放射能拡散予測地図

2012-10-30 07:30:46 | タナカ君的偏見
 原子力規制委員会は今月24日に発表した国内原発で事故発生時の放射能拡散予測地図の内容に誤りがあったとして29日に変更発表した。 その変更修正内容は拡散パターンの角度を15°程度右だか左だかに回転させただけの違いでしか無いと思うのだが、 例に依って報道機関は「予測の精度」、「拙速な発表」、「社会に与える影響を考えてもっと正しい情報を出せ」などと騒いでいる。 大体において予測なんて、前提条件が異なれば予測結果だって異なるのは当たり前、「今回は風向き等のデータの扱いの間違いを外部から指摘されて修正したらしい」そんな事も問題視している。

 あんなの「拡散パターンなんて風向きでコロコロ変わりうる事を知らしめた」それで良し! としておく程度のものでしょうに。

 あの発表に関連付けて、事故が発生した場合に対処するためには避難経路の道路整備だとか、 避難場所の確保だとかも取りざたされているけれど、 そんな金のかかる対策を必要とするならば、原発なんて経済的合理性から考えて成立しないでしょう。 そう思うけどね。

 いままで原発を推進して来て唯一のメリットと言えば、原子爆弾や水素爆弾等を作ろうとしたら何発も作れるほどの多量の放射性物質を国内に貯めこんである事。 これは「いつでも核保有国になってやるぜ」と周辺諸国に対抗する手段に使えるかな? こりゃー俺も石原都知事に洗脳されちゃったみたいだな。
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夜中の目覚め

2012-10-29 22:04:25 | タナカ君的日常
 まだ中学生だった頃、親戚のおばさんが「夜にぐっすり眠れなくて困る」とこぼすのを何度か聞いたことがある。 その頃は「眠れずに目が覚めてしまうなら、起きていれば良いじゃないか」と思っていたものだ。

 そして今、自分自身が朝まで快眠する事が無くなり、深夜に目覚めてしまう歳になって来た。 とりあえず、便所に行って小用を足して又布団に横たわるけれど直ぐには寝付けない。 眠れないと愚痴をこぼす気もないから黙っているのだけれど・・・ 「と言いつつブログに書いているのは誰かな~?」 という事はさて置いて。  最近はやたらと買い込んでなかなか読み進めない囲碁の手筋の本などを数冊枕元に置いて、目が覚めてしまったら、もっぱら其れを読んでいるのです。
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金木犀 落花

2012-10-28 08:05:55 | タナカ君的日常

 このところの散歩時には、薄着だと腹が冷えてしまうんじゃないかと心配になるほど気温が低下して来ました。 そして匂いで自己主張していた金木犀の花も落花し地面の橙色したカーペットとなって秋の深まりを現しています。 そんな毎日の散歩の歩くスピードでは自転車や車での移動と違って、ちょっとした小さな花にも気が向くものです。




 散歩コースの途中の生垣では金木犀と同じ形をした小さな十字の花を咲かせる銀木犀、




そして葉にトゲトゲのある柊木犀も見られます。
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スマホのGPS

2012-10-27 22:09:07 | 国内旅行と山歩き
 先日の山歩きで種池山荘に行った時の事、爺ヶ岳のピークを既に踏んで降りてきた20代後半から30代でそれぞれが単独行であるらしい3人が山荘前の広場で休憩しながらおしゃべりしていた。 聞くとも無く聞いていると、 携帯電話から遭難救助要請を出す事の是非みたいな事から、 山でのサービスエリアが広いのはdocomoであろうとか、意外と真面目?な話題だった。  さらに、ガラケーとスマホの2台持ちをして、音声やメールの通信にはやはり電池の持ちの面でガラケーは手放せない。 そんな話題からGPS機能へと進んで行った。 「へっ? スマホのGPS機能が山でも使えるのか」と興味を持って、 まだ沢山あった葡萄の粒を彼等に食べてもらいながら話に加わり、スマホのGPS画面を見せて貰った。 Aさんのそれは国土地理院発行の2万5千分の等高線入り地形図相当の物だった。 Bさんのそれは等高線の無い、WEBで一般的に見る地形図そのものの様な物だった。 ああ、そうだったのかいと頷いたのは、電話通話用の電波が届いていない町から遠く離れた山の中でもスマホには人工衛星からのGPS用の電波は届き、中に表示すべき地図データとソフトが組み込まれていればガーミン等が作っているGPSと同じように使う事が出来ちゃうんですね。 

