Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

アラン・ホヴァネスの交響曲第11番「すべての人はみな兄弟」作品186を聴く

2018-03-25 01:46:15 | アラン・ホヴァネスの作品
今回あたりでホヴァネス編については終わりにします。
今回取り上げるのは、1911年生まれのホヴァネスが、
1960年に作曲し、69年に改訂された交響曲第11番作品186で、
副題は「すべての人はみな兄弟」である。
つまりは人類みな兄弟という意味合いだろう。
今回聴いたCDはアラン・ホヴァネス指揮、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏である。
第一楽章アンダンテ・アパッショナートは、
弦楽器がゆったりとした抒情的な主題を奏でて始まる。
愛の主題とよぶその旋律を木管楽器が引き継いでいき、
さらに金管楽器が引き継ぎ、盛り上がりをみせたあと、
再び弦楽器がその主題を奏で、鐘も鳴り響き、
最後は金管楽器が再び旋律を奏でていき、
盛り上がりをみせて高揚したところで終わる。
第二楽章アレグロ・マエストーソは、
金管楽器と打楽器による荒々しい音で始まる。
この舞踏的な力強い旋律は繰り返されていくが、
とても東洋的な部分を感じさせる旋律である。
音楽はやがてフーガ風な展開をみせ、
徐々に盛り上がりをみせていく。
最後は高揚したところで終わる。
第三楽章アンダンテ・コン・ノービリタは、
第一楽章と同じゆったりとした旋律で始まる。
それは宇宙的な愛の称賛と書かれている。
やがて、新たな主題が奏でられ、
それに基づくフーガ風の展開が行われていく。
やがて、再び第一楽章の主題が奏でられ、
鐘が鳴り響き、金管楽器が加わり、
壮大な感じの音楽となり、盛り上がって終わる。
また、今回までとりあげたホヴァネス編のCD等の情報は、
以下のアドレスの各分野のところで赤字NEWで示してあります。
http://userweb.pep.ne.jp/okubocchi07_treiben/composer_home.html
参考にしていただければ幸いです。
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アラン・ホヴァネスの交響曲第12番作品188よりカンタータ「詩編23」を聴く

2018-03-23 07:51:58 | アラン・ホヴァネスの作品
今回取り上げるのは、1911年生まれのホヴァネスが、
1960年に作曲した交響曲第12番作品188の中からの、
カンタータ「詩編23」である。
今回聴いたCDはエリック・プルッツのオルガン、
セント・ジョンズ大聖堂合唱団、
セント・ジョンズ少年少女合唱団、
ドナルド・ピアソン指揮、
セント・ジョンズ大聖堂祝祭管弦楽団の演奏である。
「主は私の羊飼い(The Lord is my Shepherd)」は、
合唱のみによるアカペラの部分と、
管弦楽の部分が交互に現れたあと、
トランペットと鐘と管弦楽の部分に、
合唱が加わっていくようになり、
それが終わると管弦楽のみの部分となり、
再び合唱が入り、終わる。
「私の敵の前であなたは(Thou Preparest a Table)」は、
弦楽器の奏でる旋律に続き、合唱が入り、
各声部が重なり合っていき、盛り上がって、
最後はアーメンを繰り返して終わる。
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アラン・ホヴァネスの弦楽四重奏曲第4番作品208「老木」を聴く

2018-03-22 22:29:36 | アラン・ホヴァネスの作品
今回取り上げるのは、1911年生まれのホヴァネスが、
1964年に作曲した弦楽四重奏曲第4番作品208「老木」である。
サブ・タイトルは、古い楓の木の下でである。
今回聴いたCDは上海カルテットの演奏である。
第一楽章アダージョ・マ・ノン・トロッポは、
弦楽器全体でゆったりと回想するかのように奏でて始まる。
そのあとピチカートの上で、ヴァイオリンが奏でる旋律も、
やや物悲しい感じであり、この二つの部分が何度か繰り返される。
最後はピチカートが繰り返される中、静かに終わる。
第二楽章フーガは、ヴァイオリンで奏される主題が、
各楽器に引き継がれ、フーガ風に展開していく。
短い楽章で、最後高揚したところで終わる。
第三楽章アダージョ-アンダンテ・コン・モート-アレグロは、
チェロの朗々とした旋律で始まる。
そのあと堂々とした旋律が奏でらえ。
他の弦楽器が入って絡み合いながら曲は進行していく。
この楽章も少し物悲しく、回想的である。
それぞれの弦楽器が絡み合い、
フーガ風な展開を見せ、最後は盛り上がって終わる。
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アラン・ホヴァネスの弦楽四重奏曲第1番作品8「ジュピター」を聴く

2018-03-21 10:03:31 | アラン・ホヴァネスの作品
今回取り上げるのは、1911年生まれのホヴァネスが、
1936年に作曲した弦楽四重奏曲第1番作品8「ジュピター」である。
「ジュピター」というタイトルは、
モーツアルトの交響曲第41番から採っているようで、
フーガを多用に入れていることが、関係するのだろう。
今回聴いたCDは上海カルテットの演奏である。
第一楽章前奏曲は、ゆったりとしたテンポで、
ヴィオラが東洋風の旋律を奏でて始まる。
それぞれの楽器が絡み合う短い楽章である。
第二楽章4つの主題を持つフーガは、
軽快で流れるように次から次へと4つの主題が奏でられ、
その主題に基づくフーガ的な展開をそれぞれ行っていく。
第三楽章アンダンテ・ラメンタンドは、
ゆったりとしたやや感傷的な旋律が奏でられて始まる。
静かな部分とダイナミックな部分が現れ、
東洋的な音使いもみられ、最後は静かに終わる。
第四楽章フーガは、軽快なテンポで主題が奏でられ、
それぞれの楽器がその主題を扱いながら、
フーガ風に展開していき、高揚したところで終わる。
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アラン・ホヴァネスの「喜び主をほめ歌おう」作品161を聴く

2018-03-20 06:13:38 | アラン・ホヴァネスの作品
今回取り上げるのは、1911年生まれのホヴァネスが、
1958年に作曲した「喜び主をほめ歌おう」作品161である。
原題は“O For a Shout of Sacred Joy”である。
今回聴いたCDはエリック・プルッツのオルガン、
ドナルド・ピアソン指揮、セント・ジョンズ少年少女合唱団、
セント・ジョンズ大聖堂合唱団の演奏である。
オルガンによる前奏に続き、合唱が入って始まる。
力強いオルガンの音とともに力強く終わる。
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