田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

SPY スパイ(Spy)

2017年05月17日 07時38分41秒 | 日記

spy

ジェイソン・ステイサムとジュード・ロウが共演し、『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』のポール・フェイグ監督とメリッサ・マッカーシーが再タッグを組んだスパイアクション。成り行きで潜入捜査官となったCIAの裏方女性スーザン(マッカーシー)が、核の脅威に立ち向かう姿を描く。中年ぽっちゃりヒロインの獅子奮迅の働きや核爆弾を巡るスリリングな攻防は見ものだ。 (TUTAYA Onlineより)

 

 

 こんなおもしろい映画がDVDスルーなんて。もったいないですねぇ。俳優さんの知名度も充分なのに。個人的には「ブライズメイズ」は見てないんです。それでメリッサ・マッカーシーは時々見るな、と思いながら、充分に認識できずに来ていました。さきごろwowowで「ゴーストバスターズ」は見ましたけどね。

さて、メリッサは見るからにダサダサなおばさんですが、CIAの分析官としてはとても優秀です。最初はエージェント志望でした。でも見かけのダサさも手伝ってか、なんとなく「優秀な事務員」と思われています。それで、今日もジュード・ロウ扮するスパイと組んで、的確な指示を出しながら任務を遂行していると、あろうことかジュードが殺されてしまった!?ほのかに彼に好意を持っていた彼女は、自ら志願してエージェントとして前に出ることに。周りのみんなはいぶかしがりますが、背高のっぽの親友はしっかりサポートしてくれます。この二人、なんか「女子の世界」からはずれちゃったような二人なんだけど、いいんですねぇ。これぞ女子同士の親友!美人ではないけれど、こんな二人、憧れますね。

そして始まった彼女の任務。しかし、最初は「ふつうのおばさん」になりきって諜報活動をする、とかそんな課題ばっかりで、すんごいダサい格好をさせられるんですね。笑えます。しかも、映画をよく知っている人なら「フォーエバー・レンズ」のファンってことで、な~んて指令を受けると笑ってしまうのです。かく言う私も見ました。ベッド・ミドラーとバーバラ・ハーシーの「フォーエバー・フレンズ」。よい映画でした。ダメだ!同世代だ。

で、そんなところにバカきわまりない”スパイくずれ”のジェイソン・ステイサムが絡んでくるんです。自分がいかにすごいエージェントだったかを吹きまくって、それがとてもバカバカしくて、もろ”男ってバカだな”を体現していてうまいんです。

そんなこんなで、筋も読めると言えば読めるような話なんですが、本当におもしろかった!妙に50セントとか、有名人がカメオで出てたり、ちょい悪オヤジなエージェントがいて爆笑だったり、とにかく、これだけの映画がどうして公開されなかったのかが不思議です。

おすすめです~。

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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス(Guardians of the Galaxy Vol. 2)

2017年05月15日 15時28分39秒 | 日記

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 「アベンジャーズ」シリーズに代表されるマーベル・シネマティック・ユニバースの一作で、お尋ね者たちが成り行きでチームを結成し、銀河の危機を救う羽目になる姿を描いたアクションアドベンチャー「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のシリーズ第2作。スター・ロードを自称するいい加減なリーダー、ピーター・クイルを筆頭に、美しき暗殺者のガモーラ、毒舌なアライグマのロケット、樹木型ヒューマノイドで25センチまで再生したグルート、マッチョな破壊王ドラックスのガーディアンズの面々が、新たな危機に直面し、再び強大な敵と立ち向かうことになる様を描く。高慢な指導者アイーシャが率いる黄金の惑星で、小遣い稼ぎの仕事をこなしたガーディアンズ。しかし、ひょんなことからアイーシャを怒らせてしまい、追われる身に。危機に陥った彼らの前に、ピーターの父親だという謎の男エゴが現れるが……。クリス・プラット、ゾーイ・サルダナら前作からのキャスト陣に加え、ピーターの父エゴを演じるカート・ラッセルのほか、シルベスター・スタローンも参戦。監督・脚本も前作と同じジェームズ・ガン。(映画.comより)

 

 

 

