Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

フランチェスコ・ランディーニの「彼女は決して哀れまないだろう」を聴く

2009-10-31 04:42:20 | 中世・ルネサンス音楽器楽曲・合奏曲編
昨日はウォーキングを休みました。
昨日聴いたのは1325年頃に生まれたランディーニの作品。
フィレンツェ付近に生まれた彼は、フィレンツェで活躍し、
天然痘のために視力を失い、オルガン演奏と作曲で活躍した。
「彼女は決して哀れまないだろう」の作曲年代は詳しくは分からない。
今回聴いたCDは、ミヒャエル・ボッシュ指揮、
アンサンブル・ユニコーンの演奏による。
「彼女は決して哀れまないだろう」は、
イタリアのボローニャ近郊の町ファエンツァで残されている
15世紀初頭にまとめられた楽譜「ファエンツァの写本」の中にある。
声楽曲を器楽曲にした中世的で素朴な響きの、
このヴァージョンは聴いていて楽しい。
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三枚町から菊名まで歩く、そしてルイス・アルベルトの3声部のグローサを聴く

2009-10-30 07:30:08 | 中世・ルネサンス音楽器楽曲・合奏曲編
昨日は三枚町から菊名駅まで歩きました。
そのあと東横線に乗って渋谷に行き、
バルキーニョでライブを聴きながら酒を飲む。
昨日聴いたのは16世紀に活躍したルイス・アルベルトの作品。
「3声部のグローサ」は、エネストローサ編による
1557年刊行した「新式タブラチュアによる譜本」の中にある。
彼自身の生涯や活動に関する記録はなく、
この譜本に名前がみられるほどである。
今回聴いたCDは、ヘノベーバ・ガルベスのハープシコード演奏による。
「3声部のグローサ(Tres glosado)」は、
3つの声部がハープシコードにより、
絡み合いながら展開する気品のある短い曲である。
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三枚町から西谷まで歩く、そしてペドロ・アルベルク・イ・ビラの「第一旋法によるティエント」を聴く

2009-10-29 05:39:59 | 中世・ルネサンス音楽器楽曲・合奏曲編
昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
昨日聴いたのは1517年頃に生まれたビラの作品。
ビークに生まれた彼は、バルセロナ大聖堂のオルガニストを務めた。
「第一旋法によるティエント」は、エネストローサ編による
1557年刊行した「新式タブラチュアによる譜本」の中にある。
今回聴いたCDは、ヘノベーバ・ガルベスのハープシコード演奏による。
「第一旋法によるティエント」は、対位法的な曲で、
一つの旋律をもう一つの旋律が追って、
それぞれの旋律が絡み合いながら展開する。
短い曲ではあるが、叙情的で味わいある曲である。
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三枚町から西谷まで歩く、そしてフランシスコ・デ・ソトの第6旋法によるティエントを聴きながら

2009-10-27 22:31:37 | 中世・ルネサンス音楽器楽曲・合奏曲編
今日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは1500年頃に生まれたソトの作品。
彼はマドリードの宮廷で活躍したオルガン奏者兼作曲者で、
皇妃イサベルのもとで聖歌隊長兼室内楽長を務め、
その後カルロス5世、フェリペ皇子などのもとで務めた。
カベソンの親友でもあったようだ。

第6旋法によるティエントの作曲年代は分からないが、
エネストローサの編著により1557年に刊行された
「新式タブラチュアによる譜本」の中にこの曲が収められている。
今回聴いたCDは、ヘノベーバ・ガルベスのハープシコード演奏による。
ゆったりとしたテンポでハープシコードが奏でていく優雅な曲だ。
高音部と低音部の旋律が絡み合いながら曲は進行し、
華やかさをも感じさせるルネサンスらしい曲である。
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ルイス・ベネーガス・デ・エネストローサの「では話してくれぬのか」を聴く

2009-10-26 21:36:45 | 中世・ルネサンス音楽器楽曲・合奏曲編
今日は風雨が強くウィーキングを休みました。
今日聴いたのは1510年頃に生まれたエネストローサが編著し、
1557年刊行した「新式タブラチュアによる譜本」の中からとりあげる。
彼の生涯については記録がほとんど残されておらずわからない。
ビウエラや鍵盤楽器の奏者だったのだろうというのは推測できる。
「では話してくれぬのか」などの作品もこの譜本の中に収められている。
今回聴いたCDは、ホセ・ミゲル・モレーノのビウエラ演奏による。

「では話してくれぬのか」は、原曲が歌曲と思われる旋律を、
高音部と低音部によって奏でていくが、
最初は高音部が旋律を奏で、低音部が伴奏を奏でるが、
途中から低音部が主導権を握って旋律を奏で、高音部がそれを支え、
この交替が二回繰り返される趣向の凝った曲である。
「『クラーロス伯のロマンセ』による5つのディファレンシアス」は、
「クラーロス・デ・モンタルバン伯爵のロマンセ」という
作曲者不詳による主題によるディファレンシア(変奏)である。
素朴でありながら、魅力ある旋律が5つの変奏により、
ビウエラによって軽快に奏されて美しい響きである。
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