goo blog サービス終了のお知らせ 

Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

西谷から三枚町まで、そしてヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンクのリチェルカーレ・ブレヴィスを聴く

2009-11-13 10:18:05 | 中世・ルネサンス音楽器楽曲・合奏曲編
昨日は二俣川から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
今回からは、高校時代に買ったレコードの中から、
中世・ルネサンス音楽の器楽曲とその作曲家についてあげる。
今回とりあげるのは1562年に生まれたスウェーリンクの作品。
ネーデルラントで生まれた彼の一族には音楽家が多く、
彼もアムステルダムのオルガニストとして活躍した。
鍵盤楽器の分野で重要な作品を多く残したようである。
リチェルカーレ・ブレヴィスなどの作品が、
いつ作曲されたか詳しい年はわからない。
今回聴いたレコードはフランシス・シャプレのオルガン演奏による。

トッカータは、対位法的な手法で書かれており、
それぞれの声部が速いフレーズで動く。
「それはマルスの神」による変奏曲は、
まず主旋律が奏され、それをもとに変奏が続いていく。
ポリフォニック的で華やかな部分をみせてくれるとともに、
各変奏では鍵盤楽器の技巧的な部分も見られる。
リチェルカーレ・ブレヴィスは、
宗教的な雰囲気をただよわせた厳かな曲である。
「わが青春はすでに過ぎ去り」による変奏曲は、
感傷的な旋律をもとに6つの変奏が展開される。
高音部の主旋律に対し、他の声部が様々な装飾を加える。