Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ヘイッキ・ライティネンの「悪魔のヘラジカ狩り(Hiien hirven)」を聴く

2017-07-31 05:51:50 | 古典~現代音楽フィンランド編
今回取り上げるのは、1943年生まれのヘイッキ・ライティネンが、
作曲した「悪魔のヘラジカ狩り(Hiien hirven)」である。
シベリウス音楽院で民俗音楽と作曲を学んで、
フィンランドの民謡の収集などに力を注いでいる。
今回聴いたCDはマッティ・ヒヨッキ指揮、
ヘルシンキ大学合唱団の演奏による。
いかにも民謡らしい旋律が独唱者と合唱で、
交互に繰り返し歌われていく。
淡々と叙事詩的な歌われる中、感情の高揚や
悲しい感情が歌い手により表現されていく。
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ベルンハルト・ヘンリク・クルーセルのディヴェルティメントハ長調作品9を聴く

2017-07-28 05:21:44 | 古典~現代音楽フィンランド編
今回取り上げるのは、1775年生まれのクルーセルが作曲し、
1823年に出版されたディヴェルティメントハ長調作品9である。
今回聴いたCDはサルヴァドール・ミールのオーボエ、
アナトーリ・ロマノフのヴァイオリン、
サンクト・ペテルブルク・トリオの演奏による。
第一楽章アレグロは、弦楽器の伴奏に乗って、
オーボエが軽やかに明快な旋律を奏でて始まる。
モーツアルトのように優雅で楽しい宮廷的な音楽で、
最後にオーボエのカデンツァ風の部分があり、
次の第二楽章アンダンテ・ポコ・アダージョに続く。
第二楽章は、対照的に暗く重々しい感じで始まる。
叙情的な旋律がオーボエで奏でられ、
それに弦楽器が絡んでいき、明暗の部分が交互に現れ、
オーボエの音のみになったところで第三楽章アレグロに続く。
この楽章は打って変わって明るい感じの楽章である。
第四楽章はアレグロ・ヴィヴァーチェも、
オーボエ中心に弦楽器が絡んでいく。
最後は盛り上がりをみせたところで優雅に終わる。
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スヴェインビョル・スヴェインビョルソンの舞曲ロ短調を聴く

2017-07-27 06:44:48 | 古典~現代音楽ノルウェー編
今回取り上げるのは、1847年アイスランド生まれの、
スヴェインビョルソンが、1922年頃に作曲した舞曲ロ短調である。
今回聴いたCDはニナ・マルケルト・グリムスドッティルのピアノ演奏による。
軽快なリズムと軽やかな旋律で始まるピアノの小曲である。
明るさとともに抒情的な部分もみられ、そのコントラストがいい。
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エドヴァルド・グリーグのカンタータ「故郷への帰還」作品31を聴く

2017-07-26 07:42:38 | エドヴァルド・グリーグの作品
今回取り上げるのは、1843年生まれのグリーグが、
1872年に作曲したカンタータ「故郷への帰還」作品31である。
今回聴いたCDはホーカン・ハーゲガートのバリトン、
ネーメ・ヤルヴィ指揮、エーテボリ交響楽団、
および男声合唱団の演奏による。
ホルンの響きに弦楽器が入って旋律を奏でる前奏に続き、
男声合唱団が入り、その旋律を力強く歌っていく。
そのあと管弦楽のみの演奏が続いた後、
男声合唱が入り再び旋律を歌い、金管楽器も加わり、
華やかな感じになり、バリトン独唱が入る。
バリトンが歌う旋律は北欧的で抒情的である。
そして、男声合唱が再び入り力強く歌い、
盛り上がりをみせたところで終わる。
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ヨハン・ハルヴォルセンの「トロルの踊り」を聴く

2017-07-24 07:08:11 | 古典~現代音楽ノルウェー編
今回取り上げるのは、1864年生まれのハルヴォルセンが、
1922年に作曲した「トロルの踊り」である。
ノルウェーのおとぎ話作品37の中の1曲である。
ハルヴォルセンは若い時期からヴァイオリニストとして活動し、
オスロやストックホルムで音楽を学び、
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団にも入団した。
ノルウェーに帰国後はコンサートマスターや、
指揮者として活躍し、作曲活動も行った。
今回聴いたCDはビャーテ・エンゲセット指揮、
アイスランド交響楽団の演奏による。
軽快なテンポで荒々しく旋律が奏でられ、
トロルの悪魔的な部分をうまく表現している。
中間部は一変して穏やかな旋律が奏でられて
北欧の雄大な大自然を感じさせるが、
再び冒頭の荒々しい感じが繰り返され、
徐々に盛り上がって最後は力強く終わる。
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