入れ歯の「歯」の部分には大きく分けて3種類あります。
陶歯(セラミック)
最も硬いので、噛み切る能力が高いです。またすり減らないので長期間使用し
ても入れ歯の状態が変わりません。また変色しないのでツヤが失われることが
ありません。
デメリットとしては、欠けることがある、噛むときにカチカチと音が気になることが
ある、などがあげられます。
硬質レジン歯(ハイブリットセラミック)
セラミックよりもやわらかい材質なので、その分噛む衝撃が吸収されます。
噛む力が強くて、歯ぐきが傷つきやすい方や入れ歯が壊れやすい方には
お勧めの歯です。
デメリットとしては、セラミックよりもすり減るので噛み合わせの高さが低くなる可能
性があることと、やや変色することです。
レジン歯
もっともやわらかい歯です。やわらかいため調整が簡単にできます。
また使っているうちに歯が削れて、自然に調整されることもあります。
デメリットとしては、歯がすり減って3年くらいで噛み合わせの高さが低くなってしま
うことと、変色することです。