Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

カール・ミヒャエル・ツィーラーのワルツ「ウィーンの市民」作品419を聴く

2011-10-18 21:29:35 | ヨーゼフ・ハイドンの作品
今日も一日忙しく、ウォーキングを休みました。
今日聴いたのは、1843年生まれのツィーラーの管弦楽曲。
彼は軍楽隊長を務めたあと自分の楽団を率い、各地に演奏旅行に行った。
その後1908年からはウィーンの宮廷に仕えたようである。
お気に入りポルカ作品201は1842年に作曲された。
聴いたCDはハンス・クナッパーツブッシュ指揮, 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏。
市庁舎にあるホールの落成式のために作曲された作品らしく、
トランペットが鳴り響きながら、華やかさをみせていく。
軽快に始まる音楽は、明快な感じである。
それが終わるとクラリネットなど木管楽器が応え、
そのあとは打楽器と弦楽器を中心にワルツが奏でられ、
それはまさしくウィーン風であり、歌うような旋律が奏でられ、
夢心地の感じで古きウィーンらしさを感じさせるものである。
華やかなオーストリア帝国の時代を思わせ、聴いていて自然な感じ、
最後は金管楽器と打楽器で盛り上がって終わる。
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ヨーゼフ・ハイドンのオラトリオ「天地創造」Hob.XXI:2を聴きながら、二俣川から鶴ヶ峰まで歩く

2011-09-11 11:46:10 | ヨーゼフ・ハイドンの作品
骨折した小指の方はハビリに入るとのことだったが、
医師の話では回復が早いので自分でやったらどうかと言われ、
家で曲げ伸ばしをしながらリハビリを始めている。
まったく動かないなあと思っていた関節も、
徐々に動くようになってきたので安心したが、
これからどれだけ時間がかかるものかはわからない。

一昨日は二俣川と希望が丘の間を往復し、
昨日は二俣川から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
途中聴いたのは、ハイドンのオラトリオである。
この作品の紹介をしてハイドン特集については終わりにしよう。
オラトリオ「天地創造」Hob.XXI:2は、1796年から1798年にかけて作曲された。
聴いたCDは英語歌唱によるピーター・ブラウン版で演奏されている。
今回聴いたCDは、エマ・カークビーのソプラノ、
アントニー・ロルフ=ジョンソンのテノール、
マイケル・ジョージのバリトン、キム・アンプのメゾ・ソプラノ、
オックスフォード・ニュー・カレッジ聖歌隊、
クリストファー・ホグウッド指揮、エンシェント管弦楽団・合唱団の演奏のもの。
作品は三部に分かれているので、ここでは各部ごとに触れていく。

第一部は、ティンパニの一撃による序曲から始まり
弦楽器を中心に混沌とした世界のようすが描写される。
そして第一場のレシタティーヴで神による天地創造が独唱と合唱で語られ、
次のアリアで独唱者がその喜びを歌い、合唱もそのあと明るく歌い、独唱と絡む。
続く第二場では、レシタティーヴで神が行った天地創造のようすを語り、
続くソプラノ独唱と合唱でやはり神への賛美が歌われる。
第三部ではレシタティーヴとアリアが交互に現れるが、
アリアでの独唱の部分はオペラのようにドラマティックに歌われる。
ソプラノ独唱(ガブリエル)によるアリアは、明るく魅力的であり、
神が創造した自然を賛美し、その歌に絡むホルンや木管楽器の音も牧歌的である。
そして合唱による壮大なフーガ風の音楽となり、堂々と終わる。
最後の第四場はレシタティーヴが途中華やかな音楽をはさみながら続く。
そして合唱と三重唱が交互に現れ、神の栄光を高らかに讃えて、
管弦楽が盛り上げる中、最後力強く終わる。