 楽しい映画でしたね。ノリノリ。今回は上映時間も伸びて(宣伝も入れて2時間30分)かなりの密度。お話しも盛りだくさんでしたね。冒頭は、ある惑星でのバイト。ガーディアンズたちは、高価な電池を盗みに来た妙な生き物を退治しました。褒美にガモーラの妹(お尋ね者)を貰い受け、彼女を売り飛ばして賞金を得ると言うことで帰途につきます。しかし、さっきの惑星の軍隊が追いかけて来るではありませんか!そう、アライグマのロケットが電池をいくつかかすめてきていたのです。これはいけません!逃げる、逃げる。そんなつもりではなかったから、燃料も足りず、とりあえずそこにあった惑星に不時着します。

一方、ある男が34年前の地球上で、ピーター・クイル(クリス・プラット)の母親と恋愛しています。母は「宇宙人と恋をするなんて」と言いながらも幸せそう。そんな宇宙人は、よく見ると若いカート・ラッセルです。地球になにやら見慣れないものを植え付けています。

場面は戻って不時着した惑星。ピーターたちのすぐ後に見慣れない乗り物が降りてきて、中年の男と若い女性が降りてきます。そして、「ピーター、俺はおまえの父親だ」と言うのです。これが、今のカート・ラッセル。しかし、カート・ラッセル、よく見ますねぇ。偶然日本に来ている作品が重なっているだけかもしれませんが、「バーニング・オーシャン」にもいたし、「ワイルド・スピード」にもいました。さてピーターは、半信半疑ながら父親だという男の話を聞くため、仲間と彼の星へ。ガモーラの妹と、監視役のロケット、ベイビーグルートは置いていきます。

留守番している彼らは、”ピーターの育ての親”ヨンドゥに襲われるのですが、ヨンドゥに反発する輩がいたりして、奴らはうちわもめします。結局、ロケットはヨンドゥと一緒に囚われの身に。果たして、留守番組は無事にピーターたちと合流できるのか。また、エゴ(カート・ラッセル)は本当にピーターに父親なのか?そしてなぜ今現れたのか。この後は、それを解明するためのすったもんだになります。ものすごいCGあり、友情あり愛情ありなお話しが展開してゆきます。

1作目ももちろんおもしろかったのですが、今回は少し盛りだくさん過ぎたような気もします。頭の中で整理するのが大変でした。でも、最近は「ワイルド・スピード」と言い、カッコよさももちろんですが、それより”仲間の絆”を強調する映画が多いような気がしますね。情にホロっとさせられる展開というか。そういう時代なのですね。

おすすめです。

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記憶探偵と鍵のかかった少女(Mindscape)

2017年05月14日 15時10分19秒 | 日記

http://www.imdb.com/title/tt1715336/

 

他人の記憶に潜入できるという特殊能力をもった探偵が、ひとりの少女の記憶に隠された真実の謎に迫る姿を描いたミステリーサスペンス。数々の難事件を解決する記憶探偵ジョン・ワシントンのもとに、16歳の少女アナの記憶を探ってほしいとの依頼が舞い込む。それだけならごく簡単な仕事のはずだったが、アナの記憶に潜入したジョンは、そこで16歳の少女が経験するにはあまりにも衝撃的な出来事の数々を目の当たりにする。アナの記憶の真相を探るため、関係者たちに話を聞いて回るジョンは、やがて怪しい男から尾行されるようになり……。ガイ・リッチー監督作や「キック・アス」などで存在感を発揮するイギリスの名優マーク・ストロングが映画単独初主演。ペドロ・アルモドバルやギレルモ・デル・トロらの下で映画製作を学んだスペインの新人ホルヘ・ドラド監督がメガホンをとった。(映画.comより)

 

 

 

 意外にもマーク・ストロング初の単独主演作なんですね。いっぱい主演張ってそうなのに。「記憶探偵」なんて職業が実在するのかどうか。案外、庶民の知らないところで使われているのかもしれませんが、ともかくマークは優れた記憶探偵なのです。今は、奥さんの死によるトラウマから、引退同然となっていましたが、生活の困窮により復帰するのです。で、ある美少女の記憶を探って欲しいという依頼。かつての上司ブライアン・コックスのはからいで、もらった仕事です。こんな年端のいかない少女の記憶を探るなんて楽勝、と思っていると、そうはいかなかった・・・そんなお話しです。

