今回取り上げるのは1905年生まれのオランダの作曲家、
ヘンク・バーディングスが1868年に作曲した「交響的三部作」で、
これは1968年のフランドル音楽祭のために作曲された作品で、
この作品のスケッチに彼自身の手で、
交響曲第14番「フランドル」と書いている。
作品はこの年の9月1日に音楽祭で初演されている。
聴いたCDの演奏はダーヴィッド・ポルセライン指揮、
ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団のものである。
第一部レントはティンパニの弱い音で始まり、
低弦のピチカートが入り、金管楽器の不気味な音が入る。
空虚な感じの音の響きと無機的な音の連続、
それらが不思議な音の色彩感を作っている。
最後はティンパニの弱くたたく音の中で終わる。
第二部アレグロ・モデラートは、弦楽器のピチカートで始まる。
その音にパーカッションの音が混ざりあっていく。
金管楽器や木管楽器の音も重なっていくが、
それは旋律ではなく、音そのものがぶつかり合う感じだ。
フルートなど木管楽器が絡んでいくところもあるが、
何か求めていうよりはあてのない感じであり、
金管楽器の荒々しい音に中断されながらも、
繰り返され、やがては融合し、最後は静かに終わる。
第三部グラーヴェは、弦楽器のゆらぐような音型で始まり、
ヴィブラフォンの音がそれに重ねられていく。
そのあと弦楽器によって旋律が現れるが、
それは何となくバルトーク風な感じを受ける。
やがて弦楽器のみとなり冒頭のゆらぐ音型が繰り返され静かに終わる。
ヘンク・バーディングスが1868年に作曲した「交響的三部作」で、
これは1968年のフランドル音楽祭のために作曲された作品で、
この作品のスケッチに彼自身の手で、
交響曲第14番「フランドル」と書いている。
作品はこの年の9月1日に音楽祭で初演されている。
聴いたCDの演奏はダーヴィッド・ポルセライン指揮、
ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団のものである。
第一部レントはティンパニの弱い音で始まり、
低弦のピチカートが入り、金管楽器の不気味な音が入る。
空虚な感じの音の響きと無機的な音の連続、
それらが不思議な音の色彩感を作っている。
最後はティンパニの弱くたたく音の中で終わる。
第二部アレグロ・モデラートは、弦楽器のピチカートで始まる。
その音にパーカッションの音が混ざりあっていく。
金管楽器や木管楽器の音も重なっていくが、
それは旋律ではなく、音そのものがぶつかり合う感じだ。
フルートなど木管楽器が絡んでいくところもあるが、
何か求めていうよりはあてのない感じであり、
金管楽器の荒々しい音に中断されながらも、
繰り返され、やがては融合し、最後は静かに終わる。
第三部グラーヴェは、弦楽器のゆらぐような音型で始まり、
ヴィブラフォンの音がそれに重ねられていく。
そのあと弦楽器によって旋律が現れるが、
それは何となくバルトーク風な感じを受ける。
やがて弦楽器のみとなり冒頭のゆらぐ音型が繰り返され静かに終わる。