第二部の第一場はレシタティーヴに続き管弦楽のみの部分となり、
ソプラノ独唱によるアリアとなり、鳥のはばたき歌う姿が歌われる。
フルートが鳥のさえずる声を模倣し、かわいらしい感じである。
その次のレシタティーヴで「生めよ、ふえよ」の有名な聖書の言葉が出る。
そして第一場の終わりはソプラノ独唱から始まる三重唱である。
鳥や魚などの生き物が大地のさまざまな場所で活動するようすを歌い、
最後は三人の独唱者が主を讃え、合唱も加わり華やかな感じで終わる。
続く第二場では最初にレシタティーヴでそれ以外の家畜や獣などに触れ、
他に昆虫や爬虫類などにも触れ、これらが地を這い、広がるようすを歌う。
そしてバリトン独唱(ラファエル)はそれだけでは足りないことを指摘する。
それは人間で、神が男女の人間を創造したことを次のレシタティーヴが伝える。
次のアリアではその創造された人間のことをテノール独唱(ウリエル)が歌う。
これによりすべての生き物を神が創造したことがレシタティーヴで伝えられ、
最後は合唱と三重唱により主がすべての生き物を創造したことが歌われ、
それとともに主の力が讃えられ、最後はアレルヤを繰り返して、
金管楽器や打楽器が鳴り響く中、華やかに終わる。

第三部は、第一場の創造主を賛美するレシタティーヴで始まる。
そして第二場でバリトンとソプラノの独唱による二重唱となり、
アダムとイヴが神を讃え、合唱がそれをバックから支えていく。
最後は金管楽器や打楽器が盛り上げる中、合唱が神を讃えて力強く終わる。
第三場はレシタティーヴで始まり、アダムとイヴが主を讃える。
そして次の二重唱は二人の愛を誓い合う場面で、重要な場面と言えよう。
互いの歌が絡み合いながら進んでいくところは聴かせどころである。
終わりの方で、その二人がこうしているのは主のおかげであるといい、
最後は神を偉大な力を祝福して終わるところがいい。
終場のレシタティーヴでは、アダムとイヴを幸せな夫婦といい祝福するが、
「お前たちを堕落させない限り」という部分に含みがあっておもしろい。
最後は金管楽器や打楽器が響き渡り合唱と独唱により、
盛り上がりながら壮大なフィナーレが形づくられる。
主を讃えつつ、アーメンを繰り返し、最後は華々しく全曲を閉じる。

なお、今回までとりあげたハイドン特集のCD等の情報は、
以下のアドレスの各分野のところで赤字NEWで示してあります。
http://www1.ocn.ne.jp/~bocchi07/ongaku-kenkyu.html
参考にしていただければ幸いです。
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ヨーゼフ・ハイドンのホルン協奏曲第1番ニ長調Hob.VIID:3を聴き、片倉町から妙蓮寺まで歩く

2011-09-09 06:07:37 | ヨーゼフ・ハイドンの作品
昨日は片倉町から妙蓮寺駅まで歩きました。
途中聴いたのは、ハイドンの協奏曲である。
とりあげればきりのない多数の作品があるハイドンだが、
今週くらいで特集についてはそろそろいったん終わりにしよう。
ホルン協奏曲第1番ニ長調Hob.VIID:3は、1762年に作曲された。
今回聴いたCDは、ヘルマン・バウマンのホルン、アイオナ・ブラウン指揮、
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズの演奏。
第一楽章アレグロは、弦楽器により明るくさわやかな主題が奏されて始まり、
その主題をホルン独奏が弦楽器とのユニゾンで繰り返していく。
そしてホルンと弦楽器の掛け合いの中で主題が展開されていき、
その短い展開部を経てホルンと弦楽器により主題が再現される。
そのあと、ホルン独奏による短いカデンツァが入り、
弦楽器により主題が繰り返されて颯爽とした感じで終わる。
第二楽章アダージョは、弦楽器中心に牧歌風の主題が奏され、
ホルン独奏が弦楽器の伴奏に乗ってその主題を受け継いでいく。
弦楽器とホルン独奏により繰り返される主題は平和な感じを思わせる。
最後の方でホルン独奏による短いカデンツァが入り、
再び主題が弦楽器によって奏されて、最後もおだやかな感じで終わる。
第三楽章アレグロは、弦楽器により軽快で生き生きとした主題が奏される。
その主題をホルン独奏が引き継ぎ、朗々と歌っていく。
主題は弦楽器とホルン独奏の掛け合いの中で展開され、
短い展開部を経て再び弦楽器とホルンにより主題が再現され、
そのあと主題をもとにしたホルン独奏によるカデンツァが入り、
最後は弦楽器がその主題を繰り返し、颯爽とした感じで終わる。
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ヨーゼフ・ハイドンのオルガン協奏曲ハ長調Hob.XVIII:5を聴きながら、三枚町から西谷まで歩く

