Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

アーロン・コープランドの「劇場のための音楽」を聴く

2022-05-25 21:21:22 | 古典~現代音楽北アメリカ編
今回は1900年生まれのコープランドが、
1925年に作曲した「劇場のための音楽」を取り上げる。
聴いたCDはレナード・バーンスタイン指揮、
ニューヨーク・フィルハーモニックの演奏による。
第1楽章プロローグは、小太鼓の音で始まり、
すぐにトランペットの華やかな第一主題が奏でられる。
そのあと弦楽器がそれを包み込むように入り、
オーボエの第二主題がそのあとに奏でられる。
そしてトランペットが入ったあと、
そのあとは軽快でリズミックな音楽になっていく。
ここでは、様々な楽器で第一主題を引き継ぎ、
変形させていったあと、再びトランペットの第一主題、
続けてオーボエの第二主題が現れ、最後静かに終わる。
第2楽章「舞曲」は、弦楽器のピチカートとピアノの上で
ファゴットが旋律を奏でて始まり、軽快な音楽が奏でられる。
トランペットやクラリネットが旋律を奏でていくが、
このあたりはブルースやジャズ音楽からの影響がみられ、
明るく楽しい音楽になっており、最後力強く終わる。
第3楽章「間奏曲」は、イングリッシュ・ホルンが、
無伴奏で旋律を奏でて始まる。
弦楽器とピアノの音の上でクラリネット、
そしてトランペットが旋律を奏でていき、
再びイングリッシュ・ホルンが旋律を奏で、
フルートと独奏ヴァイオリンで甘美な旋律が奏でられていく。
イングリッシュ・ホルンはプロローグの第一主題を奏で、
再び無伴奏で最初の主題を奏でて、消え入るように終わる。
第4楽章「ブルレスケ」は、全体でスケルツォ主題を奏でて始まる。
おどけたようなこの主題は様々な楽器に受け継がれていく。
中間部はトランペットがブルース風な旋律を奏でていく。
冒頭のスケルツォ主題が再び奏でられて中間部の主題も現れ、
最後は冒頭のスケルツォ主題が力強く奏でられて終わる。
第5楽章「エピローグ」は、クラリネットで始まり、
第1楽章の第一主題と第3楽章のブルース風の主題を奏でる。
その後独奏ヴァイオリンが活躍し、最後は静かに終わる。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アーロン・コープランドの「弦楽合奏のための2つの作品」を聴く

2022-05-23 18:28:01 | 古典~現代音楽北アメリカ編
今回は1900年生まれのコープランドが作曲した、
弦楽合奏のための2つの作品を取り上げる。
レント・モルトの作品が、1923年に作曲され、
ロンディーノの作品が1928年に作曲されている。
聴いたCDはアーロン・コープランド指揮、
ロンドン交響楽団の演奏による。
レント・モルトは、簡素な旋律がユニゾンで奏でられ始まる。
やがて、それは2つの旋律が絡み合う音楽になり、
さらに複数の旋律が絡み合うように重層化していく。
徐々に盛り上がりをみせ、最後は静かになって終わる。
ロンディーノは、軽快な旋律が奏でられて始まる。
リズミックな音楽で、互いの旋律が絡み合い、
低弦の響きも効果的で、色彩豊かな音楽になっている。
最後は盛り上がりをみせたところで終わる。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヴァージル・トムソンの賛美歌による交響曲を聴く

2022-05-22 18:09:03 | 古典~現代音楽北アメリカ編
今回は1896年生まれのヴァージル・トムソンが、
1928年に作曲した賛美歌による交響曲を取り上げる。
最初の3楽章はパリで書き上げ、2年後に完成させたが、
初演は作曲者自身の指揮で1945年2月22日に行っている。
この作品は古いスコットランドの旋律を
ベースにして作曲されているようだ。
聴いたCDの演奏はジェームズ・セダレス指揮、
ニュージーランド交響楽団による。
第一楽章導入部とアレグロは、
ホルンの豊かな響きで始まり、
フルートなど木管楽器がそれに続き、
素朴な旋律が奏でられていき、
弦楽器が旋律を民謡風の旋律を奏でていく。
そのあとも様々な楽器で旋律は引き継がれていく。
後半チェロやヴァイオリンがカデンツァのように独奏し、
最後は打楽器で盛り上がって終わる。
第二楽章アンダンテ・カンタービレは、
弦楽器による素朴で歌うような旋律で始まり、
木管楽器なども絡みながら、繰り返される。
何となくブラームスを感じさせるところもある。
ホルンの響きとトランペットの音が、
鉄道を思わせるようなところを感じさせる。
第三楽章アレグレットは、低弦で始まる。
それにクラリネットが絡んで旋律を奏でていく。
木管楽器中心に旋律が引き継がれていき、
それはさらに弦楽器に引き継がれ、
金管楽器はコラール風に旋律を奏でていく。
第四楽章アッラ ブレーヴェ(2分の2拍子で)は、
弦楽器が力強く軽快な旋律を奏でていき、
そのあと民謡風の旋律が現れ、金管楽器や打楽器が加わり、
リズミックな旋律も現れ、徐々に盛り上がりをみせ、
弦楽器が堂々と民謡風の旋律を奏でていき、
最後は打楽器の音が長く続く中、盛り上がって終わる。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヴァージル・トムソンの交響曲第3番を聴く