 更に興味を引かれたのはGPS機能に使う地図データの価格の安さでした。 どうやら千円以下で手に入るそうです。 ガーミン社のGPS用地図データなんか安いやつでも数千円、山で使うのに便利な等高線入りの日本地図のデータなんか2万円以上した筈だから、 1/10以下の価格です。 

 GPS電波の感度、電池の持ち時間や入手性、防滴などの耐候性、軌跡データの保存・再生、そういった事で専用のGPSはかなり使い勝手の良い機能や性能を持っているかもしれないけれど、 「日帰り登山ではスマホを持っていればGPS専用機を新たに買おうとする人は随分と減るかも知れない」 そう感じました。

 Topの画像は WEB上の 登山用GPS地図アプリ"DIY GPS"の使い方から転載させていただきました。
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原爆と原発

2012-10-26 09:21:20 | タナカ君的日常
 去年の大地震、それで引き起こされた福島原発事故の大惨事、そして撒き散らかれた放射能を持ったいわゆる「死の灰」、 それって一体広島や長崎に落とされた原子爆弾との比較で言ったらどうなのさ? そんな疑問に喩え話的に解説してくれる人がいても良さそうなものに・・・ そんな思いを持ちながらも、特に積極的に調べるでも無く、時が過ぎて行きました。 そして昨日図書館を訪れて、たまたま有った空席の周辺の書棚に並んでいた本の背表紙のタイトルを見て手に取た本が・・・ まさに知りたい事を手際よく教えてくれました。 

タイトル : ゲンバクとゲンパツ
サブタイトル : 核時代を考え、生きる (父から子に語る)
著者:淡路 忠男

単行本: 219ページ
出版社: みずち書房 (1990/02)
言語 日本語
ISBN-10: 4943855628
ISBN-13: 978-4943855620
発売日: 1990/02

 この本の文章を少し紹介してみましょう。

*** p100 から抜粋 ***

 ”日本でごくふつうの規模の原子炉を、一年間稼働させると、一基で広島型原爆のまきちらした死の灰の1000発分の核分裂生成物が出来る。 それは、外部へ漏れた分をのぞいてほとんどが燃料棒の中に溜まっている、・・・ ”

*** p101-102 から抜粋 ***

 ”燃料棒のなかにつまっている死の灰は、放射性物質が崩壊していくさいの熱を出しておりそれも原発の熱出力の五分の一にあたるぐらいの豊富なエネルギーだ。 制御棒には核分裂反応をコントロールする能力はあっても、炉心のすさまじい発熱を下げる力はない。炉心の冷却水はつぎつぎに蒸気にかわっていく。

 福島の事故が起こる20年以上も前に、既にこの様な僕の知りたい事を書いた本が出ていたのです。 Amazonで検索してみたら中古本で100円~300円程度で出品されていましたよ。送料が250円掛かっても300円から500円で入手できます。

 興味を持ったら皆さん是非読んで見て下さいな。

 ところで、お騒がせ男の石原都知事は昨日都知事を辞めて国政に復帰すると言い出した。彼の功績を上げるとすれば、ディーゼル車の排気ガス規制だけ、無理やり作った銀行では都の予算に穴を明けても知らん顔、オリンピック誘致だとか言って100億円以上の無駄金を使いなどと欠点の方が大きく見える人物。 原発の稼働を停止するなんて馬鹿げているとの発言もある。 この先日本の原子力行政はどうなるのか判らんけれど、原発が爆発事故をおこした結果、その悪影響は周辺に住む人の人生の期間を基準にしたら一生のしかかり、生活の場の回復は不可能になっている。

 あちこちで除染作業などと言って水をジャージャー撒いたり、焼却灰を一箇所に仮置きしているけれど、この先長い期間でどんな悪影響が出るのか不明。 そんな危うさの中で贅沢に電力使ってみても落ち着かない。 やっぱり当面原発は再稼働や新設しないで暮らして見たいけどねー。 経済レベルが落ちて年金が減る? それも仕方ないでしょう。 我慢します。

 心の中では蓄えがあるから、年金が少々減っても俺の生活は大丈夫・・・ それが本音かな? 俺って嫌らしいな~
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妄想・鹿や猪肉の鍋料理

2012-10-25 07:14:54 | タナカ君的日常

****** ショージ君からメールが届いた。

タナカさん お元気ですか。

私の方は昨日、しばらくぶりに簗場へ行き、ナメコを取ってきました。
なんと、かごに3つも採れましたよ!
写真のとおり!
収穫する時のあの感動、喜び、、、、なめこのつややかな表情、、、、
「タナカさん、本当にありがとう!、、、、」と言いながら手にとりました。
家に持って帰り、早速、キノコ汁をごちそうになりました。