2011-09-08 05:54:00 | ヨーゼフ・ハイドンの作品
昨日は三枚町から西谷まで歩きました。
途中聴いたのは、ハイドンの協奏曲である。
オルガン協奏曲ハ長調Hob.XVIII:5は、1763年に作曲された。
今回聴いたCDは、アントン・ホルツァプフェルのオルガン、
フロリアン・ヴィーニンゲル指揮、ドルチェ・リゾナンツァの演奏。
第一楽章アレグロ・モデラートは、弦楽器の優雅に奏でる主題を
オルガンも支えながら始まり、やがてその主題をオルガンが奏でる。
音楽は提示部を経て展開部に入り、主題は変形される。
そして再現部を経てバロック的な華やかさの中おだやかに終わる。
第二楽章アンダンテは弦楽器の伴奏に乗り、オルガンが主題を奏でる。
甘美な旋律はやがて弦楽器が受け継ぎオルガンが伴奏に回るなど、
交互に主題を受け継ぎながら、最後はおだやかで平和な感じで終わる。
第三楽章アレグロは、軽快な主題が弦楽器によって奏して始まり、
やがてオルガンがその主題を繰り返し、その提示部が繰り返されたあと、
展開部に入り主題は変形され、オルガンが中心に活躍していく。
再現部を経て、最後は気品を持った感じで堂々と終わる。
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ヨーゼフ・ハイドンのトランペット協奏曲変ホ長調Hob.VIIE:1を聴きながら、三枚町から西谷まで

2011-09-07 06:11:26 | ヨーゼフ・ハイドンの作品
やっと小指に巻かれた包帯が取られ、水で洗うのがOKとなった。
痛々しい感じの小指の姿は変わらないのであるが、
それに慣れつつ、徐々にリハビリをしていきたい。
昨日は三枚町から西谷まで歩きました。
今回取り上げるのは、ハイドンの協奏曲である。
トランペット協奏曲変ホ長調Hob.VIIE:1は、
ヴァイディンガーのために書かれ、1796年に作曲された。
今回聴いたCDは、アラン・ストリンガーのトランペット、
ネヴィル・マリナー指揮、アカデミー室内管弦楽団の演奏。

第一楽章アレグロは、ソナタ形式で書かれている。
管弦楽全体でまず主題が奏されていき、
それをトランペットが受け継ぎ主題を奏でていく。
ここには円熟したハイドンの作曲技法をみることができる。
その主題をもとにトランペット中心に展開されたあと、
トランペットによる主題の再現部に入り、カデンツァが入り、
十分にトランペットの音色を聴かせ、最後管弦楽全体で力強く終わる。
第二楽章アンダンテは、弦楽器中心に主題が奏されたあと、
トランペットがその主題を受け継いでいく。
そして再び弦楽器中心となり、そこに木管楽器が絡み、
再びトランペットが入り主題が変形され、最後おだやかに終わる。
第三楽章アレグロは、明るく軽快な旋律が管弦楽全体で示され、
トランペットがその主題を引き継いでいく。
両者の競演が続く中で、主題が展開されいく。
そして主題の再現がトランペット中心に行われ、
再び主題が変形され、最後は金管楽器中心に華やかに終わる。
さすが名曲だなあと思わせるハイドンの傑作である。
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