Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

BC‐Ⅱの内部配線の「ルシファー化」 グレードアップ

2009年08月31日 | ピュアオーディオ

まだ残暑が厳しいのですが9月の声をききますと幾分涼しさを感じます。これまでやりたくても手を付けられなかった(熱くて作業できなかった)事に着手を始めました。

まず最初はオリンパスの部屋に有るBC‐Ⅱの内部配線のグレードアップです。今までは「化け物シリーズ」の配線でした。この状態でも十分なサウンドのクオリティを持っていますが、他のメインSPはすべて「ルシファー」にしていますので、やはり「ガタ落ち」の質感に感じてしまい、SWを入れる回数がどうしても減ってしまいます。前回はネットワークの端子がか弱くて「ルシファー」の配線が出来ませんでしたが、今度はネットワークに手を入れて端子を頑丈にして始めます。1週間ぐらいの時間を作ってやる様に計画しています。
Bc2_bffo_2

写真では配線は「化け物シリーズ」です。ネットワークを取り外して手を加えている最中です。中身はお見せできません。


JBL DD66000 エヴェレスト専用トレール (SPスタンド)

2009年08月31日 | ピュアオーディオ

JBL DD66000 エヴェレスト用トレール本体が完成してきました。SPの色が「メイプル」ですのでトレールも「メイプル色」で合わせています。

Sts660002

今までに何回か問い合わせが有りニーズが強い事は判っていましたが、なかなか良いデザインを考案できずに見合わせていました。今回写真の様なデザインで完成いたしました。

出来るだけコンパクトで低音のヌケが良く響の美しい「音質」を求めました。もちろん、一度トレールに載せてしまえば一人で移動や向きの調整が簡単に行えます。

使用したキャスターも6個/台として300Kgの耐荷重に設計しています。使用する積層材の大きさも今まで使った事のないサイズになり、強度も十分に取っています。1個の重量が18Kg有ります。(見えない部分に補強を入れています)

今回はスペーサーも同色に合わせていますので、スペーサーが完成次第お客様の処に発送します。


SN#1000番台のJBL LE15A(16Ω)ウーハー

2009年08月30日 | ピュアオーディオ

昨日#1000番台のシリアルNoのLE15Aが入荷しました。外見とSNをチェックしただけで再梱包し「エッジ交換」に出しました。

LE15Aはオリンパスのウーハーです。これまで8万番台、7万番台、2万番台、8000番台と使ってきました。8000番台より前は16Ωになるようです。

今回のLE15Aはブルー塗装の初期型、パラゴンに付いていたものだそうで、音質がどのようなものか大変楽しみにしています。多分来週エンドには修理が終わって入荷すると思いますので非常に楽しみです。

今までの例で行くと同じLE15Aでも8Ωより16Ωの方が「音の品位が高い」傾向にあります。今回は16Ωでも初期型になると思いますので、LE15Aが開発された当時のサウンドに出会う事になると思っています。


自宅システムのCDPの「活眼/覚醒」

2009年08月29日 | ピュアオーディオ

8月23日のブログに「神様は時々うれしいプレゼントをくれる」と書きました。

【6L6Gシングルアンプが活眼したのかトランスが活眼したのかは判りませんが、「劇的」に音数の多さと質感が改善されているのです。】

と書いたのですが、どうもCDPのD732の「活眼」の様です。D732は4月29日に導入して、7月の上旬に一度「活眼した」と思いこんでいましたが、今振り返って見ますとこれは「信号伝送」系(SCX-24)の活眼の様だと思います。今回は「電源ケーブルSCE-45S」によるCDP本体の活眼の様です。
C290

今回の活眼で「音の広がり感が大きく変化」して「音数」や「音のヌケ・キレ」も劇的に向上しています。この現象は「電源ケーブルの活眼」の時の症状です。

今まで「ウーハーのパラレル化」でテレフンケンのRB46を入れたり、抜いたりしていましたが、今回の「激変」以降、RB46を入れても「違和感」がほとんどなくなっているのです。

電源ケーブル「SCE-45S」(ルシファー)の場合、毎日聴き続けて約半年くらいかかります。今回も丸4ヶ月かかっています。

D732の電源ケーブルにこのSCE-45Sを使っています。この機器の本当の実力が出始めたのだと思います。
6l6_singl
トランスや6L6シングルアンプは最初から、内部配線を「シリウスケーブル」にしていますので意外とチャージ期間は短くなります。


