昨日は西谷駅から二俣川まで歩きました。
途中聴いたのは、1939年生まれのブローウェルの作品。
レオ・ブローウェルはキューバのハバナに生まれた。
CDの英文の解説書によれば、最初の音楽的なレッスンは、
彼の父フアン・ブローウェルと伯母のカリダ・メスキダから受けた。
伯父に作曲家・ピアノ奏者として有名なエルネスト・レクオーナがいる。
最初にギターのレッスンを受けたのは1953年からであり、
イサーク・ニコラに師事し、2年後には作曲法も学んだ。
その後アメリカに渡り、ジュリアード音楽院などで学んだようだ。
作風の初期はキューバの民族音楽からの影響がみられ、
キューバ革命後の1960年代から1970年代はポスト・セリエリズムや
偶然性の音楽などの要素を取り入れた作品などを作曲した。
その後は調性のある作品なども作曲するようになっている。
「コロムナス市」は2004年に作曲されたギターのための作品だ。
「コロムナス市」はハバナの愛称でもあるようだ。
6つの楽章からなる曲の第一楽章導入(クワジ・レント)は、
「ハバナの散歩」という意味の題が付いており、
1956年に作曲した初期のギター作品の一つである
「題名のない小品第1番」から採っているようだ。
冒頭の素朴なしっとりとした感じの曲と、
中間部の少し華やかでリズミカルな曲が対照的だ。
第ニ楽章「パンヤノキの樹とハチドリ」は、
ハチドリのせわしない動きを
トレモロ奏法によってうまく描写しているようだ。
第三楽章「サン・フランシスコの修道院」は、
修道院の前で一人ただすんでいるような穏やかな曲。
終わりの方では、第一楽章冒頭の旋律が再現される。
第四楽章「オビスポ通りに沿って」は激しい曲で、
前楽章とは対照的であり、テンポの速い活気ある曲である。
第五楽章「エル・モロ要塞の夜明け」は、
ゆったりとした感じで始まる曲。
第六楽章「アルマス(武器)広場の儀礼」は、
終曲にふさわしいリズミカルな曲で、
ギター奏者の高度な技術が試される曲だ。
「種子の旅」は2000年に作曲された作品。
アレホ・カルペンティールというキューバの作家の
エッセイの中からタイトルが付けられているようだ。
ミニアル・ミュージック的なところもあるが、
後半になると抽象的な音楽となり、少し難解な気がする。
しかし、そんな音楽を聴いたあとブローウェルの編曲による
1817年キューバ生まれのマヌエル・サウメルの
「8つのコントルダ」を聴くとほっとする。
やっぱり親しみやすいこのような曲の方がいいなあ。
途中聴いたのは、1939年生まれのブローウェルの作品。
レオ・ブローウェルはキューバのハバナに生まれた。
CDの英文の解説書によれば、最初の音楽的なレッスンは、
彼の父フアン・ブローウェルと伯母のカリダ・メスキダから受けた。
伯父に作曲家・ピアノ奏者として有名なエルネスト・レクオーナがいる。
最初にギターのレッスンを受けたのは1953年からであり、
イサーク・ニコラに師事し、2年後には作曲法も学んだ。
その後アメリカに渡り、ジュリアード音楽院などで学んだようだ。
作風の初期はキューバの民族音楽からの影響がみられ、
キューバ革命後の1960年代から1970年代はポスト・セリエリズムや
偶然性の音楽などの要素を取り入れた作品などを作曲した。
その後は調性のある作品なども作曲するようになっている。
「コロムナス市」は2004年に作曲されたギターのための作品だ。
「コロムナス市」はハバナの愛称でもあるようだ。
6つの楽章からなる曲の第一楽章導入(クワジ・レント)は、
「ハバナの散歩」という意味の題が付いており、
1956年に作曲した初期のギター作品の一つである
「題名のない小品第1番」から採っているようだ。
冒頭の素朴なしっとりとした感じの曲と、
中間部の少し華やかでリズミカルな曲が対照的だ。
第ニ楽章「パンヤノキの樹とハチドリ」は、
ハチドリのせわしない動きを
トレモロ奏法によってうまく描写しているようだ。
第三楽章「サン・フランシスコの修道院」は、
修道院の前で一人ただすんでいるような穏やかな曲。
終わりの方では、第一楽章冒頭の旋律が再現される。
第四楽章「オビスポ通りに沿って」は激しい曲で、
前楽章とは対照的であり、テンポの速い活気ある曲である。
第五楽章「エル・モロ要塞の夜明け」は、
ゆったりとした感じで始まる曲。
第六楽章「アルマス(武器)広場の儀礼」は、
終曲にふさわしいリズミカルな曲で、
ギター奏者の高度な技術が試される曲だ。
「種子の旅」は2000年に作曲された作品。
アレホ・カルペンティールというキューバの作家の
エッセイの中からタイトルが付けられているようだ。
ミニアル・ミュージック的なところもあるが、
後半になると抽象的な音楽となり、少し難解な気がする。
しかし、そんな音楽を聴いたあとブローウェルの編曲による
1817年キューバ生まれのマヌエル・サウメルの
「8つのコントルダ」を聴くとほっとする。
やっぱり親しみやすいこのような曲の方がいいなあ。