか?」 興味を持つかも知れない。

 それに対して完全に満足させる情報を提供する事は出来ないが、 「Fire Information」 として公表された資料の写真の一部をUpしておく。

 Top画像は Yoseite Village の Visitorセンター入り口手前に置かれた 「Fire Information」 掲示板に張り出された掲示物の一部で、 公園周辺のどこで火災が生じているかの情報です。



延焼区域の判る資料
Top画像の範囲の下側にある山火事区域


この画像(Orkhurstの町辺りで掲示されていたと思う)に表示されている区間は Fresno からヨセミテに至る道路41号線に近い区域でしたから、 ヨセミテに向かってドライブ中の我々も山火事区域からの発煙や消火剤として散布されたと思われる(薬剤の)赤色を目視する事になりました。

 またGlacier Pointに至る道路を走行中には Empire Fire と表示された区間からの煙が風に乗って道路にも流れていたのか? 窓を明けて走行中の我々には煙の臭いを感じたのでした。

 ただまあ、 「山火事に巻き込まれる!!」 そんな切迫感は感じないまま、 写真写りが悪いとぼやきながら、 ハイキングを楽しんできたのです。 Yosemite渓谷内部の観光を楽しむ多くの人々の顔にも山火事に対する警戒感や恐怖感は全く有りませんでした。


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North Dome トレイル・ハイキング

2017-09-07 10:05:15 | 海外旅行
North Dome トレイルから見える Half Dome

 Yosemite国立公園滞在2日目、 この日の目玉はHarf Domeを基準にすると、 渓谷を挟んで対峙し、 東西に延びるU字谷を北側から見下ろせる位置にあるNorth Domeへのハイキングだった。 途中にはIndian Rockと呼ばれる岩塔を乗せた尾根も見どころとしてあるハイキングコースなのだが、 渓谷の南に位置するGlacier Pointに較べると車の通る道路から大分歩かなければならない。 そのために、訪れる人数は圧倒的に少なくなる。 また、このトレイルは Tioga 道路とも呼ばれる車道脇のトレイルヘッド(駐車場やトイレ有り)からは Yosemite Falls 経由で渓谷へと下るハイキングルートと重なりがあり、 他のグループの様子を見ると、 North Dome よりも Yosemite Falls を目指す人々の方が多い感じを受けました。

 計画当初の打ち合わせの時に同行メンバーから 「Tioga道路のドライブも興味が有る」 との意見もあり、 それを叶える具体案として North Dome へのハイキングと組み合わせた計画にしたのです。 過去にラスベガスから Death Valley 経由で Tioga 道路をヨセミテに下った経験では道路だけ走っても、 Tioga 道路がそれほど興味あるルートとは感じませんでしたからね。


Tioga道路 トレイルヘッド トイレ


 Tioga 道路脇の駐車場からはきちんと整備されたゆるい下り坂となります。 やがて道はほぼ平坦となり、樹林の中の道が続き、


林床更新が目立つ樹林帯


 小さな細い流れも3つほど渡りました。


 道はIndian Rock のピークから North Domeへと続く尾根筋への上りへと変化しますが、 登りと言っても30分もしないで上りは終わり、 平坦に近い尾根筋が先に続きます。


 やがて樹林が切れると花崗岩が露出した地肌の尾根筋が North Domeへと伸びて下って行くのが見渡せます。 期待したHarf Domeの眺めも逆光と薄い煙りに纏わりつかれたヨセミテの山々の眺めは写真の写りも悪くて残念な想いが強かったです。



 このノースドームへと下っている尾根筋を見ると 「登り返すのが面倒だな」、「あそこまで行って、 Yosemite Valleyを上から見たって、 Glacier Pointからの眺めと違いはほとんど無いだろう・・・」 そんな怠け心が出て来て、 View Point として知られた地点で腰を下ろして昼食休憩した後は戻る事に決めました。 体力的にはNorth Dome往復も厭わない体力保持者のF君だけ、 ノースドームへと一人進んで行きました。

 戻り道、 Indian Rock への分岐からは、 それを見物すべく登って行った。 そこまではハイカーも訪れる人が多い様で、 道もしっかりしていました。 そこには岩のテッペンに登り、 有名な橋の上を(薄い岩が太鼓橋状態になっている)恐るおそる渡って遊んでいる先行パーティーの姿がありました。


Indian Rock


Indian Rock側面、
 正面から見た幅と較べると極めて幅狭な構造だ

 当初は Indian Rock の山頂まで登る気持ちもあったのですが、 僕はまたもや、 そこで沈没。 妻とFくんの奥さんだけ山頂目指して進んで行きました。 そんな彼女達が戻る少し前に North Dome往復を果たした F君が地面に寝転んで休んで居た僕の所に到着。 なんだか僕は登山ダメダメ人間に堕落してしまった気分です。 いや 「気分だけじゃ無くて、 実際の体力的な物も低下しちゃっている」 そう白状して置きます。