これで終わりではないですよ。小さいのがいっぱい出てきています。



おっと、それから椎茸がふたつ、小さく( 親指の先ぐらい)成長していました。
ところで、今度は何時こちらへ来れますか!
その時はちょうど収穫時ではないかと予想していますが、、、、、。

更に情報。

鹿と猪の肉をゲットしました。

友達の友人が、鉄砲打ちでして、おすそわけがこちらに回ってきました。
今度行き会うまで、冷凍庫に保管してありますので、、、

ああ、早くタナカさんに行き会いたいな~なんって思いながら、、、


****** 名古屋の隠居からもメールが届いた。

お便り有難うございます、山も紅葉が始まりましたね
山歩きの登山も、いいですね。
昔は、休みになると、ほとんど近くの鈴鹿山系によく登りました。
種池山荘は、奥様も一緒に行かれた様ですね 元気で何よりです。
お礼が遅れましたが写真 有難う御座いました。登山は懐かしいです。



ネギの写真を見ると、やはり 日当たりが悪いようです。
このネギで、すき焼きでもと、
思っております。一緒に出来るといいですね

その時は奥様も一緒に来てください

僕は山荘に 今月の22日から11月3日まで居るつもりです。
又 会ると いいですね?

 こりゃー、ショージ君と隠居に相談しての話だけれど、 隠居が別荘に居る間に鹿や猪の肉と食べごろ椎茸を持ってお邪魔して、鍋料理に舌鼓なんてのもありだなー!!
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パソコン遠隔操作事件

2012-10-23 19:48:41 | PC & Soft
 横浜市の開設しているホームページに小学校への襲撃予告を書き込んだパソコンの所有者が間違って逮捕された事件がニュース報道を賑わしている。 僕の考えとすれば、「パソコンは他人に遠隔操作され得る電気製品だと言う事」、 「パソコンメーカーあるいはソフトメーカーに、自分が操作してないのに勝手にどこかのサイトにアクセスしている事を知らせる様にさせるとか」、 「ユーザーには遠隔操作するようなウイルスに感染させないようにするために注意すべき事の啓蒙などに注力したらどうなのよ!」 そう思うのだが、 報道機関は誤認逮捕と警察の尋問の方法(自白の誘導)などの問題点の方に焦点をあて、そればかり報道している様に見える。 もしウロンな掲示板を閲覧してウイルスに感染した可能性が高いなら、こんな問題を扱う時に報道機関はその掲示板のサイトの情報を晒すとかしても良いのではないかと思うのですけどね。

 ところで我がPCはスイッチングハブとADSLモデムを経由してインターネットに接続されているのだが、自分自身はインターネットにアクセスする操作をしているつもりが無い時でも、パネル面の”ACT" LEDの点滅が生じている。 まあOSの自動アップデート、Firefoxの自動アップデート、Googleの漢字変換、gooのブログソフトはWeb閲覧履歴を覗き見している等、自分がそれらを許可しあるいは、ソフト利用にあたり、データ収集を承認した事を前提として、悪意の無い者達が行なっているのかもしれないけれど、インターネットアクセスが勝手に行われているんですよね。

 しかしインターネットへのアクセス先が判らないままアクセスランプがチカチカしているのは僕なんか本当は気分が悪くて仕方ない。

 たった今放映中のNHK 「クローズアップ現代(仕組まれた罠)」ではCPUの稼働状況を示すパフォーマンスモニタで異常な動作をしていると感じた人がウイルス感染の疑いを持ったと伝えていました。 同じようにインターネットのアクセス先のログを取り、閲覧出来れば異変に早く気付けるんじゃないかと思うけどどうなんだろう。今でもWebサイトの閲覧履歴は保存され、後でそれを利用する事は出来るけれど、自分がマウスを操作してないのに、 モデムのランプのチカチカが、何処にアクセスしているか表示してくれるだけでも気分が落ちつくんですけどね。  しかし、 大半のパソコンユーザーはそんな事に興味ないかな? 

