田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅(Alice Through the Looking Glass)

2016年07月19日 07時14分12秒 | 日記

42_20160419143520c8b.jpg

 ティム・バートン監督が「不思議の国のアリス」をもとに描いた大ヒットファンタジー「アリス・イン・ワンダーランド」の続編。悲しい過去にとらわれたマッドハッターを救うため、時間をさかのぼる旅に出るアリスの姿を描く物語で、バートンはプロデューサーとして参加。「ザ・マペッツ」のジェームズ・ボビンが新たに監督を務めた。ミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップ、アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム・カーターら前作の豪華キャストが続投。2016年1月に他界した名優アラン・リックマンも前作から引き続き声の出演を果たしており、本作が遺作となった。(映画.comより)

 

 

 

 これがアラン・リックマンの遺作かと思えば、冒頭からのナレーションも感慨深いです。本当に「いい声」でした。

さて、前作も鑑賞したものの、ストーリーをあんまり覚えてなくて(コラッ!)主演がミア・ワシコウスカだったなぁ、とか、旧シリーズ「バットマン」のアルフレッドが当時「蝶」の声をやってたなぁ、とか、枝葉なことばかり覚えていて、肝心のストーリーを思い出せないでいました。

お話は当然前作からつながっています。前作のラストでは、結婚話を完全に蹴ったアリスが、なんらかの事業を継いで、当時珍しかった「女社長」としてやっていくぞ、そんな感じで終わっていました。(友人に聞いておいた・笑)

冒頭は彼女が「船長」を務める船が、パイレーツに追われた上に大波と浅瀬にぶちあたるという絶体絶命の場面。しかし果敢な彼女はその危機を機転でしのぎ、無事にロンドンに戻ります。しかし、3年もの航海を成し遂げている間に状況は変わったのです。母と共に暮らすためには、住宅と引き替えに船を手放し、女性らしく事務職に就く、という条件。ここで船を手放さなかったら住みかも失います。どうする、アリス?

というところで、例のワンダーランドへトリップ。ファンタジーの世界が幕を開けます。今回のお題は「時間の旅」。かわいそうなマッドハッターのために、過去を書きかえることはできるのか?という古典的な問いかけです。我々、ちょっとした映画ファンなら、それは無理なことはわかってますねぇ。過去に散々問いかけられて来た「過去は書き換えられないんだよ」と言う結果をまたもや見せつけられることになります。ただ、その過程を目にも鮮やかな世界が彩っている・・・そんな感じです。

ただ、自分の過去を自分が見ると・・・という描写、そのへんは驚きでした。そうなんだ~って。

個人的には、「エンジェルウォーズ」ばりに、困った時にトリップできて自分の世界にこもれる人って、幸せだなぁと思いました。立ち直れるし(笑)。その才能が欲しかったな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする