そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

アメリカを離れるパキスタン

2011-12-04 | イスラエル

アメリカの無人偵察機が、パキスタンの正規兵を攻撃し、24人もの兵士Pakistan_at_point_of_no_returnを殺害した。無人偵察機の攻撃は、名目上はアフガニスタンのタリバンやアルカイダに向けての、作戦である。そのためににパキスタン上空をほとんど無断で通過している。

無人偵察機は、アメリカの極秘作戦である。そのため、今回も含め、数 多くの誤爆などについての、謝罪もなければ実態報告もない。昨年から100回程度の攻撃を行い、多くの民間人を殺Photoしている。

そのことが対米感情の悪化を招いている。今回の事件を受けて、パキスタン政府はアメリカ に対して、軍の国内通過を拒否をした。

現在パキスタンに中国が擦り寄っている。中国からの国際道路と港湾の建設を、中国の全面的な負担で行っている。

Pakistan_2 これは中国が、アフリカの資源を国内に持ち込むために、パキスタン国内を通過するためである。経済的な援助にもなるため、パキスタンは歓迎し、急速に中国に接近している。

パキスタンは、核保有国家である。アメリカの中東政策の失敗が、目に見える形でパキスタンで起きていると言ってよい。これからは類似の事態が、中東各国で起きるに違いない。

これは、ひとえにブッシュが、9.11の報復として、武力のみの選択しかせず、自らでっち上げた理由でアフガンとイラクを、攻撃したからに他ならない。ブッシュを支援した各国は、そのツケをいずれ受けることになる。パキスタンの動向は、中東のこれからの形となる予感がする。

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