Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

SCS-34J ジャンパー線の試作

2009年11月19日 | ピュアオーディオ

現在のSPシステムは「バイワイヤリング」と称して、SPターミナルが低音用と高音用に分かれているものが多くなっています。
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単純に「接続するSPケーブルの断面積」を稼ぐ事を目的にされています(断面積が大きいほど情報量が多くなる)が、SPケーブルを2セット使う様になります。

一般的にはSPケーブルは1セットで、SPターミナル間は「真鍮材」の接続や、「ジャンパー線」で接続されています。この「真鍮材」や「ジャンパー線」の「伝送ロス」が大きいのです。
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そこで先月SCS-33J(化け物シリーズ)のジャンパー線を商品化しました所「評判」が良く、今回は、SCS-34J(ルシファーシリーズ)のジャンパー線を試作して見ました。

Scs34jy

長さはSCS-33Jと同じ20cmですが、3本のケーブルが合わさりますとなかなか曲がってくれません。上の写真はバナナプラグを付ける前の状態です。

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こちらがほぼ完成品です。ケーブルの長さの試行錯誤が必要みたいです。今夜、自宅の707Jシステムで使って見ます。(現状は175DLHと#2405のパラレル化にYラグやジャンパー線を使っていません)

プラグはバナナプラグ-Yラグ仕様になります。Yラグもバナナプラグも「音質確認」をしていますので「伝送ロス」が極めて少ないものを選択しています。

このYラグやバナナプラグは一般に色々なメーカーが販売していますが、「伝送ロス」の少ないものは非常に少なく、うっかり変なモノを付けますと「ジャンパー線」の効果を極端に阻害します。以前「化け物ケーブル」を開発する時に「安物」のバナナプラグを使って誤った判断をしてしまい、商品の販売を1年遅らせてしまった苦い経験を持っています。