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囲碁大会@2012年10月

2012-10-22 10:43:47 | タナカ君的日常
 2年前から公民館囲碁に遊びに行くようになって、国分寺市内で開かれる囲碁大会にも出場する様になった。 これまで3回ほどCクラス(初段・2段)に2段登録で出場した。 そして今回、初めて優勝決定戦まで勝ち進み、賞品のお米(新潟県津南産)と準優勝の賞状をゲットして来ました。

 優勝決定戦での対局相手は8歳の子供、 初段で出場したその彼に大差で負けてしまい優勝は出来ませんでした。

 優勝したら公民館の囲碁仲間に「これからは3段のタナカ君」と呼んで貰おうと思っていたけれど、まだ時期尚早ですね。 次回もCクラスに出場して優勝を目指しましょう。

 ところで国分寺市囲碁連盟主催の囲碁大会ですが、
A: 5段以上
B: 3・4段
C: 初・2段
D: 級位者

 こんなクラスに分けられて各クラス30人前後、総勢百名を越える参加者での大会となっています。 そして国分寺在住者に限らず、近隣の東村山、小平、府中あたりの囲碁好きも参加しています。 ちなみに参加費500円、国分寺駅南口近くの労政会館がいつも対局会場になっています。
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ナメコの収穫

2012-10-21 08:00:07 | 国内旅行と山歩き
 実は3年前に楢の木にキノコの菌を植えました。 椎茸・ナメコ・きくらげの3種類です。 2年目となる去年の秋には椎茸とナメコが少し出ました。 3年目となる今年は大いに収穫の期待がありました。 そこでキノコが出る時期には是非ともヤナバの山荘に行く必要があったのです。 そこで駒打ち作業を一緒にやった仲間に声を掛けました。 ついでの事に紅葉の山歩きを楽しむのはどうだろうと、山仲間のF君にも声を掛け、いつもの3家族お揃いで山歩きとキノコの採りに出かけたって訳です。

 普通僕らが想像するナメコの形はスーパーの店頭に袋詰されて並んでいる小さな丸まっこい頭をした奴でしょう。 しかしナメコだって成長すれば他のキノコと同じように傘は平べったく結構大きサイズになるのです。 10月に入ってからキノコ採りの計画を立て、山荘のオーナーのショージ君に様子を問い合わせると、 その時すでに 「ナメコが出始めていますよ」だったから、 僕達が行った時には平べったい大きな傘の状態に成長していました。 その様子はTop写真で御覧下さい。

 駒木を打った原木は山荘の端の傾斜地に並べて置いてあったのですが、 6人もの大勢でキノコの収穫作業をするにはちょいと不適切な場所でした。 そこで、キノコが出ている原木だけ平らな場所に移動して、6人掛かりで収穫出来る様に準備したのです。



 そしてそれぞれが包丁やナイフを使って石付きあたりの泥汚れが傘の部分に付着しないように丁寧に収穫する作業を始めました、 さすがに人数が多かったので、 原木の移動、 丁寧なもぎ取り作業、 最後に原木を元の場所に戻す作業、なにやかやひっくるめて、30分ほどで終わってしまったかな。

 ところで、この大きな傘のナメコは帰宅後味噌汁にして食べてみましたが、売っている小さな傘が丸いナメコと同じくぬめりもあって、美味しかったです。 サイズが大きくなっただけ収穫の量が増えて得した気分ですね。

 そしてもう随分と昔、キノコの産地に近い新潟県・小出の出身の仲間から「天然のナメコ、それも大きくなった奴を食べてご覧よ!、 売ってる小ちゃい奴と全然違うから・・・」と聞いた事がありました。 今回収穫したナメコはいわゆる天然ものでは無くて、栽培したものですが、 味噌汁の中のナメコを噛みながら ”なるほどね!”と、その言葉を想い出しました。
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種池山荘・爺ヶ岳登山

2012-10-20 08:21:14 | 国内旅行と山歩き

 この写真は種池山荘近くから見た爺ヶ岳です、すっくとした最右端のピークはその南峰です。

 さて種池山荘と爺ヶ岳を目指す登山ですが、扇沢から爺ヶ岳へ登山する場合、登山口の標高はおよそ1360m、稜線上の種池山荘の標高は2450m、そして爺ヶ岳の山頂が2670m、だから種池山荘の往復だけでも標高差およそ1100m、 山頂往復となると1300mの標高差を登下降しなければならないのです。 だから爺ヶ岳山頂までの往復は軽い日帰り装備だとしても体調を整えて、それなりのペースできちんと歩かないと難しいでしょう。


 そこで毎日が日曜日状態の我等3家族の登山パーティーが組んだ日程は以下の様。

 15日(月) : 16:00を目標に木崎湖近くのログハウスに集合。
          そこは今年の夏に知り合ったばかりのお宅です。
 16日(火) : 日帰り登山、下山後はショージ君の持つヤナバの山荘に宿泊。
 17日(水) : キノコの収穫、 帰京。

