Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

クヌーズオーエ・リスエアのデンマークの絵画第3番「謝肉祭」作品20を聴く

2013-09-30 06:53:51 | 古典~現代音楽デンマーク編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1897年生まれのデンマークの作曲家リスエアが、
1930年に作曲したデンマークの絵画第3番『謝肉祭』 作品20である。
この作品は1932年3月7日オッド・フェローズ・コンサート・ホールで初演された。
彼はエストニアのクンダで生まれた。
ここには父が経営するセメント工場があったが、
その後このセメント会社のあるデンマークに戻り、
家族はコペンハーゲンのフレデリックスベルに移住した。
コペンハーゲン大学で政治学を学ぶ一方、
オット・マリングとペーザー・グラムに音楽を学んだ。
それからパリに留学して、ポール・ル・フレムとルーセルに師事した。
その後は、デンマーク音楽院で教えるなどした。
今回聴いたCDはボー・ホルテン指揮、
オーフス交響楽団の演奏によるもの。
曲は弦楽器と打楽器、金管楽器が軽快に華麗な旋律を奏でて始まる。
その旋律をもとに木管楽器や金管楽器、打楽器、弦楽器が絡み合い、
中間部では、リズミックに楽しい感じで展開していく。
デンマークの謝肉祭を表現したユニークな作品で、
冒頭の旋律が再び現れて、高揚したところで最後力強く終わる。
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フィン・ヘフディングの交響曲第3番作品12を聴く

2013-09-28 10:33:16 | 古典~現代音楽デンマーク編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1899年生まれのデンマークの作曲家ヘフディングが、
1928年に作曲した交響曲第3番作品12である。
王立デンマーク音楽院には入学せずに、
ヌード・イェペセンとトマス・ラウブに作曲を師事し、
1921年から1922年の間ウィーンでヨーゼフ・マルクスに師事した。
彼の友人にはカール・ニールセンがおり、
彼はホルンボーの師でもあった。
今回聴いたCDはフランク・クラーマー指揮、
イェナ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるもの。
第一楽章アレグロ・モデラートは、
ピアノによる2音による音型の繰り返しに導かれ、
弦楽器により悲劇的な感じの第一主題が奏でられていく。
そして速いテンポで不安さを感じさせる行進曲風の第二主題が奏でられる。
そのあと展開部に入り、主題が変形される中で木管楽器が活躍する。
そして第一主題の順から主題が再現されていくが、
不安感は残されたまま最後終わる。

第二楽章レント・エ・モルト・エスプレッシーヴォは、
第一楽章の冒頭の2つの音型が繰り返されながら、
その上でクラリネットが旋律を奏でて始まる。
その旋律は他の楽器に引き継がれて悲愴感が漂っている。
第一次世界戦争後の悲惨なヨーロッパの状況を表しているかのようである。
空虚な感じが金管楽器や木管楽器によって描かれている。
それをやさしく弦楽器が包むが、
背後にはピアノの奏でる2つの音型が何度も現れる。
徐々に音楽はピアノと金管楽器・小太鼓を中心に盛り上がりをみせ、
それがクライマックスを迎えたあとは、
再び弦楽器を中心とした静かな音楽となって終わる。
第三楽章アレグロは、木管楽器を中心に軽快に旋律が奏でられて始まる。
それに金管楽器やピアノが絡んで、リズミックな音楽が展開されていく。
中間部は弦楽器によるおだやかな音楽で、
それが終わると冒頭の軽快な旋律が繰り返されてシロフォンも加わり、
最後は打楽器と金管楽器がリズムを刻んで、最後はピアノの音で終わる。
第四楽章アレグロ・エネルジーコは、ピアノが旋律を奏でて始まり、
それに他の楽器が受け継いでいき、主題が奏でられていく。
ピアノと管弦楽の掛け合いにより曲は進行し、ピアノ協奏曲的でもある。
中間からピアノが2つの音型を中心としたリズムを繰り返し、
弦楽器が主題を繰り返していき、金管楽器や木管楽器はそれに絡んでいく。
ピアノは行進曲風に音を刻み、打楽器と金管楽器中心に盛り上がったところで終わる
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ルーズ・ランゴーのヴィズビェア頌歌BVN343を聴く