2022-05-21 20:33:41 | 古典~現代音楽北アメリカ編
今日は久しぶりに若い時に住んでいた鶴ヶ峰で、
よく食事をしたレストランに入り昼食をとった。
懐かしさとともにおいしい料理をじっくり味わった。
今回は1896年生まれのヴァージル・トムソンが、
1972年に作曲した交響曲第3番を取り上げる。
聴いたCDの演奏はジェームズ・セダレス指揮、
ニュージーランド交響楽団による。
第一楽章アレグロ・モデラートは、
打楽器により荒々しく始まり、
金管楽器も加わり騒然とした感じである。
しかし、悲劇的な感じが続くわけではなく、
明るい軽快な部分もあり、不思議な感じである。
第二楽章「ワルツのテンポで」は、
弦楽器による明るく軽快なワルツであり、
木管楽器や金管楽器も加わり、華やかさもある。
第三楽章アダージョ・ソステヌートは、
弦楽器のユニゾンで始まり、やや悲しげな感じである。
その旋律中心に金管楽器や木管楽器も加わり、
色彩感のある音楽になり、甘美な旋律が流れていく。
冒頭の悲しい感じが再び現れて、最後静かに終わる。
第四楽章アレグレットは、
弦楽器による力強い旋律で始まり、
金管楽器も加わりいったん騒々しくなるが、
その後は静かで悲しげな感じになり、最後は静まって終わる。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アーロン・コープランドのオルガンとオーケストラのための交響曲を聴く

2022-05-16 20:14:08 | 古典~現代音楽北アメリカ編
今回は1900年生まれのコープランドが、
1924年に作曲したオルガンとオーケストラのための交響曲を取り上げる。
聴いたCDの演奏はパワー・ビッグスのオルガン、
レナード・バーンスタイン指揮、ニューヨーク・フィルハーモニックによる。
この作品はのちにオルガンを除いて、
交響曲第1番として発表されたようである。
第一楽章「プレリュード(アンダンテ6/8拍子)」は、
弦楽器の音の上でフルートが旋律を奏でて始まり、
そのあとオルガンの音が入り、ハープも入る。
弦楽器がそのあとも空虚な感じの旋律を奏でていくが、
それに加わるオルガンの音の響きが温かく感じる。
そのあと弦楽器とフルートでまた、冒頭のような音楽になり、
オルガンの音もずっしりと加わっていく。
第二楽章「スケルツォ(アレグロ・モルト3/4拍子―モデラート4/4拍子)」は、
軽快な旋律がオーボエなど木管楽器と金管楽器中心に奏でられていく。
そしてオルガンの音が入り、弦楽器も生き生きとした旋律を奏でていく。
さらに打楽器も加わり、リズミックでダイナミックな音楽になっていく。
盛り上がった後はいったん静まり、オルガン中心に音楽は進行する。
それからはロマンティックな部分をみせもする。
そして、オルガンの音に続き再びリズミックでダイナミックな音楽になる。
そのリズミックな部分は続き、荒々しく盛り上がっていき、
ここはコープランドらしさが出ている感じがする。
第三楽章「フィナーレ(レント-モデラート4/4拍子」は、
弦楽器が奏でるゆったりとした旋律で始まる。
重々しくなったところでオルガンの音が響き、
そのあとは弦楽器により力強い旋律が奏でられていく。
それを遮るようにオルガンと金管楽器の音が入る。
そのあとオルガン中心とした神秘的な音楽になり、
それにトランペットの音が入り、
弦楽器と打楽器によりリズミックで荒々しい音楽になっていく。
金管楽器も加わり、盛り上がりを見せていき、
オルガンの音が響き渡る中、最後力強く終わる。
こうして聴いてみると、コープランドの交響曲はなかなかいい。
交響曲第3番は傑作であるが、それ以外もいい。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アーロン・コープランドの舞踏交響曲を聴く