それにしても、少女が美人過ぎます。ヴェラ・ファミーガの妹さんと言うことで、驚きました。確かに彼女もきれいですが、「娘の間違いじゃないのか」などと思いました。でも、妹さんなのです。

それで、少女は、裕福なおうちの娘さんなのですが、何らかの理由で食事を受け付けないとのこと。それで、心配した両親から「トラウマが何なのかを見つけて欲しい」と頼まれるのです。実際、少女の記憶に潜ってみると、出てくる、出てくる、ありとあらゆるものが。実父の事故死、教師による性的虐待、ルームメイトの殺人未遂事件など。母親によってつけられた傷もあるようです。なんて波瀾万丈な人生でしょう。しかし、マークが捜査してみると、事実と違うのです。何なのでしょうか。しかも、自分が尾行されてる?あれ?そこに誰かいる?記憶探偵はもはや何が何だかわからなくなります。

とても難しいミステリーの様相を呈していますが、蓋を開けてみれば「あるかな」な話でした。もちろん、話は入り組んで複雑になっているので、どの話とどの話が同レベルの世界なのか、よくわからなくなってくるし、解明されないままのものあったように思います。でも、重厚な雰囲気とマークの存在感で、「もっとすごい仕掛けかとおもった~」でした。

普通~の映画だったかな。

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オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分(Locke)

2017年05月13日 08時49分33秒 | 日記

 「インセプション」「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のトム・ハーディ主演で、高速道路を走る主人公ただ1人が86分間にわたって映し出される異色のワンシチュエーションサスペンス。プライベートでは妻と2人の子どもにも恵まれ、仕事でも建築現場監督として評価され、順風満帆な人生を送っているアイヴァン・ロック。大規模なプロジェクトの着工を翌日に控えた夜、高速道路に乗り、目的地へ向かおうとしていたアイヴァンに1本の電話がかかってきたことから、全てが狂い始めていく。(映画.comより)

 

 

 これって、こんな原題だったのですね。実は話題になってるな、と思いながらもつい見逃した作品。少し前に録画鑑賞しました。当時、かなり評判もよかったと記憶しています。出演者は、トム・ハーディただ一人のワン・シチュエーション・ムービー。

しかしですねぇ・・・結論から言うと、なんか期待はずれでした。あくまで個人の感想です。男性と女性では感想も違うでしょうし、主人公の「責任の取り方」にも賛否両論だと思うからです。

上にもある通り、社会的にも成功している男が、大事なときにたまたまかかってきた1本の電話により、予想できない行動を取り始めるというお話しです。そしてそれも、きちんと説明されるのではなく、主人公の電話の会話によってだんだん明らかになってゆくという展開です。場面は一切変わらず、見ている方は、どんな風に話が広がるのか、どんなどんでん返しがあるのかと、目を凝らし推理力をフル稼働させながら見ることになるのです。このへんはスリリングです。しかし、明らかになった事実がありきたりというか、私的には「な~んだ」って感じで、これだけ引き延ばして含みを持たせてこれか、って感じが否めませんでした。いや、深刻なのですが、でも・・・って感じです。

 

<ここからネタばれ>

要は、調子に乗って出張先で1年ほど前に火遊びした女性が、妊娠していて今まさに出産するから来て欲しい、そんな電話だったわけです。女性は精神的に不安定で、病院スタッフも知り合いを捜して電話してきたのですね。で、トムは律儀にも明日始まる大プロジェクトを放棄して、家庭を壊してまでも、必死に駆けつけるわけです。その女性の不安定さは電話でも伝わってくるほどで、「こんな女によく関わったんだなぁ」と思いました。その時点でダメでしょう。これなら「危険な情事」のグレン・クローズのほうが、ずっとしっかりしています。愛してもない女と遊ぶのなら、避妊するべきなのに、往々にして成功している男ほど無頓着ですね。自信があるのか知らんけど。

