Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

フェデリコ・チュエカの「大通り」序曲を聴く

 | 古典~現代音楽イタリア・スペイン編
今回取り上げるのは、1846年生まれのフェデリコ・チュエカが、
1886年に作曲した「大通り」序曲を取り上げる。
スペインのマドリードで生まれた彼は、
若くして音楽院で学んだが、いったん医学の道に進んだが、
ワルツの作品などを作曲し、再び音楽の道に戻り、
40曲を超えるサエスエラの作曲家として活躍した。
今回聴いたCDはアタウルフォ・アルヘンタ指揮、
スペイン国立管弦楽団の演奏による。
弦楽器の明るく軽快な旋律で始まる。
ヨハン・シュトラウスを思わせるようなワルツ風の旋律と、
スペインらしい情熱的な旋律が交互に現れ、
最後は華やかに盛り上がって終わる。
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パブロ・ルナの「ユダヤの子」前奏曲を聴く

 | 古典~現代音楽イタリア・スペイン編
今回取り上げるのは、1879年生まれのパブロ・ルナが、
1918年に作曲した「ユダヤの子」前奏曲を取り上げる。
スペインのアルハマ・デ・アラゴンで生まれた彼は、
サラゴサで学び、ヴァイオリンの演奏家として生活費を稼いだ。
その後チャピの影響を受け、サエスエラの作曲家として活躍し、
80曲を超える作品を残し、「ユダヤの子」もその1つである。
今回聴いたCDはアタウルフォ・アルヘンタ指揮、
スペイン国立管弦楽団の演奏による。
金管楽器と弦楽器で旋律が力強く奏でられて始まる。
やがてトランペットが闘牛士を思わせるような勇ましい旋律を奏でていく。
とても明快で、スペインらしく、
最後は2つの旋律が絡み合いながら盛り上がって終わる。
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トマス・ブレトンの演奏会用ボレロを聴く

 | 古典~現代音楽イタリア・スペイン編
今回取り上げるのは、1850年生まれのトマス・ブレトンが、
作曲した演奏会用ボレロを取り上げる。
スペインのサマランカで生まれた彼は、
地元の学校で音楽教育を学び、ヴァイオリンの演奏家として活動し、
その後はローマやパリなどに留学して音楽を学び、
王立音楽院の教授としても活躍し、のちに院長にまでなった。
演奏会用ボレロは、彼の作品である「4つのアンダルシアの情景」の、
中の1曲で1894年に出版されたようである。
今回聴いたCDはアタウルフォ・アルヘンタ指揮、
グラン・オルケスタ・シンフォニカの演奏による。
木管楽器が奏でる民謡風な旋律で始まる。
それにカスタネットの音がリズムを刻んでいく。
その弦楽器や金管楽器も加わり、盛り上がっていく。
この旋律は再び繰り返されて終わる。
ラヴェルのボレロとは違った情緒的な部分が特徴的である。
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レベリアノ・ソウトゥリョの「キスの言い伝え」前奏曲を聴く

 | 古典~現代音楽イタリア・スペイン編
今回取り上げるのは、1880年生まれのソウトゥリョが、
1927年に作曲したサルスエラの「キスの言い伝え」前奏曲を取り上げる。
スペインのポンテアレーアスで生まれた彼は、
パソドブレとよばれるダンスの音楽や、
サルスエラとよばれるオペラの一種の作曲家として有名になった。
今回聴いたCDはアタウルフォ・アルヘンタ指揮、
スペイン国立管弦楽団の演奏による。
内容は身分の高い人と低い人との間のロマンスのようで、
最初から情熱的で力強い旋律が奏でられて始まる。
そのあとハープが活躍する叙情的な部分を経て、
弦楽器が民謡的な旋律を奏で、最後力強く終わる。
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ヘスース・グリーディの10のバスクの旋律を聴く

 | 古典~現代音楽イタリア・スペイン編
今回取り上げるのは、1886年生まれのグリーディが、
作曲した10のバスクの旋律を取り上げる。
今回聴いたCDはアタウルフォ・アルヘンタ指揮、
スペイン国立管弦楽団の演奏による。
軽快で明るい旋律が金管楽器と木管楽器で奏でられて始まる。
次の旋律は感傷的で哀愁ある旋律が弦楽器中心に奏でられる。
3つ目の旋律は古風な感じの旋律である。
続く旋律は木管楽器が奏でて始まる民謡風の旋律である。
5つ目の旋律は弦楽器中心に奏でる力強い旋律である。
次の旋律は悲しげな旋律で、弦楽器中心に奏でられる。
7つ目の旋律は明るい古風な旋律で、弦楽器中心に奏でられる。
次の旋律は、弦楽器中心に力強い民謡風の旋律を奏でていく。
9つ目の旋律は、哀愁漂う旋律で独奏ヴァイオリンから奏でられる。
最後の旋律は、フルートで奏でる明るい旋律で始まる。
他の楽器にも引き継がれ、盛り上がって最後は力強く終わる。
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ルベルト・チャピの「人騒がせな娘」前奏曲を聴く

 | 古典~現代音楽イタリア・スペイン編
ここしばらく暑い日が続いています。
という理由からではないですが、
しばらくスペインの音楽を取り上げていこうと思います。
今回取り上げるのは、1851年生まれのルベルト・チャピが、
1897年に作曲した「人騒がせな娘」前奏曲を取り上げる。
今回聴いたCDはアタウルフォ・アルヘンタ指揮、
グラン・オルケスタ・シンフォニカの演奏による。
ルベルト・チャピは、理髪師の息子として生まれ、
サウスエラの作曲で有名になった人物である。
「人騒がせな娘」前奏曲は、金管楽器が鳴り響く中、
弦楽器が力強く旋律を奏でて始まる。
東洋的な部分も感じさせながら、明るい旋律が奏でられ、
徐々に盛り上がりを見せ、高揚したところで最後終わる。
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アドリアーノ・バンキエリのマドリガル・コメディ「ヴェネツィアからパドヴァへの船(旅)」を聴く

