田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

アイルトン・セナ 音速の彼方へ

2010年11月01日 23時05分43秒 | 日記
あの頃・・・そう、天才アイルトンがいて、プロフェッサー・プロストがいて、本能のままのナイジェルや女性にもてまくるベルハルト、従順なデイモンやモレノ、おちゃめなピケなど(もちろん他にもいっぱい・・・)個性豊かなドライバーが揃っていて、おもしろかったなぁ。

日本もあの頃が一番盛り上がっていたような気がする。みんな燃えてたよね。

私は日本でF-1が開催されるようになって3年目くらいに見に行ったと思うんだけど、今ほど座席もなくて、歩きまくったのを覚えてる。

あのころって(今でも名を変えて存在するのかしらんけど)、SWCとかあって、ミハエル・シューマッハなんかはこちらで走ってた。ベンドリンガーとチームメイトだったと思う。
でも、その才能の片鱗は見えていて「そのうちF-1へ上がってくるんだろうな」と思わせた。

ともかく、本当におもしろい時代だったと思う。
確かに、マクラーレンにセナとプロストがいたころは16戦中15勝とかで「おもしろない~」と思ったこともあったし、ウイリアムズの車が良すぎたときは「つまんない」と思っていた。
でも、やっぱり見てた(笑)。つまらないことだけれど、「名前が同じだから」って、デイモン小暮閣下がデイモン・ヒルに寄付してたのを覚えてる。

今回のセナの映画では、その懐かしい頃を中心に、セナがまだカートで走っていた頃の映像から亡くなるまでの軌跡を(すこしセナ寄りの解釈も散りばめながら)描いてゆきます。

冒頭、「監修 森脇基恭」という文字が見え、「あら!」と思いました。それなら安心して鑑賞できます。

どんなスポーツでもそうですが、大きくなればなるほど、政治が絡んできます。そんなことはみんなわかっているんでしょうけど、それでもやっぱり一番を目指してがんばるんですね、だれしも。

あのころ(1980年代後半から90年代前半にかけて)、F-1を見ていた人間にとっては懐かしい映像が次々に現れます。
「あぁ、そうだったな、セナが初めてブラジルで優勝したときは、こんなふうに叫び声がそのままマイクに入って聞こえていたな」とか、「あ!このときは確かシケイン不通過とかで失格になったんだったな」とか、いろんなことが思い起こされるわけです。

そして、運命のイモラ。日本では泣きながらリポートする男が二人。今宮さんと森脇さんですね。あの時もらい泣きしたのを思い出して再び泣いてしまいました。

かの天才は、あのとき亡くなったから伝説になったのかもしれません。でも、やっぱり悲しいです。生きていて欲しかったですね・・・。
コメント
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