もう20年以上続いているのだろう。会社の仲間との万座温泉への“スキー合宿”。合宿といえど、人使いの荒い会社のこと、週末を利用した1泊2日の切ない楽しみ。常宿となるのが万座バスターミナルの裏手にある日本秘湯の会の会員の豊国館。あちこちで温泉に入るが、私は日本一の露天風呂だと思っている。
超有名な大手ホテルとそのロッジの下手にある目立たない温泉旅館。食事に全く気を使っていないのが残念だが、料金の安さと日本一の露天風呂、湯治客が多いのか食料の持込が少しだけ自由なことなどが毎年泊まる理由だろう。野天の風呂は長いところで15メートルほど、短いところが5-7メートル。混浴だが、4-5年前に女性用の野天風呂も作った。見たことがないので広さは不明。立って胸のあたりまで来るお湯の深さが心地良い。吹雪の中で、髪を凍らせながら入ったり、満天の星を眺めながら温まるのも最高。
ただ、スキー場の方はやや心配だった。3月末だけに雪質が悪いのは仕方が無い(3月上旬までは最高の品質を期待できる)が、上級者用の朝日山ゲレンデが閉鎖されている。リフトの座席が外れたままで動いていない。節電の要請があった為の仕業のなら仕方ないが、採算を最優先した対策だと情けない。下手なスキーでも万座に行ったら、一回は滑りたくなるコースだった。
去年のスキー合宿では、朝の4時まで呑み続けたそうだ。私は寝たり起きたりで参加したが、若い人たちは3時まで飲んで語っていた。布団は自分達で敷くが呑み続けることと鼾対策のためテーブルを中心に車座状に囲むのがいつものやり方。テレビを見るのも寝るのも、酒を飲むのも自由にできる。4人の場合は特に最高ですよ!!