2022-05-15 15:08:17 | 古典~現代音楽北アメリカ編
今回は1900年生まれのコープランドが、
1922年から1925年にかけて作曲した舞踏交響曲を取り上げる。
聴いたCDの演奏はコープランド指揮、ロンドン交響楽団による。
1925年に作曲されたバレエ曲「グローグ」からの改作で、
この作品は純粋に交響曲として最初から書かれたものではない。
第一楽章「導入部(レント)-モルト・アレグロ-アダージョ・モルト」は、
トランペットの音で始まり、弦楽器がそれを呼応するようにして引き継ぐ。
アメリカの荒野の雰囲気を感じさせる。
やがて、オーボエなど木管楽器が速い動きで旋律を奏でていき、
舞踏風の軽やかな動きをみせていき、
パリ留学のあとだからかフランス音楽からの影響も感じさせる。
最後はゆったりとした感じになり、そのまま次の楽章に続く。
第二楽章「アンダンテ・モデラート」は、
ゆったりとしたワルツのリズムの中で、木管楽器が活躍する。
ストラヴィンスキーの影響も感じさせるところがある。
やがて、弦楽器中心にゆったりとした旋律が奏でられていき、
金管楽器も加わり、徐々に盛り上がりをみせていき、
壮大な舞踏風の音楽になっていき、
それが終わるとヴァイオリン独奏が入って終わる。
第三楽章「アレグロ・ヴィーヴォ」は、
軽快で生き生きとした旋律が奏でられて始まる。
打楽器中心にリズミックな音楽が展開されていく。
そのあとゆったりとしたテンポで弦楽器が甘美な旋律を奏でていく。
リズミックな音楽と、ゆったりとした旋律が交互に現れ、
やがて、金管楽器中心に荒々しい音楽となり、
打楽器も加わり、盛り上がったところで終わる。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポール・クレストンの交響曲第2番作品35を聴く

2022-05-14 06:23:57 | 古典~現代音楽北アメリカ編
今回は1906年生まれのクレストンが、
1944年に作曲した交響曲第2番作品35を取り上げる。
聴いたCDの演奏はテオドル・クチャル指揮、
ウクライナ国立交響楽団による。
第一楽章「序奏と歌」は、弦楽器によりゆったりと始まる。
「ゆっくりと、深い感動をもって」とあるように歌うような旋律は、
やがてフルートやオーボエなど木管楽器に引き継がれ、
ホルンなど金管楽器も加わって音の厚みが生まれる。
再び弦楽器が歌うような旋律を奏でていくが、
徐々に金管楽器など加わり、感動的に盛り上がったあと、
穏やかになり、木管楽器中心に旋律が奏でられ、最後は静かに終わる。
第二楽章「間奏曲と踊り」は、弦楽器でシリアスな旋律が奏でられ、
金管楽器も加わり、荒々しい感じになり、これが繰り返される。
そのあとフルートが旋律を奏でていき、弦楽器中心に旋律を引き継ぎ、
そのあとは打楽器も加わり、リズミックな踊りの音楽になっていく。
繰り返されるリズムの上で、舞踏的な旋律が繰り返され、
徐々に盛り上がっていくが、ここの音楽がなかなかいい。
そのあと、いったん静まるが、再び舞踏的な旋律が奏でられ、
徐々に盛り上がりをみせて激しい感じになり、最後力強く終わる。

フルート奏者のウィリアム・ベネットが5月11日に亡くなった。
妻にトレヴァー・ワイから連絡が入ったので確実な情報である。
長い間難病を患い、闘病生活を続けていたようだ。
生前の元気な姿からすれば、信じられずとても残念である。
その頃の姿をしのび、ヴォーン・ウィリアムズの、
「グリーンスリーヴスによる幻想曲」を、
ウィリアム・ベネットのフルート、ネヴィル・マリナーの指揮、
アカデミー室内管弦楽団の演奏で聴いた。
この美しいフルートの音色が二度と聴けないのが残念である。
心からご冥福をお祈りしたい。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウェイン・バーロウの「ナイト・ソング(夜の歌)」を聴く

