Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ラス・ウエルガスの写本を聴きながら星川から横浜まで歩く

2010-03-31 06:34:52 | 古代・中世・ルネサンス音楽その他の作品編
昨日は星川から横浜まで歩きました。
途中聴いたのは、ラス・ウエルガスの写本。
聴いたCDは、ラス・ウエルガス・サンタ・マリア・ラ・レアル・シトー派
修道院修道女合唱団とグレゴリオ・パニアグワ指揮、
アトリウム・ムジケー古楽合唱団他による演奏のものである。
14世紀にまとめられた186曲から成る作品集ということである。
CDではそのうちから20曲の作品が収められている。
多声的な音楽もあれば、単声のものもあり、スタイルも様々だ。
そのうちの「アヴェ・マリア(めでたしマリア)」は、
リコーダーの音とともに歌われる2声による音楽。
美しい旋律とともに中世的な魅力を持つ印象的な曲である。

なお、ここまでとりあげた古代・中世・ルネサンス音楽その他の作品編の
CD等の情報は、以下のアドレスに載せてあります。
http://www1.ocn.ne.jp/~bocchi07/renaissance_other_music-cd.html
参考にしていただければ幸いです。
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聖母マリアの頌歌(カンティガ)集を聴きながら三枚町から西谷まで歩く

2010-03-30 06:23:53 | 古代・中世・ルネサンス音楽その他の作品編
昨日は三枚町から西谷まで歩きました。
途中聴いたのは、聖母マリアの頌歌(カンティガ)集。
聴いたCDは、ルイス・ロサーノ指揮、死者の谷の聖十字架聖歌隊、
および児童合唱団とグレゴリオ・パニアグワ指揮、
アトリウム・ムジケー古楽合唱団他による演奏のものである。
13世紀頃のスペインの単旋律の歌曲をまとめたもので、
聖母マリアへの頌歌を内容としており、
400曲を超える作品を賢王アルフォンソ10世が編纂を行った。
このCDの中では24曲の作品が選ばれている。
世俗的な音楽で生命力に溢れた魅力ある作品ばかりであるが、
一方で素朴な信仰心を感じさせるところもある。
第40番の「ああ、聖母マリア」では、
児童合唱団が歌う美しい旋律が聴ける。
第353番の「その御姿」は器楽のみの演奏となっており、
太鼓の音に合わせ素朴な旋律が奏でられる。
続く第25番「すっかり借りを返すことも」は、
その太鼓のリズムにのってテノールが歌う。
それぞれの歌はとても魅力的なものばかりである。
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ガリア聖歌を聴きながら中目黒駅から駒場東大前駅付近まで歩く

2010-03-29 06:24:52 | 古代・中世・ルネサンス音楽その他の作品編
昨日は中目黒駅から駒場東大前駅まで歩きました。
目的は「第四回 若手の夜明け 2010 in 駒場エミナース」、
つまりは日本酒の試飲会に行くためであった。
中目黒駅から山手通りを歩き、途中目黒川を横切った。
目黒川の桜は満開で美しく、花見で多くの人が集まっていた。
その光景を横目に見ながら、旧山手通りに入る。
渋谷方面に向かい、246号線を横切り、その先の道を左に入る。
あとはそのまままっすぐ歩き、山手通りを渡ってさらに進むと、
駒場エミナースが左手に見えてくる。
所要時間30分で意外に近いんだなあと思った。
帰りは、山手通りでそのまま中目黒駅まで歩いた。

「第四回 若手の夜明け 2010 in 駒場エミナース」の会場は、
多くの人で賑わい、13の蔵元が出す日本酒は、それぞれに個性があった。
個人的には町田酒造の酒が冷やして飲むには好みではある。
しかし他の蔵元の酒も燗酒にして飲むと美味しい酒もあるし、
どれも甲乙つけ難いところが日本酒の世界の深さである。

途中聴いたのは、ガリア聖歌。
聴いたCDは、アルフレッド・デラー指揮、
デラー・コンソートによる演奏のものである。
グレゴリオ聖歌成立の前にガリアの諸教会に広まっていたのが、
ガリア聖歌というようで、6世紀以降広まっていたようだ。
多くはフランク王国でローマ典礼が受容される際に衰退したか、
グレゴリオ聖歌に同化していったのではないかと考えられている。
オルレアン司教テオドルフの唱句の『栄光をたたえ』は、
シリアやギリシアが源流と思われる聖歌と考えられるようだ。
素朴で暖かい感じの歌で、全体で歌う部分の旋律が印象的だ。
聖週間第7旋法の応唱(レスポンソリウム)『暗やみとなり』は、
十字架の上のイエスの受苦の声を表現した応唱ということだ。
途中やや劇的な感じを見せながら、最後は静かに終わる。
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グレゴリオ聖歌を聴きながら西谷から二俣川まで歩く

2010-03-28 08:38:24 | 古代・中世・ルネサンス音楽その他の作品編
昨日は西谷から二俣川まで歩きました。
途中聴いたのは、グレゴリオ聖歌。
聴いたCDは、パリ・グレゴリオ合唱団の演奏による。
高校生の時にグレゴリオ聖歌を廉価盤のレコードを買い、
グレゴリオ聖歌というものを知り、感動したことは忘れない。
今回聴いたCDの1枚目には、枝の主日、聖週間の前半の週日、
聖木曜日の音楽が入っているが、それぞれのものについては、
聴いてみるとどれも似たような音楽だが、素朴で暖かい。
聖書のことばをみんなで歌う単旋律の音楽は、
何も考えずに身をゆだねるのが一番だ。
一時期癒しの音楽としてはやった時期もあったが、
聴く時に構える必要のない音楽なのである。

いまとりあげている中世・ルネサンス音楽編を終わりにしたら、
このブログで紹介する音楽は何にしようということになるが、
4月からはランダムに色んな音楽を紹介していこうかなと思います。
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トゥルネイのミサ曲を聴きながら三枚町から西谷まで歩く

2010-03-27 07:06:37 | 古代・中世・ルネサンス音楽その他の作品編
昨日は三枚町から西谷まで歩きました。
途中聴いたのは、トゥルネイのミサ曲。
このCDは、かつて買っていたが、聴いていなかったもので、
マルセル・ペレス指揮、アンサンブル・オルガヌムの演奏による。
開封して聴いてみたが、なかなか面白い作品であった。
1862年にトゥルネイの司教座聖堂参事会長で、
古文書学者のヴォワザンによって発見されたこのミサ曲は、
聴いた感じでは、スタイルの統一性がみられない感じも受ける。
単声音楽もあれば、多声音楽もあるというところは、
一人の作曲家によって完成されたのではなく、
何人かによって作られた作品が誰かによってまとめられたと思える。
ミサ曲としては最初のものに属し、14世紀に成立したものであるが、
この時期はアルス・アンティクァからアルス・ノヴァへの変遷の時期で、
したがって、その両側面をこの作品の中で見ることができる。
キリエやグローリア、そしてサンクトゥス、アニュス・デイは、
ポリフォニックな音楽であり、私がいままで描いていたミサ曲の
イメージとは違い、こんなミサ曲もあるのかと改めて感心した。
この中で私は特に気に入ったのはグローリアである。
やはり、音楽の世界は深いものである。
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