ユリ科ユリ属の多年草。花被片の基部が細く、透き間があることによる和名。いすみ市の太東崎海浜植物群落は我が国最初の天然記念物に指定された中の一つ。太平洋の荒波に浸食され、ほとんどが流されたが、今では堤防の護岸のためにわずかに残っている。その群落の華というべきものがこのスカシユリ。数年前に佐渡へ行ったことがあるが、佐渡では岩百合と言われていた。いずれにしても、強い海風が吹く中、それに耐えて咲いている。これはその茎が太く、葉が細くなっており、そして、花びらの基部に透き間があるので強い風はその透き間から素通しとなり、花が風をはらまないようになっている。良くできていると思う。8月6日、いすみ市内で撮影。
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