2013-09-27 04:50:53 | 古典~現代音楽デンマーク編
昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは1893年生まれのデンマークの作曲家ランゴーが、
1948年に作曲したヴィズビェア頌歌BVN343である。
この作品は合唱とオルガンと管弦楽のための作品である。
作曲者の略歴は以前触れたので省略する。
今回聴いたCDはデンマーク国立合唱団、デンマーク国立声楽アンサンブル、
トマス・ダウスゴー指揮、デンマーク国立交響楽団の演奏によるもの。
管弦楽により始まるドラマティックな音楽は、
リヒャルト・シュトラウスの音楽を想起させる。
そのあとオルガンの音が入り、合唱が入って、力強く終わる。
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カール・ニールセンのフルート協奏曲作品57(FS119)を聴く

2013-09-26 06:22:40 | カール・ニールセンの作品
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは1865年生まれのデンマークの作曲家ニールセンが、
1926年に作曲し、1927年に改訂されたフルート協奏曲作品57(FS119)である。
今回聴いたCDはルーネ・モストのフルート、
ダグラス・ボストック指揮、チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるもの。
第一楽章アレグロ・モデラートは、
弦楽器が奏でる主題を独奏フルートが受け継いで始まる。
速い動きで奏でていく軽快な第一主題と、
ゆったりとした北欧らしさを感じさせる第二主題は対照的である。
展開部でティンパニとトロンボーンと、独奏フルートが絡み、
独奏フルートのカデンツァと管弦楽全体で演奏する部分が繰り返され、
やがて他の木管楽器が絡みあい、第二主題が現れて、
最後はフルート中心におだやかな感じで終わる。
第二楽章アレグロ・ウン・ポコ-アダージョ・マ・ノン・トロッポ-アレグレットは、
弦楽器の奏でるリズムに乗って、独奏フルートが入り、
ファゴットも絡み、独奏フルート中心に曲は進行していく。
管弦楽は控えめにその独奏フルートと絡みながら、
しかしリズミックに、面白い動きをみせている。
そのあとやや速いテンポの行進曲風の部分が現れ、
トロンボーンやティンパニが絡んでいく。
最後は独奏フルートと管弦楽であっさりした感じで終わる。
このCDでは初稿の第二楽章も入っており、
こちらは後半部分が違い、比較すると興味深い。
終わり方はこちらの方が、自然な感じはするが、
一方で何か違和感のある部分もあるので、
作曲家自身がこの最後の部分が気に入らなかったのだろうなあ。
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フリードリヒ・クーラウのフルート五重奏曲第3番イ長調作品51の3を聴く

2013-09-25 04:02:08 | 古典~現代音楽スウェーデン編
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは1786年生まれのデンマークの作曲家クーラウが、
1823年頃に作曲したフルート五重奏曲第3番イ長調作品51の3である。
作曲者の略歴については以前触れたので省略する。
今回聴いたCDはエイヴィント・ラフィンのフルート、
キム・シュイレンのヴァイオリン、
ヴィアーネ・ボィエ・ラスムッセンのヴィオラ、
ゲオア・スヴェンセン・アンダーセンのヴィオラ、
ラース・ホルム・ヨハンセンのチェロの演奏によるもの。

第一楽章アレグロ・コン・フォーコは、
明るい弦楽器の響きに乗って、フルートが軽やかに旋律を奏でて始まる。
流れるような旋律と弦楽器の豊かな響きが合わさって、
とても優雅な音楽が展開され、
フルートの演奏技術も発揮されていく。
弦楽器とフルートの掛け合いが心地よく、
最後はおだやかな感じで終わる。
第二楽章アレグロ・アッサイ・クワジ・プレストは、
軽快で舞踏風の旋律がフルートと弦楽器で奏でられて始まる。
中間部は優雅な感じの旋律が流れ、
再び冒頭の舞踏風の旋律が繰り返されて終わる。
第三楽章アダージョ・ソスティヌートは、
弦楽合奏によるおだやかな旋律に始まる。
その旋律をフルートが引き継いでいく。
優雅で平和な感じの楽章で、フルートも活躍していく。
第四楽章フィナーレ(ヴィヴァーチェ)は、
軽快で流れるような旋律をフルートが奏でて始まる。
弦楽器がそれに絡みながら、楽しげな音楽が進行し、
最後盛り上るようにしたあとさわやかに終わる。
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