RCA箱システムのパワーアンプ 交換

2009年08月28日 | ピュアオーディオ

Rca_system1 RCA箱システムのパワーアンプをMC2600にして、この1ヶ月づっと聴いていましたが「欲求不満」が溜まっていましたので、パワーアンプをTrail仕様 6L6ppステレオアンプに交換しました。
Mc2600

MC2600で気になっていたのが
1)音のヌケ・キレが今一。
2)音の輪郭がぼやけている。
3)聴いていて心が弾まない。
6l6pp

これをTrail仕様 6L6ppアンプに交換しますとほぼ解消されます。音数の増加、ヌケ・キレの大幅な改善、高域の張り出し、余韻の増大、SN比の大幅改善・・・。

これでこのシステムの不満点が大幅に改善されました。心地好さが戻って来ました。

MC2600も良いアンプですがプラグ類の質が悪いのでどうしても「音がくすむ・ナロー・ボケる」方向に行きます。その大きな原因が「真鍮製」のSP端子です。しっかりと固定は出来るのですが「真鍮」の材質そのものに原因が有ります。

それともう一つ、マッキンは117V仕様で作ってありますので、日本で使う場合は117Vへステップアップトランスを使って電圧を上げてやらないといけません。100Vでは音数や音のキレ・ヌケ等の不満が出てきます。

これに対して6L6ppのTrail仕様アンプはXLRソケット、SP端子にフルテックの最高級ロジウム仕様を使っています。SP端子だけで¥17000円かかっています。球は6L6のメタル管ですので最高に良い音質の管では有りません。WE350BやSTCの6L6Gを使えばまだ数段音質が上がります。一聴すれば判るぐらいの変化をします。

モニタールームで1日中音楽を鳴らす用途で使いますのでこのメタル管の音質でも十分納得でします。長寿命で安価なのがうれしい所です。


毎日、毎日・・・

2009年08月28日 | ピュアオーディオ

毎日、毎日ステレオの音楽を聴き続けています。聴くソースは毎日変わる訳ではないけれど、とにかく「聴く時間」が長いのです。

午前中は10時前から12時まで(2時間)。昼食の為中断して13時から夕方18時半まで(5,5時間)、夜は22時から0時半まで(2.5時間)。合計すると1日10時間位になります。こんな生活がもう5年以上続いています。

試聴する「仕事」が入らなければ「機器のお守り」で順番にかけていきます。気に入ったCDが有りますと1ヶ月くらい毎日聞き続けます。CD丸ごと丸暗記します。曲を記憶に焼き付けておきます。何度も繰り返して聴きますと、装置が変わると「どこが違うのか?」が直ぐに判ります。

出ているサウンドの質がちょっと下がるとてき面「聴きたくない病」にかかります。これが困った物で、大枚はたいて買った機器やパーツが残念なサウンドの時は「ごみ」に見えます。

すべてのシステムのグレードが最高のシステムと同等と言う訳には行きませんので、聴く時には「割り切り」も必要です。望んでも出ない「音質」も有ります。

結果的に事務所の場合、オリンパスかRCA箱システムを聴く回数が増えます。この時期熱の発生は避けたがるのでオリンパスのシステムがお休みする回数が増えています。・・・と言うか次はRCA箱システムの「グレードアップ」ですので、どこに何を持ってくるかを聴きながら考えています。CDP・プリアンプ・パワーアンプ・SPユニットも検討中です。

土曜日にはオリンパスの低域用のウーハー、LE15AのSN#1000番台のユニットが入ってきます。入荷する状態は「エッジなし」の状態ですので直ぐにエッジの張替えに出します。音出しは9月に入ってからになると思います。そうなると現在使用中のLE15AをRCA箱に移植してサウンドを確認してみたいと思います。

伏線ではいろいろやっていますがまだお披露目出来る様なところまで行っていませんのでご容赦ください。

修理不能で帰ってきたSD-9200!!2台とも手を入れてくれたのか?直っています。読み取り不良でピックアップの部分に問題が有ると思っていましたので、不具合をチェックしてくれた時に「手を入れた」可能性が高いです。今まで使えなかった機器が「正常」に使えるのですから。
修理担当者さんに感謝です。


JBL K2 S9500SE のウーハーエッジ交換終了

2009年08月26日 | ピュアオーディオ

ご近所のJBL K2 S9500SE のウーハー4発のエッジ交換が本日出来あがって来ました。お客さんの所での交換の予定は明日でしたが、急遽本日の作業となりました。

