田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

ラスト・ベガス(Last Vegas)

2014年07月20日 22時18分28秒 | 日記

 

 

 ビリー(マイケル・ダグラス)とパディ(ロバート・デ・ニーロ)、アーチー(モーガン・フリーマン)、サム(ケヴィン・クライン)は、人生の後半を迎えた幼なじみの4人組。ある時、唯一独身を貫いてきたビリーが若い恋人と結婚することになり、結婚式が行われるラスベガスで久しぶりに顔を合わせる。どんなに年をとっても、悪ガキ時代からの絆や習性は変わらないまま。お楽しみはもちろん独身最後のバカ騒ぎ“バチェラー・パーティー”。カジノで大勝ちしたかと思えば、ビキニ・コンテストに審査員として参加。さらには、1本1800ドルのボトルまで開けてしまう。まさに人生最高のゴージャスな夜。しかしパディだけは浮かない顔で、ビリーとの間に生じた亀裂に拘っていた。実は2人の間には、58年前から続く決して埋めることのできない溝が横たわっていたのだ。やがて、波乱に富んだ一夜の大騒ぎが幕を開ける!(moviewalkerより)

 

 

 少し前に都会で上映されてた作品、落ちて来ました~。ラッキー!見逃していたんだ、これ。

お話は簡単。幼いころからの「悪ガキ4人組」の男たち。今はすっかりバラバラな地域に住み、人生も終わりに差しかかっているが、最後まで独身だったマイケル・ダグラスがこのたび結婚することとなり、超久しぶりに4人が集まってバチュラーパーティを開く、というもの。

もちろん、舞台はベガス。話はご都合主義なところもあります。4人のうちの一人がたまたま年金を賭けたら大勝したり、その元手でビキニコンテストの審査員をやってしまったり、派手なパーティを開いて若い美人をたくさん呼んであったり。そして、妙にその「人生の妙味」で若い女性にモテてみたり。

うんざりする人もいるでしょう。「エクスペンタブル」しかり、「レッド」しかりで、年寄り賛歌が多すぎると嘆く方もおられるでしょう。その通りです。豪華な俳優さえ揃えば、ある程度の手堅い売り上げは見込めるのですから。人類は確実に高齢化していますし、彼らを見たいという人もたくさんいるでしょう。

でも、そう構えずに見ると、楽しめました。俳優はうまいし、要所要所に笑いもしっかり仕込んであるし。メアリー・スティーンバーゲンという妙齢の女性も、話の肝として登場しますし、彼女の歌がまたいい!吹き替えじゃなくて本当に歌っているのでしょうね。彼女、本当は歌手?いい声してました。で、案外ズバズバ指摘するのです、おじさんたちに。客にここまで言っていいのか?という気もちょっとしましたが(笑)、若い娘ばかりじゃなくて、彼女が登場することによって、映画の雰囲気も変わってよかったと思います。

そして、4人の間には今まで触れられていなかった事実があったり、それぞれの家庭の事情があったりと、シリアスな話も織り込みながら、でもやっぱりハッピーエンデイングに向かって収束してゆきます。そりゃそうだよね、そうでなくっちゃね。

ともかく、予想がつく話と言ってしまえばそれまでですが、これは名優たちの演技と、なんだかんだ言っても続いてゆく友情を楽しむ映画として楽しむことをお勧めします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする