「美女と野獣」のディズニーが、「ラ・ラ・ランド」でアカデミー賞®を受賞したエマ・ストーンを主演に贈る実写映画最新作。
名作アニメーション「101匹わんちゃん」に登場するディズニー史上最も悪名高き “ヴィラン”<悪役>であり、映画史上最もアイコニックな白黒ファッションでも有名な“クルエラ”の誕生秘話が、衝撃の《パンクロック・エンターテイメント》として過激かつスタイリッシュに明かされる。
パンクムーブメントが吹き荒れる70年代のロンドン。親を亡くした少女エステラは、反骨精神と独創的な才能を活かし、ファッション・デザイナーになることを決意。ロンドンで最も有名な百貨店リバティに潜り込む。
そんなある日、伝説的なカリスマ・デザイナーのバロネス(エマ・トンプソン)との出会いによって、エステラはファッショナブルで破壊的かつ復讐心に満ちた”クルエラ”の姿へ染まっていく──。
なぜ少女は悪名高き”ヴィラン”に変貌したのか?(ディズニー公式サイトより)
<2021年5月30日劇場鑑賞>
小さい頃は「101匹わんちゃん大行進」とか言ってその存在を知ってはいても、実は話をちゃんと知らない私でした。今回はイギリスが舞台だし、歴然と貴族とかが存在する世界なので、オリジナルがそうだったのか、今回アレンジされているのか、わからないけれど、とにかくわかりやすい話の展開で「こういう話だったのか~」ってとても理解できました。
小さい頃からエキセントリックで人とは違ったエステラ。そのパンクな才能が田舎では受け入れられずに退学に。そこで母親とロンドンへやって来るのですが、とあることが原因で母親は亡くなってしまいます。知り合いもなく孤児となってしまったエステラ。でもそこはそれ、「オリバー・ツイスト」のごとく、ちゃんと居場所ができて、それなりに才能のある仲間に囲まれて成長するのです。でも、大きくなると、やっぱり「もっと自分を生かせる場所があるはず」という意識は芽生えます。そこから、エステラ(と仲間たち)の冒険が始まるのです。
おもしろかったですね。やっぱり美しいエマ・ストーンとそこそこの年齢なのに美しいエマ・トンプソン(写真3枚目のサングラスの女性)。そして、最近よく見るマーク・ストロング!マーク、働き過ぎじゃないかい?借金でもあるのか?(笑)。個人的に一番好きだったのが、エステラの仲間のジャスパー。多才な上に優しい。実はエステラに惚れてたんじゃないかな。いや、そうなんだろうね。デザイナーを目指していたエステラ、物心つく頃からちゃ~んと裁縫が得意でした。ミシンを自在に操って洋服を仕上げて行くさまは、ココ・シャネルのようでした。彼女の映画でも、小さい頃から裁縫が得意でいろいろ縫っている姿が描写されてました。才能のある人って、すごい。幼い頃からそんなに得意なものがなかった自分は、だから凡人なのだな、といつも感心する次第です。
この後、エステラたちはどうなってゆくのかな。続編の企画はあるのかな。