おまけの写真


松の木を痛めるキノコ


松を痛める昆虫の卵嚢 


ヨセミテで見られるトレイル指導標
表示文字は金属板を切り抜い描かれている。





  NORTH DOME     2.6   数字はマイル
  YOSEMITE FALLS   6.4
  YOSEMITE VALLEY   9.5



ノースドームトレイル


黄色いピン (お気に入り登録:Google Earth)
Yose11 トレールヘッド
Yose19 ノースドーム
Yose21 IndianRock 山頂

標高断面図はIndian Rockの山頂を通過する南北線上の標高データで、 それはNorth dome山頂へ向かう尾根筋とは異なっている
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Yosemiteハイキング ・ Sentinel Dome-2

2017-09-05 09:23:39 | 海外旅行
 センチネルドームは標高2250m、花崗岩の丸坊主頭、 山頂からは360度の展望を誇り、 グレイシャーポイント道路の脇に設けられた駐車場からは50分ほども歩けば山頂に立ててしまう、 極めて安直なハイキングコースだった。 だから、この山頂には老若男女が集って居た。 登山したのは現地時間 2017年8月24日です。

 まず最初にその山頂からの風景をご覧いただこう。


ハーフドーム方向の眺めとハイカー


ヨセミテ滝の眺め


El Capitan 方向


三角点相当のUSGS標識の埋め込まれた山頂
下端 中央部に標識の一部が見えている。

 日本なら普通の「山名表示板」の設置は無かった


 山頂にはUSGS(日本の国土地理院的組織)が設置した丸い金属製の測量標識が花崗岩を穿って設置されていた。 初めて見るそれが珍しかったので何枚か写真に撮った。


USGS測量標識の設置状況@山頂部


測量標識の記載情報


ちなみに記載(鋳造・刻印)されて居た事項

1. 設置者名  当然 USGS
2. 損傷した時の罰金額 250$ 設置当時ならそれなりの高額だったのか?
3. 設置時期  1905年
4. 標高    8117 Feet



USGS測量標識の設置状況
ノースドームへのハイキング道路脇にて
翌日に撮影


欠落の激しい標識の様子


参考図 Yosemite Valley Hiking Map



 この記事のSentinel Domeは画面下、 中央やや左部分

 明日歩くNorth Domeへの道は画面上部。

 仲間が歩いたPanorama Trail は画面下・右半分


 下山して車を Half Dome Village に回送後は Village storeにて氷を購入、 ビールをクーラーボックスで冷やして、 Panorama Trail を歩いて戻る仲間の下山を待ち続けてヨセミテでの一日目は終わりました。


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Yosemiteハイキング ・ Sentinel Dome-1

2017-09-04 09:54:20 | 海外旅行
 流れ込む山火事の煙に霞むヨセミテ渓谷の朝@トンネル・ビュー

 日食見物の旅の後半にはキングス・キャニオンやヨセミテ国立公園を巡って旅を終えた。 その後半の旅は「海外旅行」カテゴリーの記事として記す事にした。

 実はYosemiteに立ち寄るのは2度目の事になる。 再訪してみたい気持ちを起こさせる風光明媚な地であることは間違いない。 今回は公園内の常設テント式の宿泊施設Half Dome Villageで3泊して、2回のハイキングを行った。 今日はSentinel Dome を歩いた時の写真と記事です。


 ヨセミテ渓谷を眺める絶好の地点として有名な
 横からの眺めが素晴らしいトンネル・ビュー


 そして上空から渓谷の底・ヨセミテビレッジを俯瞰したり、


 ハーフドームを間近に眺める Glacier Point が有名だ。
 左端の坊主頭はノースドーム


 Sentinel Dome は Glacier Point に至る道路の途中、 走行時間にしたら5分ほど手前に登山開始点があり、 手軽に登れるピークなのでした。 Glacier Point を起点とするPanorama コースを歩く同行メンバーをGlacier Point まで車で送り、 車を回送かたがた、 単独でのハイキングには安全で登山容易なピークであったので選んだのです。


パノラマ・トレイルへと歩きだす同行メンバー


 センチネルドームへのハイキングの様子は明日の記事にします。

おまけの写真:


トンネル・ビューにやって来た観光客用トレーラー


開脚ポーズで記念写真



有名なトンネル・ビュー 駐車場
Fresnoの町から41号線でYosemiteに入る経路に在る
トンネルを抜けた道路の両サイドに駐車場は在ります

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