Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

レノックス・バークリーのアヴィラの聖テレサの4つの詩作品27を聴く

2018-07-29 20:28:48 | 古典~現代音楽イギリス編
今日は、1903年生まれのバークリーが1947年に作曲した、
アヴィラの聖テレサの4つの詩作品27を聴きました。
今回聴いたCDはパメラ・ボウデンのコントラルト、
ジョン・ミンチントン指揮、
コレギウム・ムジクム・ロンディニーの演奏による。
第一曲If,Lord,thy love for me is strongは、
弦楽器の前奏に続いて、コントラルトが歌う。
リズミックな弦楽器の動きと情感溢れる歌いがいい。
第二曲Shepherd, Shepherd,hark that calling!は、
軽快な弦楽器の旋律に絡む歌は明るい感じである。
第三曲Let mine eyes see theeは、
重々しい弦楽器の旋律に続いて歌が入る。
神への崇敬や深い信仰心が示されている。
第四曲Today a Shepherd and our kinは、
軽快な弦楽器の動きにあわせて歌が入る。
最後は弦楽器のみが残り、穏やかに終わる。
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レノックス・バークリーのフルートとオーボエと弦楽三重奏のための組曲を聴く

2018-07-27 07:14:04 | 古典~現代音楽イギリス編
今日は、1903年生まれのバークリーが1930年に作曲した、
フルートとオーボエと弦楽三重奏のための組曲を聴きました。
今回聴いたCDはユディット・フィトンのフルート、
サラ・フランシスのオーボエ、タゴーラ弦楽三重奏団の演奏による。
第一曲導入は生き生きとしたオーボエとフルートの旋律に、
弦楽器が絡んでいく短い曲である。
第二曲パストラーレは、いかにも牧歌的な明るい曲である。
第三曲ガリアードは、バロック的な装いを持ちながらも、
現代的な感覚をみせる刺激的な曲である。
第四曲パスピエは、弦楽器の奏でるリズムの上で、
オーボエとフルートがおどけたような旋律を奏でて始まる。
第五曲アリアは、弦楽器の奏でるゆったりとした旋律の上で、
フルートが歌うような旋律を奏で、オーボエがそれを引き継ぐ。
ゆったりとした優雅な感じの曲である。
第六曲ホーンパイプは、弦楽器のリズミックな旋律に続き、
フルートとオーボエが軽快な旋律を奏でて絡んでいく。
楽しく明るい感じの曲で、最後力強く終わる。
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レノックス・バークリーの弦楽三重奏曲作品19を聴く

2018-07-26 07:19:29 | 古典~現代音楽イギリス編
今日は、1903年生まれのバークリーが、
1943年に作曲した弦楽三重奏曲作品19を聴きました。
今回聴いたCDはタゴーラ弦楽三重奏団の演奏による。
第一楽章モデラートは生き生きとしたリズムに乗り、
流れるような主題が奏でられて始まる。
主題をもとにした展開部を経て、最後は穏やかな感じで終わる。
第二楽章アダージョは、ゆったりとしたテンポで始まり、
牧歌風の旋律が奏でられていき、やや神秘的な雰囲気で終わる。
第三楽章アレグロは、チェロが奏でる生き生きとしたリズムに始まり、
軽快で明るい旋律が奏でられていき、いったん穏やかになったあと、
再び軽快で明るい旋律がリズミックに現れ、最後力強く終わる。
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兄の死、そしてモーツアルトのレクイエム

2018-07-16 16:05:13 | モーツアルトの作品
実の兄が病院で息を引きとり、61歳で旅立ちました。
その兄の死から今日で1週間が経ちました。
私は自分の心を落ち着かせようと、ヴェルディのレクイエムや、
マーラーの交響曲第10番などを聴くなどしました。
今日は、モーツアルトのレクイエムK.624を聴きました。
今回聴いたCDはシルヴィア・マクネアーのソプラノ、
キャロリン・ワトキンソンのアルト、
フランシスコ・アライサのテノール、ロバート・ロイドのバス、
サー・ネヴィル・マリナーの指揮、
アカデミー室内管弦楽団および合唱団の演奏による。
この演奏ではジュスマイヤー版を使っている。

今回は曲の解説ということではなく、
聴きながら思うことを書いていく。
入祭唱を最初に聴き、過去の思い出と回想にふける。
退職してしばらく自分がやりたかったことに没頭し、
健康にも気をつけていた兄の何がいけなかったか。
第3曲の怒りの日の音楽を聴く中で、
やりきれない気持ちになっていく。
しかし、病室の中で兄は、この病気は治るといい、
常に前向きであったことが幸いである。
面会するたびに痩せていく姿をみたのだが、
本人はいたってポジティブに考えていた。
そればかりか私が困っていることに答え、
アドヴァイスまでしてくれることもあった。
体の中の痛みや苦しさもあっただろうが、
そんな部分は私の前ではみせなかった。
だからこそ、ここは深い悲しみではなく、
送り出すような気持ちで考えようと思う。
肉体というものから解放された兄の魂が、
新たな世界に旅立っていくのだろうと思いたい。
そこは安らかで穏やかな世界だろう。
今までの兄に感謝し、冥福を祈りたい。
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