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Mars&Jupiter

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ペロティヌス(ペロタン)の「かしらたちは集まりて」を聴きながら三枚町から西谷まで歩く

2009-11-21 05:57:57 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは1200年前後に活躍したペロティヌス(ペロタン)の作品。
彼は、パリのノートル・ダム大聖堂を中心に活躍した人物である。
ノートル・ダム楽派を代表する作曲家の一人である。
彼の生涯については諸説あるようで、
1155年から1160年の間に生まれ、レオニヌスの弟子となり、
1200年から1205年の間に亡くなったというのもあれば、
没年を1220年頃とみるのもあり、はっきりはしない。
今回聴いたCDはマンロウ指揮、ロンドン古楽コンソートの演奏による。
「かしらたちは集まりて(Sederunt principes)」は、4声による作品である。
躍動感あふれる4声によるポリフォニック的な響きが印象的である。
歌詞は主に救いを求める内容の宗教的なものであるが、
いきいきとしたリズム感とハーモニーの美しさがいい。
まさにそれまでの単旋律による聖歌とは違った、
ポリフォニック的な響きを持った、
新たな時代の幕開けを感じさせる音楽である。