Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

FM放送がCDよりも生々しい

2014年12月31日 | ピュアオーディオ


屋根の上にアンテナを立てたら、FM放送はメインソースになった。CDやオープンデッキの音よりも「生々しい」のだ。チューナーのSONY ST-5000Fは45年前の機器。オリジナルの状態では電源ケーブルが直出しで、当時のサウンドしかしない。だから電源ケーブルを3Pインレット化して最高級のケーブルが使えるようにした。そして3年ほど鳴らしこんで「活性化」が完了している。そして昨日出力のRCAケーブルも最高級クラスに交換した。CDラインと互角のケーブル類となった。もっと早くアンテナを屋根の上に立てれば良かったと反省しきり。

当然サウンドも互角かそれ以上になった。昨日は「宮元亜門のDJ」を午後からづっと聴いていた。さすがはNHK。良いソース(音源)で鳴らしていますね。CDラインやオープンデッキのサウンドより上のサウンドになっている。ノイズはあまり気にならない。

こうなるとオープンデッキラインのケーブル類のグレードアップが急がれる。発注したケーブルは31日には到着の予定。合計50m以上購入した。一緒に使う「銀線」は十分に在庫を持っている。これでRCAケーブル作りに専念できる。

今日はイッセルシュテットの第九を聴いて一年の終わりにします。皆さん良いお年をお迎えください。

NHK-FMを堪能

2014年12月30日 | ピュアオーディオ
昨日5素子のFMアンテナを屋根に取り付けました。おかげで「ノイズ」は随分と無くなりました。今日改めて聴きますと「わずかな混変調歪み」を感じますが、何とか使えるレベルです。



使っているチューナーはSONY ST-5000F。4年ほど前に入手して総点検をプロに見ていただき使用しています。直出し電源ケーブルは余りにもショボイので、3年前に3Pインレットにして、当方の最高級電源ケーブル(フルテックFI-50仕様)のケーブルに交換して3年程になります。内部の回路は電源ケーブルで活性化していると思います。

NHK-FMの午後の番組で「甘いクラシック」の放送が有っていましたので、この番組をじっくりと聴いて見ました。聴いて行くうちに「サ行」がやや強調される音が出て来ます。この原因はチューナー~プリアンプ間のRCAケーブルのグレードが低いのが原因だと思い、当方の最高級クラスのRCAケーブルに交換しましたら大幅に「サ行」の強調は無くなりました。今までチューナーは殆どまともに聴けない状態でしたので、何かの機器に付いて来たパイオニアのOFCケーブル材と¥800/個ぐらいのコレットチャックプラグのケーブルを使っていました。

ようやくチューナーも本格的に使えるようになり、出てくるサウンドにもかなり満足感が出て来ました。SONY ST-5000Fは40年以上前のバリコン式のアナログチューナーです。当時SONYのフラッグシップチューナーで高値の花でした。図太いサウンドが出て来ます。オープンデッキと云い、チューナーも40年以上前の機器ぞろいですが、「アナログサウンド」は良いですね。今でもサウンドは古くなっていません。逆にCD等の「音の線の細さ」が気になります。

「らじるらじる」のPCを使ったデジタルのFM放送も有りますが、「便利な機器」は「ゼネラルオーディオの音」になり易いので個人的には眼中に有りません。

FMアンテナがようやく屋根の上に

2014年12月29日 | ピュアオーディオ


穏やかな日が3日程続いたのでやっと重い腰が上がりました。5素子のFMアンテナを購入して1ヶ月以上、やっとアンテナを屋根の上に上げました。言葉では簡単ですが、TV用のアンテナも一緒に取り付けていますので、こちらの方で面倒なネジのサイズ関係で何度もホームセンターに通い、屋根の上にも当然何回も登りました。


5素子のアンテナを室内で組み立てていたら、長さが2.5m×2.5m程有りますので、置き場所に困って屋根の上に昨夜置いておきました。

朝から取り付けを始めて、屋根部分が終わったのが13時半。それから屋根裏に登り、埃と足場のない処で悪戦苦闘1時間、ようやく部屋の中に同軸ケーブルを入れ込みました。それからチューナー側の端末処理と部屋の中の取回し配線工事。ようやく終わったのが15時。音出し確認しましたが、「ノイズ」がまったく聴こえません。従来SONY ループアンテナを室内で使っていた時は、ボリュームを9時の方向以上上げるとノイズが多くて聴けませんでしたが、「外部アンテナ」の威力は素晴らしいです。11時の方向(爆音)でもノイズは感じません。



今まで使っていたループアンテナは、隣の部屋のサブシステムのSONY ST-5150Dに接続しました。取り付ける部屋も変わりましたので、こちらも実用域でノイズは感じなくなりました。これでチューナーの受信対策が完了しましたので、「FMエアーチェック」の準備が整いました。



