そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

長期政権が国葬の理由なら長期政権になった理由を検証するべきである

2022-08-07 | 石破茂

岸田総理は、安倍晋三の国葬理由の真っ先に挙げたのが、8年8カ月に及ぶ憲政史上最長期政権だったことを掲げた。確かに長かったが、なぜ長かったのかははっきりしている。
通常の良識ある人もしくは理性を備えた人なら、とっくに責任をとって辞任するようなことが幾度も幾度もあったが、安倍晋三はそうした危機を乗り越えた。
どうやって乗り越えた?
森友学園問題であるが、国会で「私や妻が関係していたら、総理大臣はもとより国会議員まで辞めますよ」と息巻いたが、関係したことがはっきりしているのに、居直って辞めもしなかったが、この言葉の弁明は一言もない。
どのようにして居直ったか?公文書を隠ぺいし、改ざんし、破棄して安倍昭恵に関する部分をなかったことにした。公文書を改竄した下級役人はその悪事に自責にさいなまれ自殺したが、命令した人物は出世させている。告訴を門前払いした上図の検事もご栄転を重ねている。協力忖度した政治家にはポストを与えている。
安倍昭恵を裏切った人物は、夫婦揃って二年も豚箱にほり込まれる一方、影のように指示に従った官僚は海外勤務とご立派である。
加計学園であるが、一旦文科省で切られた獣医学科の新設を、特区という内閣府という安倍の傘下に置き、出鱈目報告を強引に通し友人に認可を与えた。直接関与した萩生田などの政治家はトントン調子で出世し、不正操作をした官僚はお咎めないどころか、ご栄転している。通称モリカケと言われる案件は、常識的判断能力にのある政治家ならとっくに辞任しているところであるが、安倍は周辺に忖度させご褒美を与え自らは生き残っている。
桜を見る会では、これまた司法に守られてお咎めがない。国会でこの案件だけで118回も嘘ついてその場を凌ぎ、のうのうと生き延びている。20年前の政治家ならましてや閣僚ならこれだけで辞任ものである。安倍は何の説明をもしていない。
桜を見る会では、国費で支持者を集め、国費を親交のある企業や人物に会を仕切らせ、出席者を予算の何倍も膨らませ、どんちゃん騒ぎを演出している。国費を自分のためだけに使って、これの何処が無罪か誰も理解できないだろう。国会答弁見ても、全く質問に答えていない。明らかになっている事実すら認めない。野党も突っ込みが足らないが、バレバレでも知らぬ顔で通す。サイコパス人物を総理に据え、人事権まで持たせたことが間違いなのである。嘘をついて証拠を改竄して、協力者を優遇して乗り越えた。政権が長かったのにはあってはならない理由が満載である。
安倍晋三の国葬に反対する。
コメント (1)
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