今回は1903年生まれのルイス・ウンベルト・サルガードが、
1958年に作曲した交響曲第5番「新ロマン的」を取り上げる。
聴いたCDはミヒャエル・マイスナー指揮、
クエンカ交響楽団の演奏である。
第一楽章アレグロ・リソリュートは、低弦の奏でる主題で始まり、
やや重々しい感じの旋律は他の楽器に引き継がれていく。
もう一つの主題は木管楽器で始まる感傷的な旋律である。
展開部で各主題は展開されていき、緊張感のある音楽が進行していく。
再現部は第一主題から始まり、最後は息詰まる緊張感の中で終わる。
第二楽章モデラート・アッサイは、ハープとフルートの伴奏に乗り、
ファゴットの感傷的な旋律で始まり、他の木管楽器に引き継がれていく。
弦楽器もその旋律を引き継いでいき、金管楽器も加わり盛り上がりをみせる。
再びファゴットが旋律を奏で、冒頭と同じ流れになるが、
金管楽器で盛り上がって最後は力強く終わる。
第三楽章アンダンティーノ・モッソは、三部形式で書かれている。
フルートなど木管楽器による旋律で始まる。
その静かな感じは打楽器の音で打ち消され、
そのあとはやや荒々しい舞踏的な感じの旋律が奏でられる。
中間部は低弦の奏でる感傷的な旋律で始まる。
木管楽器も絡み、金管楽器・打楽器も絡んでいく。
そのあとは冒頭の木管楽器群の旋律が現れ、再び荒々しい感じになり、
そのあとは木管楽器が中心になり最後静かに終わる。
第四楽章アレグロ・ドラマティコは、弦楽器の力強い旋律で始まる。
途中で木管楽器中心に旋律を奏でていく部分が現れ、
フルートのカデンツァ風の部分があり、
そのあと弦楽器と木管楽器中心に進行していく。
続いて弦楽器中心に力強い旋律が奏でられていき、
打楽器と金管楽器が加わって盛り上がったところで終わる。
こうして、ルイス・ウンベルト・サルガードの交響曲を、
ブログですべて取り上げて、今回で終わる。
最初聴いた時にこれは交響曲なのかと思いながら、
1曲ずつ改めて聴いてみたが、それぞれ個性的である。
しかも1曲ごとに進化を遂げている感じで、
つかみどころのない感じでもある。
エクアドルの民族音楽やポピュラー音楽の要素が、
この中にいかされているのかとも思うが、
一番聴きやすいのは交響曲第1番かもしれない。
価格としては安いCDの組物であったが、
十分に楽しむことができた。
1958年に作曲した交響曲第5番「新ロマン的」を取り上げる。
聴いたCDはミヒャエル・マイスナー指揮、
クエンカ交響楽団の演奏である。
第一楽章アレグロ・リソリュートは、低弦の奏でる主題で始まり、
やや重々しい感じの旋律は他の楽器に引き継がれていく。
もう一つの主題は木管楽器で始まる感傷的な旋律である。
展開部で各主題は展開されていき、緊張感のある音楽が進行していく。
再現部は第一主題から始まり、最後は息詰まる緊張感の中で終わる。
第二楽章モデラート・アッサイは、ハープとフルートの伴奏に乗り、
ファゴットの感傷的な旋律で始まり、他の木管楽器に引き継がれていく。
弦楽器もその旋律を引き継いでいき、金管楽器も加わり盛り上がりをみせる。
再びファゴットが旋律を奏で、冒頭と同じ流れになるが、
金管楽器で盛り上がって最後は力強く終わる。
第三楽章アンダンティーノ・モッソは、三部形式で書かれている。
フルートなど木管楽器による旋律で始まる。
その静かな感じは打楽器の音で打ち消され、
そのあとはやや荒々しい舞踏的な感じの旋律が奏でられる。
中間部は低弦の奏でる感傷的な旋律で始まる。
木管楽器も絡み、金管楽器・打楽器も絡んでいく。
そのあとは冒頭の木管楽器群の旋律が現れ、再び荒々しい感じになり、
そのあとは木管楽器が中心になり最後静かに終わる。
第四楽章アレグロ・ドラマティコは、弦楽器の力強い旋律で始まる。
途中で木管楽器中心に旋律を奏でていく部分が現れ、
フルートのカデンツァ風の部分があり、
そのあと弦楽器と木管楽器中心に進行していく。
続いて弦楽器中心に力強い旋律が奏でられていき、
打楽器と金管楽器が加わって盛り上がったところで終わる。
こうして、ルイス・ウンベルト・サルガードの交響曲を、
ブログですべて取り上げて、今回で終わる。
最初聴いた時にこれは交響曲なのかと思いながら、
1曲ずつ改めて聴いてみたが、それぞれ個性的である。
しかも1曲ごとに進化を遂げている感じで、
つかみどころのない感じでもある。
エクアドルの民族音楽やポピュラー音楽の要素が、
この中にいかされているのかとも思うが、
一番聴きやすいのは交響曲第1番かもしれない。
価格としては安いCDの組物であったが、
十分に楽しむことができた。