Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

リヒャルト・シュトラウスの3つの歌作品36を聴く

2014-03-31 06:54:42 | リヒャルト・シュトラウスの作品
今回でリヒャルト・シュトラウスの特集編は終わりにします。
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのはリヒャルト・シュトラウスの作品で、
1898年に作曲された3つの歌作品36である。
聴いたCDは、アンドレス・シュミットのバリトン、
ルドルフ・ヤンセンによるピアノ演奏である。
第1曲「ばらのリボン」は、クロップシュトックの詩による。
女性との運命的な出会いを歌ったロマンティックな曲である。
第2曲「15ペニヒで」のテキストは「子どもの不思議な角笛」である。
滑稽な感じの軽快な歌で、聴いていて楽しい歌である。
各節の終わりに必ず「15ペニヒで」と入る。
第3曲「愛する想い」は、リュッケルトの詩に基づいている。
内容は最愛の女性の美しさをたたえる深遠な感じの歌である。

なお、今回までとりあげたリヒャルト・シュトラウス編のCD等の情報は、
以下のアドレスのリヒャルト・シュトラウスのところに示してあります。
http://www1.ocn.ne.jp/~bocchi07/composer_home.html
作成途中ではありますが、参考にしていただければ幸いです。
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リヒャルト・シュトラウスの家庭交響曲作品53を聴く

2014-03-30 15:12:31 | リヒャルト・シュトラウスの作品
数日忙しく、ウォーキングやブログどころではない日が続きました。
今日は春の嵐で雨風が激しく、歩く状況ではありません。
今回とりあげるのはリヒャルト・シュトラウスの作品で、
1903年に作曲された家庭交響曲作品53である。
聴いたCDは、ロリン・マゼール指揮、
バイエルン放送交響楽団の演奏である。
第1部は主題提示の部分で一家の主人の堂々とした部分が描かれ、
夢想的な部分も描かれるが、続いて妻の主題が現れる。
厳しさとやさしさが現れている感じがする。
もう一つの主題が愛らしい子どもをあらわしている。
第2部はスケルツォにあたり、子どもの主題を木管楽器が扱っていく。
子どもが遊ぶ姿を楽しそうに親が見て、時々叱りつける場面も出てくる。
後半は子守歌の部分となり、平和でのどかな感じが続く。
第3部はアダージョの部分で、夫婦の愛情を描いている。
優しく甘美で、おだやかな感じの音楽である。
「愛の情景」の部分から「夢と心配」の部分となり、
やや不安さを感じさせるところも出るが、最後は静かに終わる。
第4部フィナーレは、朝のせわしない感じが描写される。
子どもの起きる姿、フーガによりあらわされる両親の口論、
そして仲直りをする部分は民謡風に示され、
金管楽器が活躍し、さまざまな主題を扱いながら、
華やかで賑やかな家族団欒の様子が描かれていく。
やがて、主人の主題が奏でられて、
最後は金管楽器が鳴り響く中、力強く終わる。
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リヒャルト・シュトラウスの3つの歌作品88を聴く

2014-03-27 04:38:51 | リヒャルト・シュトラウスの作品
リヒャルト・シュトラウス特集については今月で終了したいと思います。
さて、昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのはリヒャルト・シュトラウスの作品で、
1942年に作曲された3つの歌作品88である。
聴いたCDは、アンドレス・シュミットのバリトン、
ルドルフ・ヤンセンのピアノによる演奏である。
第1曲「小川」のテキストは作者不詳となっている。
川が流れるような旋律をピアノが奏でて、
その伴奏の上で、バリトンが小川に語りかける。
小川よ、君はどこから来て、どこへ行くんだいという問いに、
小川が答える形で歌われる明るい歌である。
第2曲「ベルヴェデーレ宮殿よりの眺め」の、
テキストはヨーゼフ・ヴァインヘーバーの詩による。
力強いピアノの伴奏に乗って、宮殿の眺めの素晴らしさが歌われる。
第3曲「聖ミカエル」は、やや暗い感じの曲で、
各節の終わりに「聖ミカエルよ、我々を救いたまえ」と歌われる。
テキストはヨーゼフ・ヴァインヘーバーの詩による。
第二次世界大戦が展開されていた時期に作曲されたもので、
どんな気持ちでこの作品を作曲したのかが気になるところです。
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リヒャルト・シュトラウスの3つの古いドイツの詩作品43より「あなたに(彼女に)」を聴く

2014-03-26 07:14:24 | リヒャルト・シュトラウスの作品
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのはリヒャルト・シュトラウスの作品で、
1899年に作曲された3つの古いドイツの詩作品43からの2曲である。
聴いたCDは、アンドレス・シュミットのバリトン、
ルドルフ・ヤンセンのピアノによる演奏である。
第1曲「あなたに(彼女に)」は、時よ、最高の喜びを伝える者よという句で始まる。
テキストはフリードリヒ・ゴットリープ・クロップシュトックの詩による。
天から遣わされた者ということなので、
この彼女というのは神に近いものかは分からないが、
その女性に対する賛美を示した宗教的な雰囲気を漂わせる曲である。
軽快できらびやかなピアノの伴奏に乗って、バリトンが力強く歌う。
第3曲「ヒルザウの楡の木」は、ヒルザウの瓦礫(廃墟)の中に、
そっと静かに立っている1本の楡の木とその情景を歌った作品である。
テキストはルートヴィッヒ・ウーラントの詩による。
ピアノの伴奏に乗って、バリトンがその情景を力強く歌う。
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リヒャルト・シュトラウスの「乙女の花」作品22を聴く

2014-03-25 04:01:26 | リヒャルト・シュトラウスの作品
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのはリヒャルト・シュトラウスの作品で、
1888年に作曲された「乙女の花」作品22である。
聴いたCDは、アンドレス・シュミットのバリトン、
ルドルフ・ヤンセンのピアノによる演奏である。
テキストはフェリックス・ダーンによるものである。
第1曲「矢車菊」は、矢車草の青い色を、
乙女の青い瞳の色に見立てた清楚な感じの歌である。
抑えめピアノ伴奏の上で、身近に感じる乙女の美しさを歌う。
第2曲「ポピー(ひなげし)」は、けしの花の
健康的で無邪気な感じを乙女たちに見立てた歌である。
軽快なピアノの伴奏が、元気で無邪気な乙女の様子を描写している。
第3曲「木蔦(キヅタ)」は、目立たない花を、
そして自分だけでは立てず、這い登る花の特性を、
乙女たちに見立てた感じの曲で、穏やかな歌である。
地味であるものの、命の深遠さを感じさせる曲である。
第4曲「睡蓮」は、幻想的で妖精のような睡蓮に、
乙女たちを見立てて、憧れの乙女の姿を描いている。
ピアノ伴奏もその神秘的な魅力を伝えている感じである。
憧れる乙女への静かな想いをロマンティックに歌っている。
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