Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ハヴァーガル・ブライアンのヴァイオリン協奏曲ハ長調を聴く

2016-10-31 05:56:37 | ハヴァーガル・ブライアンの作品
今回取り上げるのは1876年生まれのブライアンが、
1934年から35年にかけて作曲したヴァイオリン協奏曲ハ長調である。
演奏はマラト・ビゼンガリエフのヴァイオリン、
ライオネル・フレンド指揮、
BBCスコティッシュ交響楽団によるものである。
第一楽章アレグロ・モデラートは、重々しい前奏で始まり、
それに続きヴァイオリン独奏が入り、管弦楽との競演が続く。
そしてヴァイオリン独奏は民謡風の美しい旋律も奏でる。
そのあとヴァイオリン独奏と弦楽器中心に互いに絡んでいき、
やがて金管楽器が加わり荒々しい感じになり、
それが終わると木管楽器中心の部分となり、
それにヴァイオリン独奏が絡み技巧的な部分もみせていく。
そしてそれが終わると金管楽器による力強い部分が現れ、
打楽器も加わり荒々しくなり盛り上がり、
それが終わるとヴァイオリン独奏の活躍する部分が現れ、
カデンツァ風に技巧的な側面をみせていく。
そのあとは木管楽器中心に牧歌的な雰囲気になり、
ヴァイオリン独奏がその旋律を引き継いで、
管弦楽もそれに絡み合い、最後は穏やかに終わる。

第二楽章レントは、低弦の音でゆったりと前奏が奏でられ、
そのあとヴァイオリン独奏が入って始まる。
金管楽器と打楽器も加わりブライアンらしさが出てくる。
ハープとヴァイオリン独奏の部分は幻想的な感じで、
やがて金管楽器が加わり盛り上がっていったところで静まり、
ヴァイオリン独奏と弦楽器中心となり、
甘美な旋律がヴァイオリン独奏によって奏でられ、
フルートとハープの音で幻想的となり、最後静かに終わる。
第三楽章アレグロ・フォーコは、ヴァイオリン独奏が、
冒頭から旋律を奏でて始まり、管弦楽がそれに絡んでいく。
金管楽器と打楽器が入り、華やかで力強い感じになり、
舞踏風な旋律を弦楽器は奏でていき、盛り上がったあと、
ヴァイオリン独奏がゆったりと歌うように旋律を奏でていき、
弦楽器とともに軽快な音楽を展開していく。
金管楽器が静かに奏でる中、ヴァイオリン独奏が旋律を弱く奏で、
それに応えるように絡み合っていき、トランペットの音が入り、
ヴァイオリン独奏の民謡風の旋律に金管楽器が絡んでいく。
徐々に盛り上がったあと、ヴァイオリン独奏によるカデンツァが入り、
それが終わると管弦楽が絡みながら加わっていき、
徐々に盛り上がりをみせていき、盛り上がったところで終わる。
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ハヴァーガル・ブライアンのイギリス組曲第3番を聴く

2016-10-30 17:25:23 | ハヴァーガル・ブライアンの作品
今回取り上げるのは1876年生まれのブライアンが、
1919年から21年にかけて作曲したイギリス組曲第3番である。
演奏はマーティン・ブラビンズ指揮、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団によるものである。
第一曲「大昔の村」(アンダンテ・トランクィロ)は、
懐かしい感じのほのぼのとした旋律で始まる。
木管楽器と弦楽器を中心に進行し、最後は盛り上がって終わる。
第二曲「祝婚歌」(ジョコーソ)は、軽快で明るい旋律で始まる。
金管楽器も加わり、盛り上がったあと、最後は穏やかに終わる。
第三曲「馬車の先頭左馬御者」(ヴィヴァーチェ-レント)は、
低弦のリズムに乗って、軽快な旋律が奏でられて始まり、
舞踏風な旋律が金管楽器や打楽器も加わり奏でられ盛り上がる。
後半は穏やかになって終わる。
第四曲「石割り工」(アンダンテ・マ・センプレ・マエストーソ-
アレグロ)は、ホルンの奏でるコーラル風の旋律で始まり、
弦楽器は対照的に荒々しい感じの旋律を奏でて加わっていく。
中間ではのどかな旋律が木管楽器と弦楽器で奏でられる。
そして、再び金管楽器がコラール風の旋律を奏で、
弦楽器もそれを引き継ぎながら、荒々しい旋律も奏でていく。
最後は金管楽器を中心に盛り上がりを見せて終わる。
第五曲「陽気な百姓」(アレグロ・モルト)は、
滑稽な感じの旋律が軽快に奏でられて始まる。
中間ではフルートのソロやハープの音が絡みながら、
弦楽器が旋律を奏でていき、金管楽器も絡んでいく。
ロマンティックな旋律が奏でられていき、
そして再び軽快で華やかな感じになって終わる。
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ハヴァーガル・ブライアンの交響曲第18番を聴く

2016-10-29 20:53:14 | ハヴァーガル・ブライアンの作品
今回取り上げるのは1876年生まれのブライアンが、
1961年に作曲した交響曲第18番である。
演奏はライオネル・フレンド指揮、
BBCスコティッシュ交響楽団によるものである。
第一楽章アレグロ・モデラートは、
金管楽器を中心に行進曲風の旋律が奏でられて始まる。
力強く華やかで、金管楽器と打楽器が活躍していく。
第二楽章アダージョは、ティンパニの音と木管楽器で始まる。
そのあと弦楽器が引き継ぎ、他の楽器も絡みながら、
流れていくように曲は進行していく。
そのあともフルートなど木管楽器が活躍し、
打楽器とともに金管楽器が鳴り響いて終わる。
第三楽章アレグロ・エ・マルカート・センプレは、
弦楽器により主題が奏でられて始まり、
金管楽器や木管楽器が絡んでいく。
力強く華やかな感じで、最後も堂々とした感じで終わる。
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ハヴァーガル・ブライアンの管弦楽のための協奏曲を聴く

2016-10-27 21:49:22 | ハヴァーガル・ブライアンの作品
今回取り上げるのは1876年生まれのブライアンが、
1964年に作曲した管弦楽のための協奏曲である。
演奏はマーティン・ブラビンズ指揮、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団によるものである。
冒頭のマエストーソはティンパニの音から始まり、
金管楽器も加わり、力強く堂々とした旋律が奏でられていく。
いかにもこのあたりがブライアンらしい。
木管楽器を中心に活躍する部分や、弦楽器中心の部分を経ていき、
ところどころで各楽器が活躍する場面がつくられていく。
最後は金管楽器と弦楽器により盛り上がり、
打楽器も加わり、高揚したところで終わる。
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ハヴァーガル・ブライアンの4つの小品を聴く

2016-10-25 06:40:18 | ハヴァーガル・ブライアンの作品
今回取り上げるのは1876年生まれのブライアンが、
1920年に作曲した4つの小品である。
演奏はレイモンド・クラークのピアノによるものである。
第一曲アレグロは、力強く始まる。
ドビュッシーなどからの影響を感じる。
第二曲レント・トランクィロ・エ・センプレ・ルバートは、
高音部の2音の音型に低音部が呼応する形で始まる。
2音による音型をもとに高音部が変形していく。
第三曲アンダンテ・グラツィオーソは、
高音部と低音部が掛け合う形で始まる。
これもドビュッシー風である。
第四曲アンダンテ・トランクィロ・エ・センプレ・ルバートは、
神秘的な音型で始まり、高揚した部分と静かな部分を繰り返し、
盛り上がったあと、最後は神秘的に静かに終わる。
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