Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

レノックス・バークリーのホルン三重奏曲作品44を聴く

2018-05-31 22:25:29 | 古典~現代音楽イギリス編
今回取り上げるのは、1903年生まれのバークリーが、
1952年に作曲したホルン三重奏曲作品44である。
今回聴いたCDはデニス・ブレインのホルン、
マヌーグ・パリキアンのヴァイオリン、
コリン・ホースリーのピアノ演奏による。
第1楽章アレグロは、ホルンとピアノの音に始まり、
それにヴァイオリンの旋律が絡んでいく。
ホルンと他の楽器との掛け合いが面白く、
最後は穏やかな感じで終わる。
第2楽章レントは、やや重々しいピアノの音に始まり、
ヴァイオリンやホルンが絡んでいく。
プーランクなどのフランス音楽的な部分を感じさせる。
第3楽章主題と変奏は、主題に基づいて10の変奏が続く。
ピアノが奏でる旋律にヴァイオリン・ホルンが絡み、
始まる旋律が主題であり、ホルンの吹奏に始まる第1変奏に続く。
第二主題はヴァイオリンに始まる軽やかな旋律である。
それぞれの楽器の絡み合いが楽しく、ブレインのホルンがいい、
最後の変奏では最後ホルンなどが盛り上げ、力強く終わる。
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レノックス・バークリーの3つのギリシャの歌作品38を聴く

2018-05-30 07:28:29 | 古典~現代音楽イギリス編
今回取り上げるのは、1903年生まれのバークリーが、
1953年頃に作曲した3つのギリシャの歌作品38である。
今回聴いたCDはトーマス・ヘムズリーのバリトン、
アーネスト・ラッシュのピアノ演奏による。
第1曲Epitaph of Timasはサフォーの詩による。
淡々とした感じで伴奏するピアノの音に乗り、
バリトンが歌うこの歌は神秘的な感じでもある。
Epitaphとは墓碑銘の意味である。
第2曲春の歌は題名通り明るい歌で、
軽快なピアノの伴奏に乗ってバリトンが歌う。
アンティパトロスというマケドニアの将軍の詩に基づく。
第3曲アスターへ(To Aster)はプラトンの詩に基づく。
穏やかなピアノの伴奏に乗ってバリトンが情熱的に歌う。
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レノックス・バークリーのポルカ作品5の1を聴く

2018-05-29 06:58:42 | 古典~現代音楽イギリス編
今回取り上げるのは、1903年生まれのバークリーが、
1934年頃に作曲したポルカ作品5の1である。
今回聴いたCDはシリル・スミスと、
フィリス・セリックのピアノによる演奏である。
3手によるピアノ作品で明るく軽快な曲で、
パリに留学したこともあってか、
サティなどを思わせる華やかな音楽である。
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エドワード・ジャーマンの交響曲第1番ホ短調を聴く

2018-05-26 12:08:16 | 古典~現代音楽イギリス編
今回で1862年生まれのジャーマンの音楽の紹介は終わりにする。
今回取り上げるのは、1887年に作曲した交響曲第1番ホ短調である。
今回聴いたCDはジョン・ウィルソン指揮、
BBCコンサート・オーケストラの演奏である。
第一楽章ラルゲット・マエストーソ-アレグロ・コン・ブリオは、
金管楽器が力強く奏で悲劇的なる旋律で始まる。
そして、その旋律は弦楽器も引き継いでいく。
主部に入り軽快にやや暗い旋律が弦楽器によって奏でられる。
この主題に続くもう一つの主題は木管楽器と弦楽器により奏でられ、
こちらは対照的に明るい感じの旋律である。
この二つの主題をもとに展開されていき、
最後は金管楽器とティンパニの音が鳴り響き中、力強く終わる。
第二楽章アンダンテ・ソスティヌートは、
弦楽器により穏やかに始まり、
木管楽器が牧歌的な旋律を奏でていく。
中間で金管楽器が鳴り響き盛り上がるところもあり、
変化のあるところもあるが、それ以外は穏やかな感じである。
第三楽章メヌエット・グラツィオーソは、
舞踏的な旋律が奏でられて始まる。
中間部を経て、冒頭の旋律が繰り返されて終わる。
第四楽章アレグロ・スピリトーソ-ラルゲット・マエストーソは、
軽やかに弦楽器により奏でられる旋律で始まる。
ところどころで、エルガーの音楽を思わせるところもある。
途中でフーガ風に展開させる部分もみられ、
最後は金管楽器と打楽器が加わり、力強く終わる。
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エドワード・ジャーマンの「柳の歌」を聴く

2018-05-25 07:00:01 | 古典~現代音楽イギリス編
今回取り上げるのは、1862年生まれのジャーマンが、
1922年に作曲した「柳の歌」である。
今回聴いたCDはジョン・ウィルソン指揮、
BBCコンサート・オーケストラの演奏である。
弦楽器の音に続き、ハープと木管楽器も入って始まる。
そのあと弦楽器が奏でる民謡風の旋律が続き、
木管楽器や金管楽器がそれに絡んでいく。
そしていったん盛り上がりをみせったあと静まり、
木管楽器が旋律を奏でたあと、弦楽器が主題を繰り返し、
最後は弦楽器とハープの音で静かに終わる。
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