Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

アナトリ・リャードフの「アマゾネスの踊り」作品65を聴く

2016-02-29 06:15:06 | 古典~現代音楽ロシア編
今回取り上げるのは1855年生まれのリャードフが、
1910年に作曲した「アマゾネスの踊り」作品65である。
聴いたCDはイワン・シュピレル指揮、
クラスノヤルスク交響楽団の演奏による。
トランペットのファンファーレ風の音に始まり、
そのあとは弦楽器により重々しい感じになったあと、
民謡風の旋律が弦楽器に現れ、管楽器がそれに加わる。
力強いこの旋律が繰り返されて盛り上がったところで終わる。
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アルフレット・シュニトケのオーボエ、ハープと弦楽オーケストラのための協奏曲を聴く

2016-02-28 21:58:43 | 古典~現代音楽ロシア編
今回取り上げるのは1934年生まれのシュニトケが、
1971年に作曲したオーボエ、ハープと弦楽オーケストラのための協奏曲である。
聴いたCDはヘレン・ヤーレンのオーボエ、
フェル・アクセル・リールのハープ、レフ・マルキス指揮、
新ストックホルム室内管弦楽団の演奏による。
弦楽器の奏でる音と、オーボエとハープの音が重なり合い、
始まる音楽は、二人の亡くなった友人の思い出を語ってか、
重々しくもあり、悲哀も感じるが、それだけではない。
オーボエが中心に活躍しながら、ハープが絡んで、
弦楽器はむしろそれを支える感じとなる。
オーボエの様々な演奏技法が示されていく。
しばらくは弦楽器とオーボエの独奏が続き、
様々な音の重なりがみられ、最後は静かに終わる。
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モイセイ(ミェチスワフ)・ヴァインベルクの交響曲第10番イ短調を聴く、そして横浜から天王町まで歩く

2016-02-27 14:56:53 | モイセイ(ミェチスワフ)・ヴァインベルクの作品
昨日は横浜駅から天王町駅まで歩きました。
今回取り上げるのは1919年生まれのヴァインベルクが、
1968年に作曲した交響曲第10番イ短調である。
聴いたCDはルドルフ・バルシャイ指揮、
モスクワ室内管弦楽団の演奏による。
なお、独奏者にはエフゲニー・スルミノフのヴァイオリン、
レフ・アニケーエフのヴィオラ、アラ・ヴァシリェヴァのチェロ、
ルステム・ガブドゥリンのコントラバスがいる。
第一楽章合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)は、
力強い旋律で始まり、そのあとはヴァイオリンが、
奏でるモティーフを追いかけるように、
並行調により他の弦楽器が絡んでいく。
音楽はリズミックに展開していき、中間では独奏楽器が活躍し、
最後は冒頭の旋律が繰り返されて終わる。
第二楽章パストラルは、ヴァイオリンの揺れ動く音と、
他の弦楽器の音がそれに重なり合い、
ゆったりとしたテンポで奏でられていく。
やがて、ヴァイオリンのソロが入り、
他の独奏者も加わって絡み、最後は静かに終わる。
第三楽章カンツォーネは、ピチカートを効果的に使い、
リズミックな感じで始まり、チェロのソロが歌うように、
旋律を奏でていき、他の独奏も入って盛り上がっていく。
第四楽章ブルレスケは、コントラバスによる速い動きに、
ヴァイオリンが絡んでいき、荒々しいワルツのようである。
第五楽章転回は、第一楽章の冒頭の部分が現れ、
並行調の音楽が現れ、最後はユニゾンで力強く終わる。
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ピョートル・チャイコフスキーの組曲第1番ニ短調作品43を聴く

2016-02-26 06:03:59 | ピョートル・チャイコフスキーの作品
今回取り上げるのは1840年生まれのチャイコフスキーが、
1879年に作曲した組曲第1番ニ短調作品43である。
聴いたCDはエフゲニー・スヴェトラーノフ指揮、
ソヴィエト国立交響楽団の演奏による。
第一曲序奏とフーガ(アンダンテ・ソステヌート)は、
木管楽器の奏でる主題に弦楽器が絡みながら始まる。
その主題は弦楽器で繰り返され、そのあとその主題をもとに、
フーガ的な展開がされていき、木管楽器・金管楽器が絡んでいく。
そのフーガ風の展開がバロック風の趣きを持ちながら始まり、
しかしそうではなくロマン派的な部分を見せていくところが面白い。
第二曲ディヴェルティメント(アレグロ・モデラート)は、
クラリネットの奏でる舞踏的な旋律に始まり、
弦楽器が奏でる激しく情熱的な旋律に続き、
木管楽器群の奏でる牧歌的な旋律と、それに絡む弦楽器の旋律へと続く。
ホルンなども加わったあと、木管楽器が旋律を奏でていく。
再び冒頭からの旋律が繰り返され、最後は軽快に終わる。
第三曲間奏曲(アンダンティーノ・センプリーチェ)は、
弦楽器中心に民謡風の叙情的な旋律が奏でられていく。
その主題とロマンティックな旋律が奏でられ、
この二つの対照的な主題をもとに曲は展開されていく。
情熱的な盛り上がり方はチャイコフスキーらしい。
冒頭の叙情的な旋律が再び繰り返されて最後は終わる。
第四曲小行進曲(モデラート・コン・モート)は、
木管楽器中心に展開される可愛らしい行進曲である。
第五曲スケルツォ(アレグロ・コン・モート)は、
弦楽器の奏でる躍動的で舞踏風の旋律で始まる。
木管楽器も絡みながら進行した後、中間部を経て、
冒頭の部分が繰り返されて、金管楽器も加わり最後爽やかに終わる。
第六曲ガヴォット(アレグロ)は、弦楽器と木管楽器で生き生きと始まる。
舞踏風の旋律が奏でられて、可愛らしい感じに展開されていく。
ピチカートも効果的に使われ、金管楽器や打楽器も加わり、
最後は盛り上がりをみせて、華々しい感じで終わる。
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アントン・アレンスキーの歌劇『ヴォルガ川上の夢』作品16より序曲を聴く

2016-02-25 06:09:04 | 古典~現代音楽ロシア編
今回取り上げるのは1861年生まれのアレンスキーが、
1888年に作曲した歌劇『ヴォルガ川上の夢』作品16より序曲である。
聴いたCDはエフゲニー・スヴェトラーノフ指揮、
ソヴィエト国立交響楽団の演奏による。
金管楽器と打楽器中心に華やかに始まる曲である。
ここで示された堂々とした主題が木管楽器などで繰り返されたあと、
弦楽器を中心にロマンティックな別の主題が奏でられる。
これらの主題をもとに曲は展開され、冒頭の主題を中心に、
徐々に盛り上がりをみせて、最後は力強く終わる。
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