Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ゴールドウィングのセッティング

2009年11月01日 | ピュアオーディオ

JBLの3大ホーンのセッティングは基本的に同じ方法でセットしています。3年前に色々とセッティングを試して見ましたが「蜂の巣ホーン」(HL88)や「お化けホーン」(HL90)の様なドライバーをフランジに脚をつけて、ホーンをスタンドもしくはピンポイントスペーサーで受ける方法がベストだと思っています。

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HL88やHL90はJBL純正の「スタンド」(脚)がドライバー側、ホーン側にも有ります。しかし、HL89(ゴールドウィング)には有りません。ゴールドウィングの設置の基本形は「ハーツフィールド」になります。このゴールドウィングは「バッフル」に取り付けて使う様に推奨されていますが、自分が試した結果では、「ホーンバッフル」に取り付けると「響き」が死んでしまいます。この「響き」があるかないかで「音の豊かさ」、「音数」が決定的に違います。

ゴールドウィングのディフィーザーはアルミ製で出来ていて、特殊なデザインの為一種独特の「音色」が出ています。この音色を生かしつつゴールドウィングでしか出ない「弦楽器」の音色を作り出すことは非常に魅力的な事です。他のSPでは絶対出せない質感を出す事ができます。

「弦楽器」の音色や質感が有名なのはタンノイのⅢLZのホーンです。コーン型やドーム型でも「弦楽器」の質感は出す事ができますが、ⅢLZの「弦楽器」の音色を聴けばその優秀性は直ぐに理解できると思います。

今回「ゴールドウィング」でⅢLZを超える質感が獲得できました。#375+ゴールドウィングの世界は「音量」に気を煩わされる事がなくなります。