ノジスミレの花は、ややまとまりがないというか、きりっとしておらず、どこか崩れたような印象がある。それがこの奇形を生んだ素地になっているのではあるまいか。本体はノジスミレなのだが、距が1~2~3つついている。そのためか花がよく展開しない。距が1つというのは正常なのだが、それでも花は、言うなればぐちゃぐちゃだ。八王子市の裏高尾の駒木野というところで初めて見つかったので、一応コマキノスミレという名はついているようだが、一般的ではないようだ。
画像は市原市のとある田んぼ脇の土手で今年もよく咲いていたコマキノスミレ。
画像は市原市のとある田んぼ脇の土手で今年もよく咲いていたコマキノスミレ。