サブシステムは管球プリ+サトリパワーアンプでドライブに切り替えています。もう少しユニットの性能が有ると良いのですが・・・。しばらくは鳴らし込みを続けるしかないでしょう。

ブルーノートレーベルも色々有る

2014年12月28日 | ピュアオーディオ


クラシック音楽ばかり聴いていたのでJAZZは1年生です。来年からJAZZのCDを本格的に集めようと考えています。上の写真は現在持っているブルーノートレーベルのCDをNoやリア面の「ブルーノート」表示の違いで分けて見ました。現在の状態で5種類程確認出来ます。もっと沢山有ると思います。この中から「音質」の良い盤を探さないといけません。ジャケットはLPのオリジナル盤と同じ表紙ですが、輸入盤や復刻番、復刻の復刻版、日本盤等が入り混じっています。どのNoシリーズが良いか?は聴いて見ないと判りません。聴いて見れば直ぐに判る事です。



ブルーノートレーベルのCD表面です。特徴の有るデザインで一目で判ります。ただ、このデザインに騙されてはいけません。



良く見て欲しいのは、上の写真の「裏面」です。「ブルーノートJAZZ CD」と云っても、多分「音源」が違います。どれを集めたら良いか自分で勉強して探すしか有りません。個人的には比較試聴済みで、特定のNoシリーズを集めようとしています。


懸案事項の実施の準備

2014年12月27日 | ピュアオーディオ
オープンリールデッキも順調に眠りから目覚め始めています。A7030GSLは音質が頭打ちになり、A7400RXもそろそろ目一杯になってきました。次の準備を始めないといけません。

現在の懸案事項は、
1)チューナーのアンテナを屋根の上に立てる・・・5素子アンテナを入手して1ヶ月以上眠っている。
2)オープンデッキ用のRCAケーブルの伝送力アップ・・・4m仕様×2セット、1m仕様×4セットの新規作成

アンテナは手元に有りますので組み立てて、必要なパーツを近所のホームセンターで調達できます。既にケーブル(20m)と端末金具は準備できています。そろそろアンテナを組み立てて、本腰を入れたいと思います。

RCAケーブルの線材が十分有りませんので、ベルデン88760 を40m発注をかけました。88760は現在シングル仕様で使っていますが、次は特殊な組み合わせ配線にして、「伝送能力」を5倍程度(使用する線径が5倍)に引き上げようと予定しています。周波数特性のノビ(低域・高域)やエネルギー感、音数の増加をさせ、CDラインと互角の伝送特性にしたいと考えています。

いよいよ来年は「FMエアーチェック」を再開させたいです。

オーディオマニアから音楽マニアへ

2014年12月26日 | ピュアオーディオ
メインシステムが出来上がって、年相応の内容になって来た。もうここら辺で「オーディオマニア」を卒業して「音楽マニア」になりたいと思っている。

過去40年余りはクラシック音楽をメインに聴いて来た。今までは「どんな音を出したいのか?」、「イメージする音を出すにはどうしたら良いか?」と進んで来て、4Mや5原則、TPM、QC手法を使って色々な実験を実践して来た。主にシステムの構築に精を出した状況で有った。

来年からは「ソフト」の勉強に力を入れて行きたい。クラシック音楽のソフトとしては、LPやCDをそこそこ所有している。しかし「音源」まで吟味したものではない。クラシックの場合、演奏者と曲目や録音の日付等が一つの目安みたいにして購入していたが、ここに落とし穴が有る。1stのオリジナル盤が手に入れば良いのだが、一般には「オリジナル盤」は手に入らない。日本でプレスされたLPないしCDではオリジナル盤ではない。録音が日本でされたので有ればオリジナル盤になるのかもしれないが・・・。

何を言いたいか?と云うと、クラシックにしろJAZZにしろ、「音源」が非常に大事だ云う事。私の言う「音源」とは「最初のマスターテープ」の事。このマスターテープに近いほど「原音に近い」。1980年以前は殆どが「マスターテープ」と云うオープンリールで録音され、編集されている。これがLPやCDの元になっている。

単純に演奏者と曲名や録音日付等では計り様が無い。良い「音源」のレーベルやオリジナル盤の見分け方を勉強する必要が有る。現在「ブルーノート」JAZZのCDを集め様としている。CDのダビングやLPからCDになったモノも有り、マスターテープのコピーを繰り返して、音質劣化の激しい盤も有る。これらを購入する前にジャケットで見分ける必要が有る。

音の傾向が相当違う

2014年12月25日 | ピュアオーディオ


TEAC社の当時のフラッグシップ機のA-7030GSLとA-7400RXを使っているが音の傾向がまるで違う。JAZZを聴いていて楽しくなるのは、古い7030GSLの方で、再生専用でも手元に置いて置きたいと思っている。とにかく「音が弾む」(躍動感が有る)のだ。必然と7030GSLの使用頻度が上がる。

