Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

挑戦し続けるコダーイ、そして交響曲ハ長調

2007-03-31 20:44:01 | 古典~現代音楽ハンガリー編
今日は横浜から和田町に向かう間、
コダーイの交響曲を聴きながら歩いた。

桜の花を横目に見ながら、
天王町の先の松原商店街の中を歩きながら、
16号線沿いに歩くほぼいつものコースである。

コダーイの交響曲ハ長調は
名指揮者のトスカニーニが亡くなった後に書かれたものである。
トスカニーニは彼に交響曲を書くことをすすめていたが、
なかなか完成には至らず、トスカニーニが亡くなって、
彼が80歳くらいになって完成したものである。

コダーイらしくハンガリー民謡などを取り入れながら、
交響曲の手法を使い、うまくまとめているとは思う。

それにしても一つの曲を長年にわたって完成させるのもすごいが、
80歳ころにそれを夜に出すということもすごいことであり、
さすが、コダーイである。

そのいつまでも挑戦し続ける心というのを、
私も失いたくないものであるし、そこに学ぶものがある。
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花見、ホルストの日本組曲、そしてシマノフスキ

2007-03-30 21:58:31 | グスタフ・ホルストの交響曲・管弦楽曲
今日は横浜から和田町まで歩く。
横浜周辺の桜は今の時期がいい。
今週末の天気はよくはないようだが、
時期としては花見にもっともいいに違いない。

花見の時期になると思い出すのが、
ホルストの「日本組曲」である。
中学生の時にこの曲の存在を知った私は、
何とかこの曲を聴いてみたいと思っていた。

イギリスに行った時にホルストの「日本組曲」が
店にあったので、迷いもせずに買った。

誰もが知る有名な組曲「惑星」の作品番号は32だが、
「日本組曲」の作品番号は33である。
つまりほぼ同じ頃に作られた作品なのである。

当時ロンドンに住んでいた日本人の舞踏家に依頼され、
このあたりはあいまいな知識だが、
あまり日本のメロディを知らないホルストは、
日本の曲をその人物からもらい、作曲したと記憶している。

だから、その中には「五木の子守歌」のメロディも登場する。
第1曲の冒頭から聴いていて日本的だなあと思う。

イギリスにいた時にこの曲を聴いた時に、なぜか感動した。
海外にいる時はかえって日本的なものを欲する時がある。
そんな心に応えたのが「日本組曲」であった。

でも、その中に垣間見るのがイギリスの田園風景であった。
日本とイギリスの両方をその曲の中に見出すことができる。
ボールトの指揮するCDは見事にそれを再現していたのであった。
ついでに言っておくと3曲目のマリオネットの踊りは、
「惑星」の中の「水星」の曲の雰囲気に似ている。

さて、今日ウォーキング中に聴いた曲は、
シマノフスキの交響曲第3番と第4番である。

第3番は「夜の歌」という題がついており、
13世紀に活躍したルーミーという詩人の「夜の歌」をテキストにしたもので、
合唱団と独唱者が加わる壮大な曲であり、
神秘的な雰囲気が伝わってくる曲である。

第4番は協奏的交響曲と言われるように、
ピアノ協奏曲を思わせるような曲で第3番とは対象的だ。
なかなか、シマノフスキもたいしたもんである。
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横浜の帷子川沿いの桜も満開!そしてマルティヌーの交響曲第6番

2007-03-29 04:54:57 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
横浜駅付近の桜もほぼ満開だ。
今日歩いた先の星川駅付近の帷子川付近の桜の花も
この時とばかり咲いている。

3月・4月は色んな人たちとの別れと出会いがある時期で、
桜が咲くのを見るにつけ、色んなことを考えてしまうものである。

今日はマルティヌーの交響曲第6番を聴きながら歩いた。
マルティヌーはチェコの作曲家だが、
パリに留学し、その後アメリカに渡った人物である。
そういう意味では昨日のタンスマンと似ている。

