歯を移植する場合、一番重要なのは移植歯の歯根膜(歯周靭帯)の状態です。
この歯根膜が良い状態であれば、移植後も歯は正常に機能します。
ですので、歯を抜く時にこの歯根膜をいかに傷付けずに抜くか、ということが
移植治療の成功の大きな鍵となります。
そのため、抜くのに苦労するような歯は移植に向いていません。
また歯根膜は乾燥するとダメージを受けます。
90分以上歯根膜が乾燥した状態になると、移植の成功率が下がります。
そのため、治療中は歯を乾燥させないように気を配る必要があります。
移植治療においては、「歯を丁寧にぬくこと」と「歯を常に湿潤に保つこと」が大切
です。
小幡歯科医院