Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ハヴァーガル・ブライアンの組曲「トゥーランドット」を聴く

2018-05-09 06:28:17 | ハヴァーガル・ブライアンの作品
今回でブライアンの作品紹介は終わりにします。
今回取り上げるのは、1876年生まれのブライアンが、
1950年から51年にかけて作曲した歌劇「トゥーランドット」を
マルコム・マクドナルドがオーケストレーションした版の、
組曲「トゥーランドット」で、6曲から構成されている。
今回聴いたCDはゲーリー・ウォーカー指揮、
BBCスコティッシュ交響楽団の演奏である。
第1曲「アルトゥム皇帝の宮廷で」は、
金管楽器の吹奏で始まり、ティンパニの音も鳴り響く。
そのあと弦楽器が堂々とした旋律を奏でていく。
そのあと金管楽器と打楽器による行進曲風な展開をみせ、
盛り上がったあと、静かになり最後穏やかに終わる。
第2曲「メヌエット」は、弦楽器が旋律を奏で、
フルート・ソロが加わり、他の木管楽器に引き継がれる。
第3曲「トゥーランドット姫と従者の入場」は、
再び行進曲風の旋律が奏でられて始まる。
穏やかな部分と力強い行進曲の部分は繰り返され、
最後は金管楽器と打楽器で盛り上がったあと、静かに終わる。
第4曲「夜想曲」は、ハープとファゴットで幻想的に始まる。
穏やかな旋律を奏でる弦楽器は夜想曲的な部分を感じさせる。
第5曲「法廷に」は、金管楽器や木管楽器が奏でて始まる。
途中から行進曲風の堂々とした音楽になり、
盛り上がったあと弦楽器が下降する音を繰り返し穏やかに終わる。
第6曲「悲しい行進曲」は、金管楽器と打楽器の華やかな音のあと、
弦楽器が重々しく行進曲風の旋律を繰り返していく。
途中、オーボエの奏でる旋律は哀愁を帯びている。
金管楽器と打楽器が行進曲風の旋律を奏でて最後静かに終わる。
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ハヴァーガル・ブライアンの詩篇第23番を聴く

2018-05-08 07:19:55 | ハヴァーガル・ブライアンの作品
今回取り上げるのは、1876年生まれのブライアンが、
1944年から45年にかけて作曲した詩篇第23番である。
今回聴いたCDはポール・テイラーのテノール、
ブライトン祝祭合唱団、ラースロー・ヘルタイ指揮、
レスターシャー・スクール交響楽団の演奏である。
打楽器と金管楽器による堂々とした旋律に始まり、
弦楽器も加わり、威厳のあるような前奏で始まる。
そして混声合唱が加わり、「主は私の羊飼い」の部分を歌っていく。
途中でテノール独唱の部分が入り、再び合唱になり、
金管楽器も加わり盛り上がって、最後は穏やかに終わる。
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ハヴァーガル・ブライアンのイギリス組曲第4番「幼稚園」を聴く

2018-05-07 05:16:35 | ハヴァーガル・ブライアンの作品
今回取り上げるのは、1876年生まれのブライアンが、
1921年に作曲したイギリス組曲第4番「幼稚園」である。
今回聴いたCDはマーティン・ブラビンズ指揮、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団の演奏である。
各曲のタイトルは自分で訳してみましたが、自信はありません。
第一曲「ありがとう」は、弦楽器の優しい旋律で始まり、
木管楽器が絡み、金管楽器が旋律を引き継ぎ、最後力強く終わる。
第二曲「彼はどこ?」は、弦楽器が奏でる民謡的な旋律で始まる。
旋律にはワグナーの「ワルキューレ」の一部や、
「ヤンキードゥードル」の旋律が引用される。
第三曲「あるもの、ないもの」は、
ファゴットなど木管楽器が活躍する曲である。
第四曲「銃を持った男」は、弦楽器が奏でる旋律で始まり、
木管楽器・金管楽器・打楽器も絡んで、最後静かに終わる。
第五曲「チリン、チリン」は、打楽器とフルートで始まり、
神秘的な感じでもあり、軽快でもある。
第六曲「足の悪いアヒル」は、弦楽器の力強い旋律に始まり、
金管楽器や打楽器が加わり、盛り上がって終わる。
第七曲「優しいウサギちゃん」は、弦楽器中心に展開される。
第八曲「ウサギちゃんの死」は、寂しい感じで始まる。
弦楽器の重々しい感じの音がその死を思わせる。
第九曲「アシャンティ族の戦いの歌」は、
打楽器にリズムに乗って、旋律が奏でられる。
その打楽器にアフリカらしい部分を感じさせ、
弦楽器は戦いの勇ましいところを感じさせる。
金管楽器も加わり、激しく荒々しい感じになり、
最後は盛り上がったところで力強く終わる。
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ハヴァーガル・ブライアンの交響曲第21番変ホ長調を聴く

