Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ヴァレンティン・ハンスマンのタンツ、パヴァーンなどを聴きながら三枚町から西谷まで歩く

2009-09-30 05:09:09 | 中世・ルネサンス音楽器楽曲・合奏曲編
昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは1565年頃に生まれたハンスマンの作品。
彼は、ドイツの同姓同名の5人の音楽一家のうちの一人のようだが、
生涯についての詳しいことはわかっていない人物である。
世俗歌曲集や器楽のための舞曲集を残したようである。
タンツ、パヴァーンなどの作品が「新しく技巧的で優美な舞曲集」に
含まれるのであれば1602年出版ということになるのだが、
含まれるのかどうかも分からず、作曲年代の詳しいことは分からない。
今回聴いたCDはコンラート・ラゴスニックのリュート、
ヨーゼフ・ウルザーマー指揮、ウルザーマー・コレギウムの演奏による。

1曲目のタンツは、太鼓のリズムに乗り、
管楽器も加わり軽快な行進曲風の旋律を奏でる。
2曲目のパヴァーンは、叙情的な悲しい旋律が、
弦楽器とフルートによって奏されるしんみりとした合奏曲。
3曲目のガリヤードは、弦楽器の伴奏に乗って、
リコーダーが華やかに軽快な舞踊の旋律を奏でていく。
4曲目のカトカナイは、第1曲と同じく太鼓のリズムに乗り、
軽快な舞曲風の旋律が奏され、華やかな感じの短い曲である。
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アントニー・ホルボーンのパヴァーン「葬列」などを聴きながら三枚町から西谷まで歩く

2009-09-29 05:51:24 | 中世・ルネサンス音楽器楽曲・合奏曲編
昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは1545年頃に生まれたホルボーンの作品。
彼は、ジェントルマンの階級にある作曲家で、
リュート、シターン、パンドーラの名手であり、
当時エリザベス1世に仕えていたようである。
リュートのための独奏曲や合奏曲を多く残したようである。
パヴァーン「葬列」などの作曲年代の詳しいことは分からない。
今回聴いたCDはコンラート・ラゴスニックのリュート、
ヨーゼフ・ウルザーマー指揮、ウルザーマー・コレギウムの演奏による。

1曲目のパヴァーン「葬列」は、悲愴感を漂わせる曲で、
ダウランドの「涙のパバーヌ」を思わせる曲である。
リュートと弦楽器とリコーダーによる合奏で、
しんみりとした中に、何か一縷の希望が見えたりもする。
2曲目の「クリスマスのガリヤード」は、
弦楽器による合奏による軽快で優雅な曲である。
ところどころで舞曲風の旋律もあり楽しい曲だ。
3曲目のコラント「ハイ、ホウ、休みだ」は、
リュートと弦楽器とリコーダーによる合奏で演奏される。
短い曲だが、軽快で陽気な感じの作品である。
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マリオ・ファブリチオ・カローソの「棚」、「天国のゆり」を聴きながら横浜から和田町まで歩く

2009-09-28 06:11:41 | 中世・ルネサンス音楽器楽曲・合奏曲編
昨日は横浜から和田町まで歩きました。
途中聴いたのは1526年頃に生まれたカローソの作品。
イタリアの舞踏教師であった彼は、1581年に『舞踏家』、
1600年に『婦人の高貴さ(Nobilta de dame)』を出版し、
そこにステップや作法を挿絵入りで解説したことで有名なようだ。
「棚(Barriera)」、「天国のゆり(Celeste Giglio)」は、
この『婦人の高貴さ(Nobilta de dame)』の中の曲である。
今回聴いたCDはコンラート・ラゴスニックのリュート、
ヨーゼフ・ウルザーマー指揮、ウルザーマー・コレギウムの演奏による。
1曲目の「棚」は、舞踏の教本の曲例にあげられているこの旋律は、
レスピーギの「リュートのための古風な舞曲とアリア」の、
第1組曲の第1曲小舞踏曲「オルランド伯爵」の最後に登場する。
だから親しみやすい軽快な聴きやすい曲である。
2曲目の「天国のゆり」にも、踊りの説明が加えられているらしい。
やや叙情的な感じのリュートと弦楽器による合奏曲。
最初のゆったりの曲調とうってかわって後半部は軽快な舞踏曲となる。
最後は徐々にテンポ・アップして終わる。
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シモーネ・モリナーロのサルタレルロとオルランド伯爵のバッロを聴きながら横浜から和田町まで歩く

2009-09-27 05:16:35 | 中世・ルネサンス音楽器楽曲・合奏曲編
昨日は横浜から和田町駅まで歩きました。
途中聴いたのは1565年頃に生まれたモリナーロの作品。
ジェノヴァに生まれの彼は、サン・ロレンツォ教会の楽長であった伯父に学び
のちのその教会の楽長の地位を手に入れるようになった。
宗教曲やマドリガーレ以外にもリュート曲集を残している。
サルタレルロとオルランド伯爵のバッロの作曲年代について詳しいことは分からない。
このあたりの作品になると合奏曲と器楽曲の区分があやしくなる。
まあ、厳密に分ける必要もないだろうなあという感じである。
今回聴いたCDはコンラート・ラゴスニックのリュート、
ヨーゼフ・ウルザーマー指揮、ウルザーマー・コレギウムの演奏によるものである。
1曲目のサルタレルロは、リュートによる軽快で流れるような短い曲。
2曲目のオルランド伯爵のバッロ-サルタレルロは、
複数のリュートによって合奏される優雅な曲。
これはレスピーギの「リュートのための古風な舞曲とアリア」
第1組曲の第1曲小舞踏曲「オルランド伯爵」に最初に現れる
有名な旋律であるため、知っていることもあってか聴きやすい。
続くサルタレルロも一部似たような旋律で、
軽快に演奏されるリュートによる作品である。
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ハンス・ノイジドラーの「ユダヤ人の踊り」とイタリア舞曲「ヴァッシャ・メザ」を聴く

2009-09-26 05:06:58 | 中世・ルネサンス音楽器楽曲・合奏曲編
昨日は夕方病院に通わなければならずウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは1508年もしくは1509年生まれのノイジドラーの作品。
彼は、ブラチスラヴァ(プレスブルク)に生まれ、
1530年からはアウクスブルクで活躍したことが、
歴史上の記録からわかっている作曲家のようだ。
1530年代にはリュートを教え、その後はリュート曲集を出版し、
リュートの楽器製作も行ったようだが、詳しいことは分からない。
「ユダヤ人の踊り」とイタリア舞曲の作曲年代について詳しいことは分からない。
今回聴いたCDはコンラート・ラゴスニックのリュート、
ヨーゼフ・ウルザーマー指揮、ウルザーマー・コレギウムの演奏によるものである。

CDには、ユダヤ人の踊り、南欧の踊りの2曲が収められている。
1曲目の「ユダヤ人の踊り」は、リュートによる曲だが、
調子はずれのような旋律はユダヤ風であり、一風変わっている。
1回聴いただけでも強烈な印象が残った不思議な曲である。
2曲目のイタリア舞曲「ヴァッシャ・メザ-フップフアウフ」は、
南欧の踊りともいわれるようで、打楽器とリュートによる合奏曲である。
原始的な太鼓のリズムに乗ってリュートが軽快に旋律を奏でていく。
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