自民党の保守系議員でつくる議員連盟「保守団結の会」は安倍晋三を永久顧問とすることを決めた。別の議員連盟「産業や伝統文化等への麻の活用に関する勉強会」も同じ対応を決めた。安倍は「保守団結の会」で顧問、「麻の活用に関する勉強会」では名誉顧問を務めていた。保守の間では、論争などせず結論しかない安倍晋三はぶれない有難い存在であった。こうした動きはもう少しもう少し広がるもしれない。
保守系にとっては安倍晋三は便利な存在ではあるだろう。永久顧問にするにはそれなりの未来への展開、明るい希望を持たせてくれる存在でなければならない。安倍晋三は未来へ何を残した、どんな希望をこの国の人達に残したのであるか。安倍晋三が敬愛するに相応しい人物なのだろうか。
自民党にでは小選挙区制の中党本部に阿る候補者が選択され、国会内では議員も官僚も人事権をもつ官邸に忖度するものが優遇される。議会運営に当たっては、不都合な公文書は破棄・改竄・隠蔽して虚言を重ねる。憲法に抵触する法案を、ロクに審議もせず強硬採決する。親族、友人、忖度者に特化した政権運営をする。これ等のどれも恥ずかしくて未来に残せる代物ではない。
どの様な思想信条であったとしても、汚れに汚れた人物が敬愛の対象にもなるわけもない。
民主社会を混乱させ汚した政治家活動は祖父に倣ってA級戦犯なら解りもするが、永久顧問など恥ずかしげもなく良く出来ると思う。安倍晋三を支持する議員たちも、同類の議員であることが判る。
安倍晋三の国葬に反対する。