2018-05-06 06:14:24 | ハヴァーガル・ブライアンの作品
今回取り上げるのは、1876年生まれのブライアンが、
1963年に作曲した交響曲第21番変ホ長調である。
これでブライアンの交響曲については全て取り上げたことになる。
今回聴いたCDはエリック・ピンケット指揮、
レスターシャー・スクール交響楽団の演奏である。
この作品は四楽章制による伝統的な交響曲の構成である。
第一楽章アダージョ-アレグロ・エ・コン・アニマは、
弦楽器と木管楽器により重々しい感じの序奏で始まり、
打楽器がはいったところで弦楽器が軽快な旋律を奏でる。
そのあと木管楽器により旋律が奏でられる部分となり、
続いて金管楽器と打楽器中心の華麗な部分となる。
そして最後金管楽器と打楽器中心に高揚して終わる。
第二楽章アダージョ・カンターヴィレ・エ・ソスティヌートは、
弦楽器中心に穏やかで抒情的な旋律が奏でられて始まる。
金管楽器なども加わり、牧歌的な雰囲気を感じさせていく。
ヴァイオリン・ソロも活躍し、それが過ぎるといったん盛り上がり、
最後はティンパニの音が残り、静かに終わる。
第三楽章ヴィヴァーチェは、軽快な旋律がホルンで奏でられ、
それを弦楽器やフルートやトランペットなどが引き継いでいく。
中間部では木管楽器が活躍し、そのあと再び最初の旋律が奏でられ、
金管楽器や打楽器が活躍し、最後は穏やかに終わる。
第四楽章アレグロ・コン・フォーコは、ホルンの吹奏で始まる。
それに続き弦楽器が旋律を奏で、その部分が交互に現れる。
そして力強い旋律が弦楽器などを中心に奏でられ、
金管楽器も加わったりしながら進行していく。
金管楽器・打楽器による華やかな部分と、
木管楽器・弦楽器を中心とした穏やかな部分が繰り返され、
最後はオーケストラ全体で盛り上がっていき、
ティンパニの音と、金管楽器の音が交互に現れ、力強く終わる。
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ハヴァーガル・ブライアンの交響曲第26番を聴く

2018-05-05 09:53:27 | ハヴァーガル・ブライアンの作品
今回取り上げるのは、1876年生まれのブライアンが、
1966年に作曲した交響曲第26番である。
今回聴いたCDはアレクサンダー・ウォーカー指揮、
新ロシア国立交響楽団の演奏である。
この作品は彼の生きている間には初演されず、
CDの解説によると1976年ヴァ―ノン・ハンドリー指揮、
ノース・スタンフォードシャー交響楽団により初演された。
第一楽章アレグロ・リソリュートは、華やかに始まる。
金管楽器と打楽器が行進曲風に主題を奏で、
木管楽器と弦楽器にもう一つの主題が奏でる。
展開部を経て最後金管楽器と打楽器が高揚したことろで終わる。
第二楽章アレグロ・モデラート・エ・グラツィオーソ-ジョコーソは、
弦楽器と木管楽器で流れるような旋律が奏でられて始まる。
その旋律を繰り返す中、徐々に打楽器と金管楽器も加わり、
華やかさを増していき盛り上がったあといったん静まり、
フルート・ソロや弦楽器による部分となり、最後は静かに終わる。
第三楽章アレグロ・アッサイは、弦楽器と打楽器、金管楽器で始まり、
行進曲風の華やかな部分を過ぎ、弦楽器中心の穏やかな部分を経て、
再び行進曲風の部分となっていき、盛り上がって最後力強く終わる。
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