Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ボフスラフ・マルティヌーのラ・バガールH.155を聴きながら、二俣川から鶴ヶ峰まで歩く

2011-04-30 07:27:01 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
昨日は二俣川から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
そして「やきとりBECK」でやきとりなど食べながら、飲む。
途中聴いたのは、マルティヌーの管弦楽曲。
ラ・バガールH.155は、1926年に作曲された作品である。
今回聴いたCDは、ペトル・ヴロンスキー指揮、
ブルノ国立フィルハーモニー管弦楽団演奏による。
CDの解説によると「バガール」とは「騒ぎ、混雑」の意味らしく、
それを思わせるように速いテンポで始まる音楽は、
せわしさを感じさせ、金管楽器が荒々しい感じも加える。
リズミカルでオスティナート風の旋律と民謡風の旋律が交互に現れ、
後半からは小太鼓がリズムを刻み行進曲風となっていく。
盛り上がりをみせながら、最後は勝利感を思わせるように華やかに終わる。
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ボフスラフ・マルティヌーのハーフ・タイムH.142を聴く

2011-04-29 17:14:27 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
ここのところ忙しくブログを書く余裕もありませんでした。
やっと連休に入り、余裕がでてきたところです。
ウォーキングもしばらくできなかったのでそろそろ再開しなきゃ。
今回とりあげるのは、マルティヌーの管弦楽曲である。
ハーフ・タイムH.142は、1924年に作曲された作品である。
今回聴いたCDは、ペトル・ヴロンスキー指揮、
ブルノ国立フィルハーモニー管弦楽団演奏による。
トランペット・ソロのファンファーレの音楽に続き、
展開されていく音楽は、序奏と7つの変奏からなるロンドで、
ストラヴィンスキーを思わせるようなリズミカルな部分がみられる。
一方でチェコ的な民謡の部分も時々見られるが、
弦楽器などはレスピーギを思わせるところなどもあり面白い。
打楽器が荒々しいリズムを刻みながら、最後盛り上がって終わる。
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ボフスラフ・マルティヌーの夜想曲(チェロのためのピアノ伴奏付きの4つの練習曲)H.189を聴きながら

2011-04-26 04:44:08 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
昨日は片倉町から横浜まで歩きました。
途中聴いたのは、マルティヌーの室内楽曲である。
夜想曲H.189は、1939年に作曲された作品で、
チェロのためのピアノ伴奏付きの4つの練習曲である。
今回聴いたCDは、クリスティアン・ベンダのチェロ、
セバスティアン・ベンダのピアノ演奏による。
第1曲アンダンティーノ・モデラートは、
重々しく始まるピアノの音に続き、ゆったりとしたテンポでチェロが入る。
互いの楽器の掛け合いが軽快で心地よく、その掛け合いの中そっと終わる。
第2曲レントは、ゆったりしたピアノの音に続き、
チェロが哀愁ある旋律を歌うように奏でていく。
チェロとピアノによる掛け合いは美しく、
特に独奏チェロによる短いカデンツァ風の部分はいい。
再びピアノが入り、チェロが悲痛な旋律を奏で、
最後は消え入るようにして終わる。
第3曲モデラートは、ピアノの神秘的な音に導かれ、
チェロが入り、叙情的な旋律が奏でられていく。
ピアノの伴奏が色彩感を加え、水を思わせるようで、
美しく太陽の光が煌く感じで幻想的に終わる。
第4曲アレグレット・モデラートは、
軽快な旋律がチェロのピチカートで奏される。
そのあとチェロは舞踏的な旋律を奏で、盛り上がっていく。
リズミカルな部分と民謡風の旋律がよく、あっという間に終わる。
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ボフスラフ・マルティヌーのオーケストラのための寓話H.367を聴きながら、二俣川から鶴ヶ峰まで歩く