 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
今回は1568年生まれのイタリアの作曲家バンキエリが、
1605年に作曲したマドリガル・コメディ、
「ヴェネツィアからパドヴァへの船」を取り上げる。
今回聴いたCDはジャンリコ・テデスキの語り手、
ウォルフガング・フロムの指揮、
コレギウム・ヴォカーレ・ケルン、コリン・ティルニーのチェンバロ、
ペレ・ロスのヴィオラ・ダ・ガンバとヴァイオリンの演奏による。
コレギウム・ヴォカーレ・ケルンは、
ミカエラ・クラーマーのソプラノ、
ギャビー・オルトマン=ローデンスのソプラノ、
ヘルガ・ハム=アルブレヒトのメゾ・ソプラノ、
ウォルフガング・フロムのカウンターテナー、
ヘルムート・クレメンスのテノール、
ハンス=アルデリヒ・ビリックのバスの歌手らで構成される。

アドリアーノ・バンキエリは、オルガン奏者、
理論家、文筆家など多彩な活動をした人物である。
「ヴェネツィアからパドヴァへの船(BARCA DI VENETIA PER PADOVA)」は、
ヴェネツィアからパドヴァへ出航した船の中で、
イタリア各地や外国から来た人々が、
お互いにお得意の喉を披露するという内容で、
ナレーションが入り、物語のように進み、
随所に絡み合う各声部の動きがみられ楽しい音楽である。
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カンティガ第253番「聖母マリアは喜んで(Degrad)」などを聴く

 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
今回は「サンチャゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路Ⅱ」、
サブタイトル「レオンからガリシアへの巡礼路」を取り上げる。
今回聴いたCDはトマス・ビンクレー指揮、
ルネサンス合奏団の演奏による。
この中にはカンティガ第49番の、
「星が船乗りを導くように(Ben com)」があり、
この曲は聖母マリアの導きを星の導きに例えた歌で、
リュートの伴奏にのって歌う歌は、
巡礼の旅を思わせる雰囲気のある曲である。
途中にみせるリュートの独奏の部分もいい。
カンティガ第253番「聖母マリアは喜んで(Degrad)」は、
フィドルやリラや打楽器も入り、さらに旅の雰囲気が伝わる。
罪びとをも許すマリアを讃える内容の歌である。。
アラビア風というか、イスラーム的な音の響きが伝わってくる。

巡礼歌「一族の父(Dum pater familias)」のあと、
カンティガ第184番を取り上げる。
「神のみ母(A madre)」が続くのだが、
ここも東洋的な響きがみられる。
サンチャゴ・デ・コンポステーラの巡礼は、
奇跡を信じる人々の旅であるが、内容もそんな奇跡の話である。
聖母マリアを讃えるのは、その奇跡にあやかりたいから。
信仰と奇跡は深いつながりがある。
コンドゥクトゥス「われら喜ばしき一団は(Nostra phalans)」が、
このあと続き、プランクトゥス「日輪は蝕まれたり(Sol eclysim)」では、
2つのショームという楽器が活躍する。
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カンティガ第103番の「聖母様によく仕える者は」を聴く

 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
今回からはかつて購入していたCDで、
まだ聴いていない古楽のCDを紹介していきます。
今回は「サンチャゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路Ⅰ」。
サブタイトルが「ナバラからカスティーリャへの巡礼路」となっている。
今回聴いたCDはトマス・ビンクレー指揮、
ルネサンス合奏団の演奏による。
今回はその中のカンティガ第103番を取り上げる。
「聖母様によく仕える者は(Quen a Virgen)」というタイトルである。
フィドルの音や打楽器と歌で、東洋的な響きと、
長い旅を続ける巡礼者たちの雰囲気を感じさせる。
このCDではその他のカンティガ第26番、
「たいしたことではない(Non e gran causa)」や、
コンドゥクトゥスも入っており、2つのプランクトゥス
「嘆け、哀れなるカスティーリャ (Plange Castilla)」と、
「誰かわが頭に(Quis dabit)」の曲もとてもいい。
中世音楽の魅力を十分に伝えてくれるCDである。
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マルセル・ランドスキの交響曲第3番「デ・ゼスパス」を聴く

 | 古典~現代音楽フランス編
今回は1915年に生まれたフランスの作曲家ランドスキが、
1964年に作曲した交響曲第3番「デ・ゼスパス」をとりあげる。
ランドスキはマルグリット・ロンにピアノを師事し、
パリ音楽院に入学し、指揮法をピエール・モントゥーに、
作曲をオネゲルに学んだ。
今回聴いたCDはジョルジュ・プレ-トル指揮、
フランス国立管弦楽団の演奏による。
第1楽章グラーヴェは、ゆったりと重々しく始まる。
神秘的でもあり、その中に激しさもある。
曲のタイトルは「空間」という意味があり、
主題の広がりや展開を通して、音楽的な構築を目指し、
心中の空間的な広がりをはかったようである。
第2楽章アレグロ・デシーソは、
激しいリズミックな音楽が展開される。
それぞれの音がぶつかりあいながら、
緊迫感のある音楽が展開されていく。
最後は高揚したところで終わる。
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