歯科と皮膚科では「アレルギー」において関わりがあります。
歯科では様々な材料を使いますが、お口の中に入れた材料によって体の別の
部分にアレルギーが生じることがあります。
皮膚科的に病名がつくものでは、「掌蹠膿疱症」という皮膚疾患が歯科用の
金属と関係がある場合があります。
歯科用金属に対するアレルギーによって、手のひらや足の裏に皮疹が出ることが
あるのです。
パッチテストというアレルギーテストを行い、歯科用金属に反応があればお口の
中の金属を除去します。
ただ、歯科用金属に対するアレルギーがかならず掌蹠膿疱症を引き起こすわけ
ではないので、除去するかしないかは慎重に検討する必要があります。