2011-04-25 07:12:17 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
昨日は二俣川から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
今回とりあげるのは、マルティヌーの管弦楽曲である。
オーケストラのための寓話H.367は、1957年から1958年にかけ作曲された。
ボストン交響楽団の委嘱を受けて作曲され、
シャルル・ミンシュ指揮同楽団で1959年2月13日に初演されている。
CDの解説によると最初の二曲はアントワーヌ・ド・サン・テグジュベリの
小説「城砦」155章と186章から採られているようで、
最後の曲はフランスの劇作家ジョルジュ・ヌヴーの劇「テセウスの旅」の
断片から採っているようなことが書かれている。
今回聴いたCDは、カレル・アンチェル指揮、
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
第1曲「彫刻の寓話」アンダンテ・パストラーレは、
幻想的な感じで始まり、印象派風であるが、
おだやかな感じから荒々しくなる部分には、
しっかりマルティヌーらしい作風をみることができる。
中間でフルートなど木管楽器中心に旋律が奏された、
トランペット・ソロが吹かれたあと、
弦楽器中心に再びおだやかな音楽となり、
木管楽器などが絡みながら、最後は幻想的な感じで終わる。

第2曲「庭園の寓話」ポコ・モデラートは、木管楽器中心に旋律が奏でられ、
打楽器や金管楽器が加わり荒々しくなったあと、
上下する音型を木管楽器は繰り返し、
ホルンが弦楽器の伴奏の上で牧歌風の旋律を奏でる。
そのあと木管楽器中心におだやかで牧歌的な旋律と、
弦楽器と金管楽器による盛り上がりを繰り返しながら、
荒々しく盛り上がったあと、ハープの音が入り、
再びおだやかな音楽になって終わる。
第3曲「船の寓話」ポコ・アレグロ-モデラート-ポコ・アレグロは、
荒々しく不安な感じを思わせる音楽で始まる。
打楽器が強烈なリズム叩き、緊張感ある旋律が奏でられる。
いったんおだやかになって木管楽器中心に叙情的な旋律が奏でられ、
弦楽器がそれを引き継ぐが、やがて打楽器が加わり荒々しくなるが、
それが終わり弦のピッチカートの上で木管楽器がおだやかな旋律を奏でる。
そのあと弦楽器が中心となっていくが、木管楽器がそれに絡んで不安な
しかし幻想的な部分をみせ、再び金管楽器と打楽器が加わり荒々しくなる。
冒頭の強烈なリズムが刻まれ、緊迫感に満ちた音楽となる。
最後は力強い二音によるトッティで終わる。
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ボフスラフ・マルティヌーの弦楽器とピアノとティンパニのための二重協奏曲H.271聴く

2011-04-24 04:58:31 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
昨日は一日風雨が激しく、ウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは、マルティヌーの協奏曲である。
弦楽器とピアノとティンパニのための二重協奏曲H.271は、1938年に作曲された。
今回聴いたCDは、ジャン=フランシス・エッセールのピアノ、
ジャン・カモシのティンパニ、ジェームズ・コンロン指揮、
フランス国立管弦楽団の演奏による。
第1楽章ポコ・アレグロは、冒頭からピアノと弦楽器とティンパニにより
不安を感じさせるような緊迫した主題が奏でられていく。
中間ではピアノはジャズ風の部分もみせていき、
再び冒頭の緊迫した主題が繰り返され、不安を残したまま終わる。
第2楽章ラルゴは、弦楽器とピアノのユニゾンで主題が奏でられ、
ここでも心安らぐというよりは不安の影が続いていく。
作曲年代の1938年は屈辱的なミュンヘン協定が結ばれた年である。
ヒトラーによる侵略行為によりチェコスロヴァキアの未来がどうなっていくか。
その先行きの不安感がこのアレグロの中にも反映している。
最後弦楽器の上で途方にくれるかのようなピアノの音が響く。
第3楽章アレグロは、ピアノと弦楽器による再び緊迫した旋律で始まる。
せかされるように速いテンポでピアノと弦楽器が音型を繰り返し、
上昇していき、リズミックにピアノと弦楽器が交互に音型を繰り返し、
最後も緊張感を残し、悲劇的な感じで終わる。
コメント (2)
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