彼の作品は色彩や光を感じさせるような作品ばかりである。
高校の時にノイマン指揮チェコ・フィルのレコードを買った。
4枚組のその輸入盤は当時唯一の全曲盤であった。
そのレコードの解説書はドイツ語で書かれていたので、
当時の私にとっては書かれた内容を理解できなかった。

今日聴いたCDはARTE NOVAから発売されたものだが、
廉価版にしては演奏がなかなかいい。

さて、そろそろ私のホームページも公開に向けて準備中。
目標は4月入ってすぐくらいで考えているのである。
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木星の質量の8倍に相当する巨大な惑星の存在?タンスマンの交響曲第5番

2007-03-28 06:51:28 | 古典~現代音楽ポーランド編
国立天文台と東京工大の研究チームが、
27日に発表したことによると、
おうし座の方角に、
木星の質量の8倍に相当する巨大な惑星が存在するそうだ。

いわゆる系外惑星で、太陽以外の恒星を回る惑星の中で、
最大級のもので、岡山天体物理観測所の望遠鏡を使い、
研究チームがイプシロンという巨星を観測した結果、分かったことだ。

イプシロンの質量は太陽の3倍、
その大きさは約14倍ということで、
このイプシロンの周期がわずかにふらついていることには、
さきほど触れた巨大惑星が存在することの影響があるらしい。

つくづく、宇宙は広いなあと思う。
木星だって大きい惑星だ。
でも太陽よりも大きい恒星が存在すれば、
木星の8倍もある惑星があってもおかしくはないのだ。

昨日はウォーキングはお休み。
音楽の方はドイツ・オーストリア編の話を
前日くらいで一旦終わりにしたいが、
ここでどっちにするか迷いつつ、
ここでタンスマンの交響曲の話をしておく。

タンスマンはポーランド生まれでパリで活躍した作曲家。
彼の作品である交響曲第5番は
聴いてみるとストラヴィンスキーっぽい。
リズミカルなところはおもしろく、
ストラヴィンスキーの交響曲を聴いているようでもある。
もちろんただのまねごとではなく個性的な作品ではある。

さて、これからの展開として、東欧の交響曲を紹介すべきか、
フランスの交響曲を紹介していくべきか迷っている。
どっちが先かの問題だけだが今日じっくり歩いて考えよう。

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今日は横浜から蒲田付近まで歩く!そしてリヒャルト・シュトラウスの交響曲へ長調

2007-03-26 21:20:51 | リヒャルト・シュトラウスの作品
今日は横浜から東京都に入る地点に行くことを目標に、
1号線をひたすら東京方面に向かって歩く。

尻手で東洋製罐を見て少しだけ懐かしさに耽る。
東洋製罐は昔大学生の頃に学費を稼ごうと思い、
2、3週間ぐらいアルバイトをしたところだ。

当時は上から降りてくる缶を段ボール箱を持ち、
1ダース分くらいか受け止め、
ベルトコンベアーに流す作業の繰り返し。
まるでチャップリンのモダンタイムズの世界であった。

検缶という作業も大変であった。
短い時間で商品が不良品かどうかを見極めなければいけない。

なつかしさを感じつつ、歩き続ける。
それにしても川崎のエリアが長く感じられる。

多摩川にかかる多摩川大橋を渡り、
矢口に入ったところで当初の目的は達したなと思い、
東急の矢口渡駅から電車に乗り、
多摩川で東横線に乗り換え横浜へ向かう。

電車では1時間もかからない距離を
2時間半近くかけて歩いているのだが、
つくづく電車は便利なものだなと思う。

今日はリヒャルト・シュトラウスの交響曲へ長調作品12を聴く。
1883年から84年頃に構想を固めて作曲したようだが、
なかなかいい作品だと思う。

なぜ、有名にならなかったのかが不思議である。
他の一連の作品と交響曲は確かに作り方は違う。
でも、いいとはおもうんだけれどなあ。
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