エッジ交換で帰って来たウーハーはまるで新品の様な出来栄えでお客様に喜んでいただきました。

交換作業の無事に完了し音出し確認をしましたが、音の伸びが交換前とは随分と違います。交換前はどこか空気が漏れていたのかも知れません。

取り付け作業では「ネジの締め付け」に一番気を使います。これは4個とも私一人で均等になる様に丁寧に何度も締めて合わせて行きます。

MOLD金型のメンテ(保全)の経験が有りますのでトルクを身体で覚えています。この辺の締め方でもサウンドは随分と変わってきます。

お預かりしてからちょうど1週間で完了となりました。

昨日また「SP修理」の依頼を受けていますので、昨日から本日の午前中は「不具合の確認」をしていました。不具合の状況をつかみましたので本日修理に出しています。こちらも約1週間ほどで完了の予定です。


神様は時々うれしいプレゼントをくれる

2009年08月23日 | ピュアオーディオ

先月29日に自宅のシステムのアンプとライントランスを、6L6GシングルアンプとライントランスST-X2に交換しました。

交換直後からなかなかな再生音を出していましたが「もっと情報量が欲しい」気にさせていたので「ウーハーのパラレル化」もやって見ました。しかし、結局「音色」と「音の出方・質感」に違和感を覚えますので「再トライ」を考えていました。

それでもめげず毎日2時間は聴き続けていました。神様は時々うれしいプレゼントをくれるようで一昨日辺りから「SPの鳴り」が大幅に変化したのです。

6L6Gシングルアンプが活眼したのかトランスが活眼したのかは判りませんが、「劇的」に音数の多さと質感が改善されているのです。

この状態なら「ウーハーのパラレル化」は必要ないと思わせる変わりようです。低音の深みと沈み込みが大幅に改善されてきていますので、SP間の音数も周波数レンジも不満がなくなりました。うれしい誤算になりました。

オリンパス用のウーハーLE15Aの1000番台連番のユニットも入手できる運びになりましたので楽しみが増えました。もっともこちらはエッジ交換をしないと使えませんので、もうしばらくは音出しができません。入手次第エッジ交換に出します。


RCA箱システムのウーハーパラレル化その後

2009年08月22日 | ピュアオーディオ

この頃、一番聴くのは「RCA箱システム」です。ウーハーのパラレル化でLE8Tを追加してから低域の充実が著しく、聴いていて非常に心地よいのです。
Rcabox2

CDPにはSD-9500ですのでちょっと物足りないのですが、その物足りなさを「SPユニットのパラレル化」で補っています。送り出し側の非力さを出す側のSPの充実で補完しているのです。

元々の低域がD130×2発(左右で4発)ですので量感に不足は有りません。以前は座っている椅子まで波動がビシバシ来ていましたが、LE8Tを追加した事で音数が増え、圧抜きをしてくれますので「波動」はほとんど感じなくなりました。これは#375とハイルドライバーの組み合わせの効果と同じです。
Rcabox1

現在はSP間に音がびっしり詰まっていてセンターにSPが有るかのような低位の良さです。今日はショルティ指揮のマーラーの6番を聴いています。音が軽く弾んで圧倒的な音数ですので実に心地よいです。中高音はオリンパスや707Jと変わらないユニット配置ですので申し分ありません。特に375+HL90の組み合わせはJBL最強の中音だと思います。

このシステムも来月にはまた色々と実験を重ねます。LE15Aをもう1セット入手する手配が済んでいますので、現在オリンパスで使っているLE15AをRCA箱システムに導入してLE15A+D130+LE8Tのウーハーの組み合わせのサウンドを体験したいと考えています。その頃にはEMT#981も修理を終えて帰ってきますのでCDPの充実もまた「音質アップ」に貢献してくれることでしょう。


次の計画・・・

2009年08月21日 | ピュアオーディオ

夏場は暑い日が続き何もする気が起きないので秋に向けて準備をしています。EMT#981も修理に出しました。SD-9500も1台修理に出しました。SD-9200(2台)は修理不能との事です。

オリンパスのウーハーLE15Aは8万番台、7万番台、2万番台と来て現在8000番台を使用していますが、今度は1000番台を入手予定で、エッジもギャザードエッジにして使う予定です。こちらは150-4Cも考えましたが、現在のLE15A(16Ω)のサウンドが気に入っているのでLE15Aの最初期型にしました。

自宅のゴールドウィングのホーンH5039の片方の変形が気になりますので、こちらも純正品をもう1セット入手しています。作業が涼しくなったら交換する予定でいます。

実際に「正常化」して見てサウンドがどう云う風に変化するのか楽しみです。小さなことでもサウンドに出てきますと気にかかります。

この夏場に不具合な所を是正する準備を終わりたいと思っていますが、まだまだ準備しないといけない部分が有ります。