goo blog サービス終了のお知らせ 

Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ジョン・ブルのパバーヌ、ガイヤルドを聴く

2009-11-15 09:17:18 | 中世・ルネサンス音楽器楽曲・合奏曲編
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは1562か1563年に生まれたジョン・ブルの作品。
彼はヘレフォード大聖堂の聖歌隊やロンドンの王室礼拝堂の少年聖歌隊として
幼い頃から活動し、ブリズマンやハンニスに師事したようである。
エリザベス1世やジェームズ1世に仕え、鍵盤楽器奏者としても活躍したようだ。
その後アントウェルペンに活動の場を移し、アントウェルペン大聖堂の、
オルガニストとして活躍し、この地で没した作曲家である。
パバーヌやガイヤルドの作品が、いつ作曲されたか詳しい年はわからない。
今回聴いたレコードはリオネル・ロッグのチェンバロ演奏による。
パバーヌは、装飾音を加えながら華麗な感じで始まる。
主題をもとに即興的にチェンバロが自由自在に演奏する。
ガイヤルドは、少し荒々しくそして感傷的な旋律で始まる。
主題をもとに変奏を展開するチェンバロの技巧はなかなかである。