2022-05-11 21:46:20 | 古典~現代音楽北アメリカ編
今回は1912年生まれのウェイン・バーロウが、
1956年に作曲した「ナイト・ソング(夜の歌)」を取り上げる。
聴いたCDの演奏はハワード・ハンソン指揮、
イーストマン=ロチェスター管弦楽団による。
木管楽器と弦楽器によりゆったりと始まる。
木管楽器が孤独感を思わせ、ホルンは大自然の雄大さを
弦楽器はロマンティックな夜の雰囲気を感じさせる。
ヴァイオリンの独奏が中間部で入り、
それを木管楽器が引き継いでいき、
長い夜の時間を感じさせてくれる。
最後は消え入るように静かに終わる。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヨハン・フリードリヒ・ペーターのシンフォニア ト長調を聴く

2022-05-08 18:03:34 | 古典~現代音楽北アメリカ編
今回取り上げる作品は1746年生まれの、
ヨハン・フリードリヒ・ペーターが、
1780年代に作曲したシンフォニア ト長調。
ヨハン・フリードリヒ・ペーターは、
ドイツやオランダで音楽を学び、
1770年にはアメリカに渡り、オルガン奏者や、
ヴァイオリン奏者として活躍し、
1786年にはノースカロライナのセーラムで結婚し、
1790年までそこに住んだようである。
1813年ペンシルベニア州のベスレヘムで亡くなった。
アメリカで活躍したのでアメリカの作曲家として扱う。
聴いたCDの演奏はハワード・ハンソン指揮、
イーストマン=ロチェスター管弦楽団による。
第1楽章プレストは、軽快な主題で始まる。
モーツアルトの活躍した時代のスタイルで書かれ、
弦楽器のみで演奏される明快な音楽である。
二つの主題による提示部は繰り返され、
短い展開部を経て、再現部に入って終わる。
第2楽章ポロネーズは舞踏的な旋律で始まる。
明るく生き生きとした感じで奏でていく。
第3楽章メヌエット(ヴィヴァーチェ)は、
流れるような旋律のメヌエット主題で始まる。
中間部は影のある対照的な感じの旋律である。
再び冒頭のメヌエット主題が奏でられて終わる。
第4楽章プレストも、軽快で明るい旋律で、
駆け抜けるようにあっという間に終わる。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジョージ・ホワイトフィールド・チャドウィックの交響的スケッチを聴きながら星川まで歩く

2022-05-07 17:49:32 | 古典~現代音楽北アメリカ編
昨日は川島町から星川まで久しぶりに歩いてみました。
川島町から和田町駅までで30分で着き、
星川までで36分くらいのところです。
途中聴いたのは1854年生まれのチャドウィックが、
1895年から1904年にかけて作曲した交響的スケッチです。
聴いたCDの演奏はハワード・ハンソン指揮、
イーストマン=ロチェスター管弦楽団による。
第1曲ジュビリーは、力強く色彩豊かな音で始まる。
そのあとの旋律は懐かしい感じの優しい旋律が現れる。
スラヴ舞曲を聴いているようなヨーロッパ的な音楽と、
時々現れるアメリカ的な旋律がいい感じで融合している。
古く良きアメリカの世界を感じさせてくれる。
最後は金管楽器中心に盛り上がって終わる。
第2曲ノエルは、弦楽器中心にゆったり始まり、
イングリッシュホルンが旋律を奏で、
ドヴォルザークの交響曲第9番第2楽章のような
これまた優しく懐かしい感じの音楽が展開されていく。
後半では徐々に盛り上がっていき、
情感あふれるような音楽が歌われていく。
ヴァイオリンの独奏も甘い旋律を奏でていく。
最後の消えゆく感じがノエルにふさわしい。
第3曲ホブゴブリンは、ホルンの吹奏で始まる。
それを弦楽器が受けていき、流れるような旋律が続く。
いたずらをする妖精ホブゴブリンが動きまわるような
そんな風景をイメージさせるような楽しい音楽である。
第4曲放浪者のバラードは、やや重々しく始まり、
バスーンやバス・クラリネットなどの楽器の活躍が面白い。
マイアベーアのオペラ「ユグノー教徒」第5幕からの
パロディがみられるようである。
そのこともあってか、ドラマティックな展開がみられ、
最後は金管楽器も加わっに盛り上がって終わる。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする