「歯周病」や「歯の根の化膿」担った場合に、急性症状がある場合には薬が有効で
あることを書きました。
両者とも細菌感染なので、化膿止め(抗生物質)によって細菌の活動を抑え症状を
軽くすることができます。
ただし、症状が軽くなったら薬はやめるべきです。
抗生物質は口の中だけではなく全身にいきわたります。
そして抗生物質を長期間飲んでいると効き目が悪くなっていきます。
これは耐性菌といって、抗生物質を長い期間飲んでいると抗生物質に慣れた
細菌が増えてしまうからです。
実際日本では気軽に薬を出す風潮があり、耐性菌が増えているようです。
特に、高齢者になった時に抗生物質が効かないと命にかかわることがあります。
そういうわけで、医科の先生から「歯科でむやみに抗生物質を処方して耐性菌を
作らないで欲しい。」という意見も出ているそうです。
歯科の病気は抗生物質で完治することはないので、抗生物質はなる
べく飲まないようにして治療で病気を治すようにしましょう。