ヒラリー・クリントンが、ビルマの軟禁を解かれた民主活動家、アウンサ ン・スーチー訪問した。予定時間を越えて、二人で3時間ほど話し合ったようである。女同士のツーショットは、少々気が引くが見ごたえがある。何よりも、ヒラリーの髪型を含めた表情が、これまで見たことがないからである。
アメリカは、1600人とも言われる、政治犯の釈放を要求している。更に、交易などの自由化や開放を要求している。
ビルマの核開発疑惑も拭われたわけではない。経済制裁に苦しんだ、ビルマ政府が、スーチー女史を利用し、アメリカとの距離を縮めたと見れなくもない。
アウンサン将軍の肖像の前で、女史と写真に納まり、政府は女史の軟禁を解いたのである。
ビルマが中国に接近すると見せかけることで、アメリカを取り込もうとしているのである。
中国は、現在パキスタンとの関係修復に懸命である。
アメリカはアメリカで、中国へのけん制のために、ビルマの取り込みには、またとない機会だと判断したのである。二人のツーショットは、ビルマの民主化へのパフォーマンス的だけではないのである。