 現役サラリーマン時代だったら贅沢過ぎる日程です。 何ですって?「2泊もしたら、宿代はいくら掛かるのか?」ですか? 小さい声で言いますが、どちらも1泊千円で泊めて貰いました。

 さて種池山荘への登山道の柏原新道ですが、 黒部ダム観光の扇沢のバスターミナルからだと、歩きで15分ほど戻った扇沢を渡る鉄橋のたもとから始まります。 その橋の両側には登山者用の駐車スペースがありますので、自家用車利用の僕たちはそこに駐車して歩き始めました。 柏原新道は途中に分岐など無く、ただ単調に高度を上げて行き、とても歩きやすく整備された登山道です。 とにかくひたすら歩き、稜線に飛び出すとそこに種池山荘があります。 僕達の歩くペースは標高差およそ200m稼ぐ30分の歩行、そして10分間の休憩、 その繰り返しで種池山荘まで登り続けました。

 登山道は爺ヶ岳から扇沢に向かって派生する尾根の西に面した山腹を辿る形で作られています。だから朝の内は太陽が遮られて涼しいので汗もかかずに登れて楽チンでした。 時間が経過して太陽の位置が高くなり始めると陽が当たり始めましたけれど、その頃には稜線までの行程の半分以上過ぎたザレ場の手前まで到達していましたから、陽の光も暖かさに心地よさを感じる程度のものでした。

 オレンジの屋根が目立つ種池山荘は登山口近くからも見渡せるのですが、扇沢からの登山道と縦走路の交点に建っています。 ところで種池山荘の営業は昨夜で終了だそうで、今朝は小屋を閉めて背負子に生ビールの空き樽等を背負って下山してきた従業員の人達とスレ違いましたっけ。 山の頂き近くで冷えたビールを飲むのを人生の楽しみとするF君には、少し残念だったかも。

 小屋前の広場でコンビニで購入したおにぎり等の昼食を摂ってから、更に爺ヶ岳の山頂を目指す人達(僕を除く全員)は出発して行きました。 行動を小屋で打ち切った僕は穏やかな陽の光を浴びながら、連なる北アルプスの山並みを眺めたり、


遠く青く見える八ヶ岳、富士山、南アルプスなどをノンビリ眺め、

 単調な甘さで飽きの来てしまったブドウの粒を近くで休憩していた他所の登山者に分けてあげて彼等のおしゃべりに加わってみたり、

白い綿毛となってしまったチングルマを撮影したり、

 お腹に入れた昼食の圧力で催してきた便意を岩小屋沢岳の方に向かう縦走路を少したどり、道から少し外れたヤブの中で始末してみたり、



 最後は爺ヶ岳方向に少し歩いて、オレンジ色の種池山荘や立山・劔が一望出来る場所に腰を下ろして、 爺に向かったメンバーの下山して来るのを待ちました。


 下山後は大町温泉郷・薬師の湯で入湯。 そして今夜の宿は我がブログに頻繁に登場してくれるショージ君の待つヤナバの山荘にむかいました。 その後7人も乗れるショージ君の車に乗せて貰い、大町近郊、高瀬川に架かる蓮華大橋近くの蕎麦屋「高瀬川」へと急ぎました。 そこではかっての山仲間であるショージ君の奥さんも仕事を終えて駆けつけてくれていました。 そしてビールや夕食の会食を楽しんみました。

 ことわっておきますがビールを飲んだのは山登りしてして来た僕達6人。 車を運転してくれたショージ君はノンアルコール飲料で我慢してくれました。本当に感謝です。

 食事を終えて山荘に戻ってからは今年の夏に一般観光客のほとんど行かないキルギスの旅をして来たショージ君から写真を見せてもらったり、話を聞いたりしていたけれど・・・ 登山の疲れとビールの酔で目蓋がくっついてしまう人が出て来たので、そこでお開き。 8時には早くも就寝となりました。



実行日 2012/10/16(火) 天候:快晴

コースタイム

05:40 宿を出発、扇沢に向かう。 途中のコンビニで食料調達と朝食を済ませる。
06:50 扇沢・柏原新道 出発。
08:00 ケルン。 09:30 石畳。
10:50 ~ 11:10 種池山荘にて昼食。 12:05 爺ヶ岳・三角点2669m
12:50 ~ 13:10 種池山荘、下山開始。
15:15 ケルン。
16:20 登山口・駐車場到着。 途中温泉で汗を流し、
17:50 ヤナバの山荘に到着。

参加メンバー いつものSIF3家族。

 もう一つの目的のキノコ採り、これについては明日の記事にとっておきます。
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