それでも、トム本人は「俺が責任を取るから」って、英雄気取りです。仕事の方も、まだよくわからないような新人に丸投げして叱責。上司からは当然クビを告げられ、妻にも「俺は責任を取らなきゃいけないんだ」って、まるで自分がいいことをしているような開き直りよう。しかも電話で。その夜一緒にサッカー観戦する予定だった息子は、あまりの展開にどうしていいかわかりません。当たり前ですよね。

これだけドキドキさせて、こんなつまらない理由って、あります?こんなこと、女には考えられないですね。まぁそれでも、ラストは無事に病院に着いたようでした。相手の女性や赤ちゃんが映るわけではないですけれど。

これは、ワンシチュエイション・ムービーにする必要があったのかどうか、疑問の残る映画でしたね。

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バーニング・オーシャン(Deepwater Horizon)

2017年05月11日 08時11分02秒 | 日記

Deepwater Horizon Review

 2010年にメキシコ湾沖で発生し、日本でも大きく報道された海底油田爆発事故を映画化。2010年4月20日、メキシコ湾沖約80kmに位置する石油掘削施設「ディープウォーター・ホライゾン」で、海底油田から逆流した天然ガスへの引火による大爆発が起こった。海上一面が火の海と化す最悪な状況の中、施設内に閉じ込められた作業員たちは被害の拡大を食い止めるべく奔走し、決死の脱出を図る。「ローン・サバイバー」「バトルシップ」のピーター・バーグ監督が、人為的ミスの連鎖や親会社と下請け会社の確執といった小さな原因の積み重ねが未曾有の大事故へと繋がっていく様子を緊張感たっぷりに描き出す。主演のマーク・ウォールバーグをはじめ、カート・ラッセル、ジョン・マルコビッチら実力派キャストが集結。(映画.comより)

 

 

 恥ずかしながら、この事件覚えてないんです。きっと大きなニュースになってただろうに、私忘れてしまってます。映画は、史実ということで重みのある仕上がりになってました。

海底油田って、よく見えないけれど結構聞きますよね。石油がたんまり出たら、すごい利益が出てウハウハだから、誰もが目の色を変えます。アフリカでダイヤがとれるのと同じような感じでしょうか。それで、今回もメキシコ湾沖にある海底油田、今までどんな経緯があったのかはわかりませんが、今はイギリスのBP社が経営権を握っているようです。で、現場をよく知らない机上の経営者がよくやるパターンで、「最初の計画から遅れが生じているからさっさと掘れ」「迅速に進めるためには内部の基本チェックなんか、やらなくていい。今まで問題なくやれてたんだから大丈夫なはず」と、基礎の検査をすっ飛ばして強行するものですから、やっぱり事故は起きてしまいます。でもこれって、もし事故が起きなかったら、「それみろ」みたいに、事故が起きるまでチェックを省略してすっ飛ばすんでしょうね。いつかは起きた事故だと思うのです。このBP社の幹部にジョン・マルコビッチ。

そもそも、「計画より随分遅れてる」って、進行計画は誰が何に基づいて作ったものなのでしょうか。最初から無理な計画だった可能性はないのでしょうか。現場は、カート・ラッセル率いるたたき上げのベテランたちがたくさんいます。部下たちを守るため、カート・ラッセルはBP社に楯突くのですが、時すでに遅し。もう戻れないほど突き進んでいたのです。仕方がない。出来る限りのことをやり、掘削を始めた労働者たち。しかし、事故は起きてしまいます。

この事故の映像や、救助のようす、ベテランたちが何とか食い止めようとする働きはなかなかリアルに描かれているのだろうと思います。実際、見たことがないので確信はないのですが、ドキドキ・ハラハラしました。怖いですねぇ。本当に恐ろしかったです。あんな炎と設備の倒壊、しかも周りは海。信じられない。見ているだけで気を失いそうでした。私なら早々に諦めてしまうでしょう。本当に怖い。

主演はマーク・ウォルバーグ。実際に助かった本人、さすがにその後、海に戻ることはなかったのだそうです。それから、マークの妻にケイト・ハドソン。なんか久しぶり。うれしかったです。

良作ですが、心臓の弱い人にはすすめません。

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