一方、A-7400RXの方は、全体のスコアを見渡せる様な表現の仕方で、一種冷めた様なサウンドだ。同じテープを7030GSLの後にかけると、JAZZ等は「冷めて」しまう。クラシックのオーケストラ等は非常に相性が良い様に思うが今一乗れない。7400RXも手元に来てから約1ヶ月が経過した。音の出方も以前の「奥まった表現」から「前に出て来る表現」に変わって来た。もうそろそろ目覚め始めていると思うが、まだもうしばらくかかるのかも知れない。

他社のフラッグシップ機も聴いて見たいと思うが、置き場所が無い点と、なかなか良い出物が無い。有っても非常に高価で予算が足りない。本命の2台も今では要らないかな?とも思えて来た。「なにを今さら苦労の種をしょいこまなくても・・・」と頭のどこかで冷静な自分がブレーキをかける。

エロル・ガーナーのピアノは楽しい

2014年12月24日 | ピュアオーディオ


オープンデッキのサウンドばかりの毎日ですが、CDも仕入れています。今日は注文していたエロル・ガーナー、アイク・ケベック、ジョー・ヘンダーソン の3枚のCDが着きました。エロル・ガーナー以外はブルー・ノートレーベルの輸入盤です。

40年前のFM放送の録音でエロル・ガーナーの「四月の思い出」と云う曲の、ピアノが踊りだす様な独得のタッチのピアノに魅了されて購入しました。もう1枚注文しています。

今回のCDは録音した曲と同じ演奏ですが、「音源」が悪くなっています。おそらくコピーのコピーではないか?音の鮮度が違うと思います。もう1枚の方が原盤に近いと思うので期待しています。

アイク・ケベック、ジョー・ヘンダーソンの演奏はまったく知りません。今回が初めての試聴です。どんな曲か、演奏なのか楽しみです。

機械に振り回されない様に

2014年12月23日 | ピュアオーディオ
オーディオの趣味は奥が深い。長くオーディオマニアをしているからと云って、「良い音」が出ているとは限らない。30年、40年やっていて、高級機をずらり揃えていても大したサウンドになっていない場合が殆ど。何故だろう?機械に振り回されている方が非常に多い。機械を振り回すくらいの情熱が要ると思っている。

メインの仕事が有ってサブで趣味をしている。初めから「取り組み姿勢」に問題が有る様に思う。オーディオは殆どが「音楽を楽しむ」為のモノ。仕事の疲れを癒すのが目的で有るが、それも長じて行くと仕事と同じくらいハマり込んでやらないとモノにならない。

仕事の場合、4Mや原理原則を考えてやっているのに、趣味になるとそんな事は忘れて「電気」は良く判らないと逃避している方が非常に多い。もっと積極的に「電気」の事や「電気の原理原則」を知らなければ良いサウンドにはならない。

「良いサウンド」の基準は人それぞれにまちまちである。「好みが違うから」と片付けられている場合が殆ど。「音は人なり」と云う言葉も有るが、私は余り好きではない。「絶対音質」(客観的音質)は存在する。若くして良いサウンドを出している方もいれば、何十年やっていても「初心者」のままの方もいる。この違いは何だろう。「問題意識」の持ち方とトライする事への考え方の違いではないだろうか?あくまでも個人的所感である。

TEAC A-7030GSLの「録音不具合対策」にほぼ目途が立った

2014年12月22日 | ピュアオーディオ


9月25日に入手したA-7030GSLは「録音」のみが不具合でした。録音が正常に出来たり、RchとLchの録音レベルの差が大きかったりとなかなか安定しませんでした。その間「観察」を続けてました。「どんな時に正常に録音出来て、どんな時に不具合になるのか?」を、録音しては再生してチェックしていました。今日もその一環として「ハンコック/処女航海」を録音し、再生を確認していましたら、最初から3曲目までは一方的にRchのレベルの方が高い(Lchの録音レベルが極端に低い)状態でしたが、4曲目のパルシブな音に反応してLchが目覚め出したのです。



初めからLchにパルシブな信号を入れれば、上手く録音出来るのではないかと思い、「MJQ/ジャンゴ」を録音しましたら正常に録音出来ています。ほぼイメージ道理に行きました。

Lchの録音レベルは正常なRchの1/10程有りましたので、機能的には「録音」は出来ていました。後は録音の「量」の問題(電気の流れる量が少ない)だと思っていました。どうやったら「機能修復」が出来るか?を探っていました。

今まではテープを使って「録音」をしていましたが、これでは一か八かの賭けみたいで、テープの痛みやロスになりますし、毎回毎回「録音しては再生」では時間がかかります。A-7030GSLには「PAUSE」ボタンが有りません。録音回路に信号を流しっ放しにする事が出来ません。そこで「機械をだまして信号を流す事」を考え付きました。古典的な方法ですが、これで1週間程信号を入れ続ければ「完全復活」出来ると思います。「機械をだます」準備が出来ましたので早速トライです。年内には復活できるでしょう。